須賀川市で、ハウス栽培のきゅうりを作るご夫婦にお話を伺ってきました。
ハウス栽培をされているのですが、なんと、11月頃まで栽培が可能なのだそうです。
年に2回きゅうりを植えることができ、その時期に合わせて気温を調整しながらの栽培になります。
寒い時期は、ハウス内を12~13℃に保たなくてはなりませんので、暖房を入れながらの栽培になります。
ちなみに、暑い時期はハウス内が40℃を越える日もあるというお話を聞いて、頭がクラ~っとしてしましました(@_@;)
さすがに、冷房を入れるわけにはいかないので、屋根の開け閉めで温度を調節しています。
日中はハウス内での作業が主なので、暑くて本当に大変なんだそうです。
土に悪玉菌が増えてしまうと上手く育たないので小まめに土の消毒なども行っています。
きゅうりだけで、1700㎡もの広い畑。
ご夫婦だけで作業が間に合わない時には、近所の方にお手伝いをお願いすることもあるのだそうです。
こちらでは、きゅうりに与える水にもこだわっており、地下水を80mから汲み上げています。
おいしいお水で作ると、もちろん味も良くなります。
しかし、震災の影響は大きく、値段が下がったことが一番の打撃となっているとのこと。
関東の市場では、昨年よりも値段が下がってしまっているのが現実です。
震災当時、ハウスの屋根を締め切っていたこともあり、放射性物質の影響はありませんでした。
おいしく、形の良いものを作ると値段が上がる震災前と比べると、作る喜びが減ってしまいました。
今は、継続してきゅうりを売ることのむずかしさを感じていると話していました。
お話を聞かせてくれた横川良雄さん、京子さんご夫妻。
一生懸命お話してくれたお2人は、本当に愛情をこめてきゅうりを作っているのだなと感じました。
パリッと新鮮な福島のきゅうり、ぜひ食べてみて下さいね!