南相馬市の小高商業高校の「商業研究部」が、地域の活性化を目的に企画・考案した「小高だいこんかりんとう」。
8月11、12、18、19日に福島市にあるコラッセふくしまの県観光物産館で、生徒達が販売活動体験をするというので行って来ました。
販売にあたっていたのは部員の2年生5名、1年生2名です。
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試食をすすめたり、接客は元気いっぱいでした♪
小高大根かりんとうが生まれたのは、平成19年。
この年、小高区の特産品である「金房大根」が採れすぎてしまい廃棄処分されそうになったそうです。
甘くて美味しい金房大根をなんとかしたいと商品開発の授業で開発されたもので、以来先輩から後輩に受け継がれています。
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道の駅南相馬で販売され大人気の商品だったのですが、震災以降、小高区は原発の警戒区域となり、
避難・転校を余儀なくされ、商業研究部も一時休部になっていました。
2カ所の高校に分かれましたが活動を再開し、昨年の冬、「小高だいこんかりんとう」が復活しました!
現在小高区は作付け制限を受けており、金房大根は使用できないので、
福島市や郡山市など福島県内の別の大根を仕入れて作っています。
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小高大根かりんとう以降も様々な商品が開発されています。
平成20年「ぶろっこり~麺」、21年「トマト・味噌生キャラメル」、22年「さつまかりん」「いもきんつば」「アスパラアイス」。
現在は販売されていないのですが、いつか復活させたいそうです。
これからハウス栽培などの新しい食材を利用した商品を開発し、地域活性化のために貢献できるよう、特産物のPRをしたいと思ってるそうです。
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小高大根かりんとうには、大根25%、おから30%が練りこまれて作られています。
気になるお味は、さっくさくの食感でかりんとうというよりもクッキーに近いようなやわらかさで、大根の風味がほんのり感じられます。
プレーンと胡麻の2種類の味があり、1袋280円です。
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お話を伺った商業研究部 部長 松本有香さん【右】
部長さんだけあってしっかりしていて、ハキハキと質問に答えてくださいました!
そして、この日販売にあたっていた「商業研究部」の生徒達は、8月25日東北高校商業研究発表大会で2位!
「小高だいこんかりんとう」の開発・販売を通して、福島県の風評被害をなくそうと活動をしてきた発表をしました。
11月の全国大会、頑張ってください!!