
2016年4月1日
平成27年10月21日に新築移転オープンした農産物直売所「ふぁせるたむら」さん。
4つの工房を新設し、いずれも盛況との噂を聞きつけました。その中でも、私はピザ工房が気になり、どうしても食べてみたくて取材にお邪魔しました。
お話をうかがったのは、店長の渡辺忠好さんです。
「ふぁせるたむら」さんは、ファーム(農場)、セルフ(自分で)、セール(売る)の言葉を合わせて11年ほど前に名付けられたそうです。
農業者が自ら生産した農作物を自分で収穫、包装、値付けして販売する農作物直売所です。
新しくなったふぁせるたむらさんの特徴は、
「ピザ工房」「ジェラート工房」「豆腐工房」「惣菜工房」の4つの工房があることです。全ての工房で新鮮な地元産の農作物を使用し、毎日作り立てを販売しています。
それぞれの工房を担当する方々は、専門的な加工は未経験からスタートされたそうですが、素材の味を生かせるよう試行錯誤しながら美味しいものを食べてもらえるよう心を込めて日々努力を重ねているそうです。

売り場面積は移転前の約4倍になり、農作物の品数や種類も増え、通路も広く、ゆっくりとお買い物が楽しめます。
移転してから1番変わったのは、若い年齢層のお客様や子供連れのファミリーが増えたことだそうです。
不定期で農作物の詰め放題販売が行われ、私が取材した時には柿の詰め放題が開催されて賑わっていました。
渡辺店長は「来てみてビックリ!」の面白い企画で、みなさんに楽しんで欲しいとおっしゃっていました。
惣菜工房では、商品の販売にとどまらず、「直売所で売っている野菜を使ってこのようなメニューが作れますよ」という提案をしたり、季節に合わせた人気料理のレシピを示したりして、お客様に喜ばれる工房にしたいとのこと。


ジェラート工房では田村市の特産物であるピーマンを使用した、ピーマンジェラートが大好評。(シングル200円税込)
ピーマンの味がさっぱりいただけるジェラートになっているそうです。
「この美味しさはいわゆるピーマンの味から想像するものとはギャップがあるので、食べてみないとわからないですよ、是非お試しくださいね!」
とのこと。これは期待できますね!
ピザ工房では注文を受けてからお客様の目の前で調理しています。




この日の具材は、玉ねぎ、ピーマン(グリーンと赤)、コーン、ブロッコリー、ピーマン入りウインナー。
このウインナーは本場ドイツで連続金賞受賞し、田村市に工房がある「ハム工房都路」さんにピーマン入りで作っていただいた期間限定の特注品でした。
(ハム工房都路さんの記事はこちら)


明るくて見晴らしの良いイートインコーナーでピザをいただきました。
ふわふわもちもちの生地に新鮮な野菜とピーマン入りウインナーが鮮やかで、燻製の香りが鼻をくすぐり、濃厚な味わいとのバランスが素晴らしいです。
これがワンコインでいただけるとは驚きですよ。
東京からいわき市の実家に帰省していた母娘で訪れていたお客様は、このピザの噂を聞いて食べに来られたそうで、「その値段と評判以上の美味しさに感激です。眺めも良く気持ちいいですね。」とおっしゃっていました。
こちらのピザは、500円(税込)でお持ち帰りも出来ます。


「工房は始まったばかりです。私たちも日々研鑽を積んでいきますので、これからの展開に期待してください!」と渡辺店長。
たくさんの新鮮野菜と4つの工房を楽しみに「ふぁせるたむら」さんを訪れてみてはいかがですか?
農産物直売所 ふぁせるたむら
【住所】福島県田村市船引町船引字遠表143
【TEL】0247-82-4800
【営業時間】9:30~18:30
【定休日】毎月第1水曜日(年末年始は休業)