農園caféやい子ばあちゃん さんの いしかわ牛のローストビーフ

石川町の自然に囲まれた道沿いにポツンと看板が見えて来ました。

そして、やい子ばあちゃんとお嫁さんの美代子さんに暖かく迎えていただきました。
　
やい子ばあちゃんは、81歳。
お肌がツヤツヤで、働き者です。

平成22年11月、いつまでも元気でいられるようにと思いを込めて、美代子さんが「農園cafe やい子ばあちゃん」と名付けました。
栄養士として働いていた美代子さんは、自家農園で化学肥料を使わず栽培した米、野菜を使って自然の味を生かした健康に良いものを食べて欲しいと農家レストランをオープンさせました。
　
地元のいしかわ牛の美味しさを生かしたメニュー作りをしています。
いしかわ牛は、油が少なくあっさりとしていて、噛めば味がしっかりと感じるお肉だそうです。
お料理には、ブナの木が蓄えた湧き水を使用しています。
　
お話を伺った後、2階のお食事＆カフェスペースに案内していただきました。

階段を上ると、目の前に広がった異空間に驚いてしまいました。
ジャズが流れ、落ち着いた雰囲気の照明、そして物凄い存在感のある梁と土壁。
これほど素晴らしい梁を初めて見ました。築100年の古民家を改装したそうです。

2000円のおまかせコースをいただきました。
品数と素敵な盛り付けにうっとり。
　
早速ご馳走になりました。
メインは、いしかわ牛のローストビーフです。
弾力のあるお肉を噛みしめると、ジュワッとお肉の旨味が広がりました。
メインのいしかわ牛は、煮込みやステーキなど、日によって変わります。
メイン以外にも盛り沢山の畑から収穫されたばかりの食材を使用したお料理が並びます。
かぼちゃのポタージュ、ベビーリーフと紫芋のサラダ、自家製田楽味噌のナスグラタン、ハヤト瓜の麹漬けと浅漬け、お皿いっぱいのミニトマト。
味噌は大豆から作り、麹も自家製。味付けは薄味で、素材の美味しさが引き立っています。
ハヤト瓜の麹漬けが絶品で、まろやかな甘さとパリッとした食感はサラダ感覚で、いくらでも食べれる美味しさでした。

ジャムや米粉のお菓子は、販売されています。

『やい子ばあちゃんの作った野菜と笑顔に会いに来てください！採り立ての味を味わってください。』
　
とっても仲良しなお二人。お互いを思いやるという気持ちが伝わってきました。
　
やい子ばあちゃんとのお喋りが楽しくてあっという間に時間が過ぎ、その笑顔に癒しとやすらぎを与えていただきました。