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「いわきの12人」、全国でいわきをアピールします!(東京都新宿区)

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「いわきの12人」をご存知ですか?

いわき市、そして福島県の震災からの復興を願い、新たな産業を興すべく立ち上がった12人の人たちがいます。彼らが結成したのが「いわきの12人」というグループなのです。昨年11月の結成以降、築地の場外市場や首都圏のイベント会場などに出店し、地元の特産物を販売しながら、いわきや福島の元気ぶりをPRしています。
その「いわきの12人」が、9月7日、東京・新宿駅の西口広場に出店するというので、早速足を運んでみました。

 

店頭には、いわきのパティシエの手による洋菓子や古殿町名産の味噌、湯本温泉の源泉を使用した石けんなどが並んでいます。店先には「いわきの12人」の顔写真入りポスターも。

 

ブースの中をのぞき込むと、ポスターにある12人のうちの1人、宗像雄治さんの顔も見えます。早速、話を聞いてみました。
いわき湯本温泉の「旅館こいと」で支配人を務める宗像さんによれば、12人のメンバーは地元の農家や漁師、カメラマンまで多様な業種の人の集まりで、もともと地元の町づくりに関わっていた人たちなのだそうです。


宗像さんが勤める「旅館こいと」の温泉水で作られた石鹸。ふだんは旅館でしか買えない人気商品です。


こちらも「12人」のメンバーの手による本格バウムクーヘン。


アオサを練り込んだ「青のり麺」。こちらも「12人」のメンバーの手による一品。

 
コーヒーやジュース、古殿の天然醸造味噌もあります!

 

「いわきや福島が被っている風評被害を少しでも払拭しようということで、昨年来、全国各地を回ってきました。商品を買いに来てくれるお客さんは意識が高い人が多くて、『がんばってね』と声をかけられることも多いですね。」
ブース内にもう一人、男性の姿があります。実はこの人が、「いわきの12人」の仕掛け人なのだそうです。東京で町づくりのコンサルタント会社を経営する小熊俊行さんは、いわきの町づくりに20年近く関わってきた人物です。


スタッフのみなさんで一枚。前列左が宗像さん、同中央が小熊さん。

 

「震災後に、いわきの情報が全国に上手く伝わっていなかったでしょう?そこで、以前から町づくりのプロジェクトに関わっていた人たち12人に声をかけて、インターネットを使って情報を発信していこうと考えたんです。それも、団体としての声ではなく、個人の声を発信していこうと……。

昨年11月にサイトを立ち上げて、今日のようにマルシェを開くことも始めました。僕らの店にきてくれるお客さんは福島県産品のよさを理解してくれています。ですが、大手のスーパーの中には、震災後に福島県産品の取り扱いをストップしたところもあります。そういう流れをなんとか変えていきたいですね。」と小熊さん。

住民自らが立ち上がり、全国でいわきの物産を宣伝する。その逞しい行動力から、大きな希望を見せられた気がしました。


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