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名物そば屋、春から再開!(川内村)

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浜通り

名物そば屋、春から再開!(川内村)

2015年6月1日

川内村にある名物そば屋の「たかやま倶楽部」を訪ねました。
 
平成11年にオープンして以来、地元の方にはもちろん、県外の方にも愛されているおそば屋さんです。川内村で採れるそばを石臼で挽き、手打ちで提供しています。
 
元々、そば・野菜・漬物・木工などの栽培や生産が盛んだった川内村は、何か特産品を作り、県内外の方に川内村を知ってもらいたいと考えていました。
そこで「企業組合かわうちとくさん」という組織を作り、様々な特産品を生産、販売をする仕組みを作りました。
その企業組合の事業のひとつとして「そば」を使って川内村を「そばの里」にしたいと考え、「たかやま倶楽部」をオープンしました。
 
「たかやま倶楽部」は、おいしいおそばと、地元野菜や山菜を使った天ぷらがお手頃な値段で食べることができるとあって、大変人気がありました。特に休日は、県外からも多くのお客さんが来て2時間以上待つこともあったそうです。店内はいつもにぎわっていて、廊下にござを敷いてお客様にお待ちいただく場所を作ったり、庭にある椅子に座ってそばを食べていただいたりしたこともあったそうです。

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しかし東日本大震災後、状況は一変しました。
川内村は警戒区域、緊急時避難準備区域、特定避難勧奨地点に指定され、全村避難しました。
震災当時冬季休業中だった「たかやま倶楽部」は春から再開する予定でしたが、そのまま3年以上休業をせざるを得ませんでした。
 
川内村は2012年1月に帰村宣言を行いました。
ただ、「たかやま倶楽部」がある場所は、旧緊急時避難準備区域に指定されていたため、お店を再開することができませんでした。
2011年9月30日に緊急時避難準備区域が解除され、その後、通常の地域となり、2014年11月に「たかやま倶楽部」が再オープしました。その後、冬季休業を経て、今年の4月4日に再開しました。
昔からのリピーターのお客様や、村民のみなさんは再開を喜んでくださっているそうです。

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私も名物のそばをいただきました。人気メニューの「天ざる」です。
のどごしが良く、香り高いおそばで、これは手打ちにしか出せない味と香りなのだそうです。
そばを打っているのは川内村在住の職人の方で、10年ほどそばを打ち続けています。そば打ちの秘訣を伺ってみると「経験!」とその一言でした。
そば打ちは、その日の気温や湿度に左右されやすいため、手から伝わる感触だけを頼りに打たなくてはならないそうです。その感覚的な勘所は、なかなか言葉に表すことが難しいのだそうです。

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天ぷらは、季節の野菜や山菜を中心に10種ほどの盛り合わせが付いてきます。
この日は、ユキノシタ、ウドの葉の新芽、シイタケ、にんじん、えのき、ナス、ピーマン、カボチャ、パセリなど様々な天ぷらをいただきました。
基本的に川内村で栽培されたものを使っており、検査をして安全が確認されたもののみを使用しています。

現在は震災前と比べるとお客さんは減ってしまいました。
少しずつ昔のお客さんも戻って来て下さっていますが、スタッフのみなさんは寂しさを感じているそうです。休業期間が長かったこともあり、まだ再開したことを知らない方も多くいるはずなので、ぜひまた遊びにきてほしいとのことでした。

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今回お話をうかがった「企業組合かわうちとくさん」理事長の新妻幸子さんです。
平成11年のオープンから「たかやま倶楽部」を運営し、川内村をもっと多くの方に知ってもらいたいと様々な活動を行っている方です。
「たかやま倶楽部」の再開に関してはスタッフのみなさんの意見を聞き、悩みながら運営を行ってきました。苦悩する日も沢山あったそうですが、お店の再開が川内村の復興の一助になると思い、ここまで続けてきたそうです。
 
川内村でしか食べることのできない、川内村のみなさんの愛情のこもったおそばを食べに行ってみて下さいね。

今回お伺いした場所

たかやま倶楽部

【住所】福島県双葉郡川内村上川内字町分282-6
【電話】0240-38-2067
0240-38-2265(川内村商工会)
【営業時間】11時~14時
【定休日】水、木、金曜日
【休業期間】12月下旬~3月末まで


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