土湯温泉は、福島市街地から西へ約16kmのところにあります。
歴史と伝統ある特産品「土湯こけし」が有名。
土湯温泉街には、所々にかわいいこけしが笑顔をのぞかせています。
また、自然が豊かで春から夏には花めぐり、秋から冬には紅葉狩りを楽しめます。
さて、土湯温泉には、温泉はもちろん様々なグルメスポットがあり、
温泉街を散策しながら美味しいものをいただく事ができます。
今回は、こんにゃく専門店の「金蒟館」さんと女子旅におススメの「ひさごCAFE」さんにおじゃましました。
「金蒟館」さんは、平成8年1月にオープンしました。
こちらで販売されているこんにゃくは、すべてお店の工房で手作りされています。
午前9時にこんにゃく作りを始めて、完成するのは午後3時頃だそうです。
こんにゃく作りはすべて手作業で、力仕事なので大変ですが、
おいしい手作りのこんにゃくはプリプリしていて、食感がとても良いそうです。
原材料のこんにゃくいもは、当初は福島市の荒井地区で生産されたものを使っていましたが、
現在は生産量が減ってしまったため、宮城県産のものを使用しています。
さしみこんにゃく(1個210円、3個で530円)はカラフルでとってもキレイです。
こんにゃくの想い出(プレーン・ごま・ゆず)、かぼちゃのときめき(かぼちゃ)、熊笹のささやき、にんじんの純情(にんじん)。
とっても面白いネーミングです。
こんにゃく粉を混ぜ込んだ「こんにゃくアイス(1本210円)」は、
あずきミルク・ブルーベリー・塩など10種類もあり、こちらもバリエーションが豊富です。
できたてのちぎりこんにゃくをごちそうになりました。
手作り感のあるごろっとしたこんにゃくは、心まであったかくなります。
ちぎりこんにゃくは(田楽みそ味・しょうゆ味)1本130円です。
お話を伺った渡辺誠さん(右)お二人共、明るくて元気をいただきました!
続いて、金蒟館さんのすぐ近くにある「ひさごCAFE」さんへ
平成18年にオープンした店内は、とってもかわいらしく、20代~60代の女性のお客様が多いそうです。
オーナーのご両親がすぐ近くで「味工房ひさご」さんというおそばやさんを営業されています。
お店の名前は同じ土湯温泉でお店をやるならという事で、「ひさごCAFE」さんと名付けました。
おすすめメニューは、そば粉100%使用した「そば粉のガレット」。
ガレットは3種類あり、温泉卵がのったガレットがおすすめです。
温泉卵は、土湯温泉の温泉を利用して作っていて、自家製なんですよ!
ガレットは、そば粉を生地にしてクレープのように焼いて、具材を包みます。
焼いているとそば粉の香りがフワッと広がり、食感はパリッとしていて香ばしいそうです。
ガレット680円~、ガレットランチ(ドリンク・ジェラート付き)980円
店内にはかわいい焼き菓子がずらっと並んでいて、どれにしようか迷ってしまいます!
見ているだけでもワクワクしてしまうような焼き菓子は、すべて手作りです。
こけしの雑貨などもディスプレイされています♪
また、焼き菓子をテイクアウトして、周辺の足湯を楽しむのもおススメです。
震災直後、福島市のほとんどの地区は断水が1週間続いたのですが、土湯温泉は断水しなかったため、
ひさごCAFEさんでは温泉に入りに来たお客様のためにコーヒーだけの営業をしていました。
お客様から「ここに来てコーヒーを飲んでると、震災の事が忘れられるわ。」と大変喜ばれたそうです。
お話を伺った陣野原亜紀さん。とってもチャーミングな方でした☆
土湯温泉街には足湯が4ヶ所あり、それぞれに違った風情があり楽しめます。
土湯温泉は、震災の被害や風評被害で旅館やホテルが6軒も廃業してしまいました。
ですが、お客様からの要望もあり11月から1軒が再オープンする事になりました。
お客様は徐々に戻ってきています。
これから美しい紅葉シーズンを迎える土湯温泉に出掛けてみてはいかがですか?
つつじ山公園からの女沼の眺めが絶景だそうです(ひさごCAFEさんオススメ)。
自然とあたたかい人柄に触れて、うまいものを満喫してください♪
金蒟館
【住所】〒960-2157福島県福島市土湯温泉町字上ノ町11
【TEL】024-595-2044
【営業時間】午前9時から午後6時まで 【定休日】水曜日
ひさごCAFE
【住所】〒960-2157福島県福島市土湯温泉町字下ノ町13
【TEL】024-595-2635
【営業時間】午前10時30分から午後6時まで 【定休日】水・木曜日
【ブログURL】ひさごCAFEの日記 http://ameblo.jp/hisago-cafe/