会津には会津丸なすをはじめ、慶徳タマネギ、小菊カボチャ、余蒔ききゅうり、立川ゴボウ等の
「会津伝統野菜」と呼ばれる野菜があります。
Image may be NSFW.
Clik here to view. Image may be NSFW.
Clik here to view.
残念なことに、生産者の数は大変少なくなっています。
そんななかにあって、伝統野菜に情熱を傾けていらっしゃる会津若松市の長谷川純一さんにお会いすることが出来ました。
長谷川さんのお宅は100年以上も続く専業農家。純一さんで5代目になります。
会津伝統野菜の余蒔き(よまき)きゅうり、小菊カボチャや、会津紫黒米を栽培していらっしゃいます。
ちょうど、小菊カボチャを畑から収穫するというので、
一緒にうかがってみると、地べたに無造作に転がっていました。自然の中でたくましく成長している感じです。
350年前から栽培されてきたとの記録がある、日本カボチャです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
形が本当に可愛らしく、長谷川さんの玄関のオブジェになっていました。
皮は西洋カボチャに比べるとやわらかく、年配の方に懐かしさと、食べ易さで好まれているそうです。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
余蒔ききゅうりのハウスへもおじゃまさせていただきました。
露地栽培に向いているので、ハウスの中ではなかなか受粉しにくいらしく、
通常のきゅうりより育ちが悪く、収量も少ないそうです。
Image may be NSFW.
Clik here to view. Image may be NSFW.
Clik here to view.
果実の色は薄めで皮がやわらかく、味が濃いのが特徴。
生食だけでなく煮ても炒めても美味しいというので、いただいてみました・・・
確かに余蒔ききゅうりは別格の美味しさでした。
長谷川さんが会津伝統野菜を作るきっかけになったのが、この余蒔ききゅうりとの出会いからでした。
7年前に福島県農業総合センターから種子の提供を受け、
最後まで栽培していた会津若松市飯寺地区で再び栽培することになり、70年ぶりに復活しました。
その後、300年以上前に書かれた農業技術書の「会津農書」と出会い、
読み進めていくなかで、昔の農法の素晴らしさを知り、実践もされています。
「ぼかし」と呼ばれる発酵肥料を冬の間に仕込んで、使用します。
収量も化学肥料を補えることがわかったのですが、とにかく草がとてもよく茂るので、除草が一番大変だそうです。
目標は会津伝統野菜を京都で定着している伝統的な「京野菜」のレベルにまでもっていき、
収入を安定させ、後継者を育成することだとおっしゃいます。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
先日東京で開催されたイベントで、小菊カボチャを使用したスイーツの試作品や
紫黒米の餅を出品しました。
最初は、バイヤーの方々も福島というだけで、あまり食指が動かないように感じたそうです。
しかし、きちんと向き合って説明することで、かなりの手応えを感じることができたとのこと。
風評被害を払拭するためにも、生産者ができるだけ、表へ出ていくことが必要だと感じたそうです。
長谷川さんは、「会津農書を語り継ぐ会」を設立し、会長を務めていらっしゃいます。
「まずは地元の人に伝統野菜を知ってもらいたい。
それを伝えていくのは、自分の役目だと思っています」と力強くおっしゃっていました。