
2014年7月29日
いわき市にある「大和田自然農園」さんでは、ブルーベリーの摘み取り体験を行っていると聞いて、ブルーベリー好きの私は興味津々。早速取材に伺いました!
「大和田自然農園」さんは、10年以上前にオープンしました。
ご主人の大和田雅夫さんは、もともとお米の栽培を行っていました。お米の栽培の余剰労力を活用して、田んぼの植え付けと収穫の間に栽培できるものはないだろうかと色々検討したところ、時期が適しているブルーベリーを導入することにしたのだそうです。

農園がオープンする約3年前(今から約17年前)から、ブルーベリー栽培の準備を始めました。
ブルーベリーは酸性の土壌が適していることから、ピートモスという自然由来の土壌改良資材を散布して土壌を酸性にし、何十品種もの苗を植えました。ブルーベリーは、その土地の土に合った品種でないと後に枯れてしまうため、まずは植えてみて、成長の様子を調べないとどれが自分の土地に適した品種なのかが分からないのだそうです。
そのような準備を経て、適した品種のブルーベリーが見つかり、本格的な栽培が始まったそうです。
現在は見事に生育して、たくさんの実を付けるようになりました。
今年も大きく甘い実がなっており、大変おいしく出来上がっているそうです。
私も、実際に摘み取りの体験を行ってみました!
近づくと、良い香りがしてきます。ふと見てみると沢山の実がなっていました。
まだ色づいていないものもあります。この中から、できる限り濃い紫色で、実の大きいものを選びます。


食べ頃の実を選んで、少し引っ張ると熟したものはポロっと簡単に摘み取りができます。
その場で食べても良いですし、お土産用に摘み取ってもよいそうです。
早速食べてみると甘酸っぱい果汁が口の中に広がり、良い香りが一面に。採れたてならではのジューシーさにびっくりしました!

お土産用のパックも頂けるので、ここに入れながら摘み取っていくこともできます。
ちょこちょこ食べながら、パックにお土産のブルーベリーを入れつつ散策していくと、とても楽しいですよ。
ブルーベリーの他に、ブラックベリーの摘み取り体験もできます。


こちらも、ブルーベリーと同様に濃い色で、実の大きなものを選びます。実を少し引っ張るとポロっと取れます。しかし、ブラックベリーはあまり長持ちしないため、お土産には向いていないのだそうです。新鮮なものをその場で楽しんでくださいね。
ブラックベリーも甘酸っぱく、果汁が口の中でジワっと溢れ、採れたてのおいしさを味わうことができました。
なんと、ブルーベリーもブラックベリーも摘み取り体験では時間無制限で食べ放題です!
時間に追われずに摘み取りができるので、のんびりできますよね。
「大和田自然農園」さんでは、お客様にゆっくりと楽しんでほしいという想いから、休憩スペースも作られています。
涼しい風が吹いており、摘み取りに夢中になって気づけば沢山歩いていた体も癒されます。

こちらでは、摘み取りの途中にお腹の空いた方のためにピザ焼き体験も行っています。
生地はいわき市で採れた小麦、野菜類は近所の農家さんが栽培したものを中心に使用しています。
もちろん、私も体験しました!

まずは、用意してある生地を伸ばします。


トマトソースをかけて、具材をのせていきます。
たくさんチーズものせて…出来上がったピザを窯で焼いてもらいます。



こちらの重厚な感じのする窯は、なんと大和田さんの手作りなのだそうです。
もくもくと煙をあげている窯の姿に、美味しいピザの焼き上がりの期待感も高まりました!
約3分で焼きあがります。
直火で焼いたピザは生地がパリパリ、具材の野菜も適度にシャキシャキしていて最高です!
ピザ焼き体験を行ったお子さんの中には、野菜が苦手な子もパクパク食べてしまうこともあるのだとか…やはり、自分で作ったおいしいものは格別なんですね。


ご主人の大和田雅夫さんです。
おいしいブルーベリーの見極め方を丁寧に教えてくださいました。
「大和田自然農園」さんは、8月31日までの営業です。
のんびり、ブルーベリーの摘み取りやピザ焼き体験を楽しんでみて下さいね。
大和田自然農園
【住所】いわき市好間町北好間字山崎44
【TEL】0246-36-2591
090-3755-7176
【営業日】7月1日~8月31日
【営業時間】9時~15時
(記事:みっきー情報員)