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売れる商品づくり、販路拡大を目指して!第1回あいづ“まるごと”ネット交流会(下郷町)

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下郷町ふれあいセンターで開催された、「第一回あいづ“まるごと”ネット交流会」に
参加しました。

この交流会は農林水産業から商工業まで、地域を支える産業従事者が「まるごと」参加するネットワークです。
対象地域は会津・南会津地域の17市町村で、地域産業の6次化を目的としています。
今年度は「売れる商品づくりと販路拡大」を目指して計3回の交流会が実施されます。

第一回目(7月4日開催)は2名の講師の方を招いての講演会が実施されました。

最初の講演は社団法人日本能率協会 FOODEX JAPAN事業グループリーダー 富浦渉 氏による
「商談会を最大限活かす!~FOODEX JAPANを通して~」というテーマでの講演でした。

製品が出来たら、売り先を考えなくてはいけません。
それには、商談会への出展という方法があるわけですが、戦略を立てずに出展しても成果は期待できないでしょう。

そこで、成功するための戦略を熱く語っていただきました。
ターゲットを絞る重要性や商談会後のフォローのタイミング、提案を難しく思わずに、商談会は絶好の実験場と考えて、
醍醐味を味わって欲しい、等のお話に興味深く聞き入りました。

また、バイヤーに短時間で的確にアピールする方法として、商品情報から取引条件等を記入した、
「商談会シート」の作成・活用を促されていました。
なるほど、こうすることで必要最低限の情報をバイヤーに持ち帰っていただけるわけです。

そして、展示会や商談会に出展するということが、商品の強さ、弱さを確認できるとともに、会社内の改善や成長、
方向性を見出すことができるというお話に、常に前向きに進んでいかなくていけないということを感じとらせていただきました。

富浦氏がお話されたことを個々の気づきとし、実践してみることで、成果が実感できる商談会になるのではないでしょうか。

 

お二人目は有限会社会津食のルネッサンス 代表の本田勝之助氏
「作り手の想いやこだわりを理解してもらうために」というテーマで講演されました。

ご自身の経験から、商品開発への取組み方、可能性についてをわかりやすくお話して下さいました。
本田氏が生産者の方と一緒に作りあげてきたブランド米「氏郷」は震災前、
銀座の有名なおすし屋さんで使われていました。

そして、震災後もオーナーからは使い続けたいとの申し出があったそうです。
風評の影響を受け、一旦は他のお米を使用したものの、
やはり、他の米ではお客様を満足させられなかったということでした。
そして、再び「氏郷」を使っていただけることになったそうです(現在は諸事情により「氏郷」は使用されていません。)。

ここで、本田氏の言いたかったことは、他のものには代わりができないような
商品を作ることがいかに重要かということです。
どんな状況になっても消えない強い商品を生み出すということです。

しかし、時代を見据え、トレンドな商品を作り出すということは誰でも出来るわけではないのです。
そんな意味でも6次化という取組みは可能性が広がると思いました。

参加者の方にこの講演会でどういったところが勉強になりましたか?と伺ってみたところ、
「商談会やイベントに出展する場合、通常業務を行いながらになるので、
時間もないし、方法もわからないので、いつも不安がつきまとう。
実践的なお話が聞けるということはとても刺激的で心強い。」と話されていました。
「できれば、商談会のロールプレイングもやってみたい。」という意欲的な参加者の方もいらっしゃいました。

こうした交流会では生産者と加工業者の方の新たな出会いの場にもなっています。

今月は首都圏の大型商談会の視察研修も予定されています。

 

お申し込み・お問い合わせ
あいづ“まるごと”ネット事務局(会津農林事務所 企画部 梅津)
【TEL】0242-29-5369
【FAX】0242-29-5389
【メール】aizu-marugotonet@pref.fukushima.lg.jp


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