
2013年7月12日
さくらんぼ、今でしょ!
会津若松市北会津町はフルーツ栽培が盛んな地域で、観光果樹園が点在しています。
春のいちご狩りに始まり、さくらんぼ、メロン、もも、
秋からは、なし、ぶどう、プルーン、りんごと、一年中フルーツ狩りが楽しめます。
さて、6月上旬から7月上旬までがさくらんぼの収穫時期です。
今回は観光果樹園とお菓子の製造・販売をされている「がぶりガーデン」さんを取材させていただきました。
星小由紀さんが案内してくださいました。

まず初めに果樹園でさくらんぼ狩り。
お客様は毎年顔を見せてくれる常連さんが多いそうです。
とはいえ、震災の年は例年の1割程度の入園者だったとか。
まだまだ厳しい状況は続いてはいるものの、修学旅行生など団体のお客様も戻り始めており、明るい兆しが見えてきたところだそうです。
「今年は入園者数を震災前の5割に戻すことが目標です。」とおっしゃっていました。

星 小由紀さん

園内へ入り、赤く色づいたさくらんぼを見つけては口に入れます。
さくらんぼの美味しさを味わうのには、この食べ方が一番です。
さくらんぼの味は品種ごとに違いますが、一本の木でも太陽の光を沢山浴びる高い位置の果実の方が甘いと伺い、食べ比べてみました。
なるほど、上の方が粒も大きく赤く色づいていて、甘かったです。
甘みが強い佐藤錦をはじめ、色々な品種があるので、食べ比べて、自分好みのさくらんぼを見つけるのも楽しみです。
今年は雨が少なく、水やりが大変だったとうかがいました。
その甲斐があって、今年もたわわに実っていました。
お菓子作りを体験!
さくらんぼ狩りの後は、お果樹園から車で15分の東山温泉入り口にある「がぶりガーデン本舗」さんへ移動して、お菓子作り体験をさせていただきました。
基本的にはアップルパイと大福ですが、その場で食べる場合に限り、旬のフルーツで作ることができます。今回はさくらんぼのパイとさくらんぼ入り大福を作りました。

採れたてのさくらんぼを一粒一粒種を抜き、シロップ煮にします。
大福用のシロップ煮は素材本来の風味をひきだすべく、甘さを控えあっさりめに仕上げてありますが、
生のさくらんぼでもOKです。
その後、予め準備されているパイ生地を広げ、さくらんぼをのせて包んでいきます。



次に大福作りの皮を伸ばして丸めていきます。
この作業はコツをつかむまで、ちょっと大変かもしれませんがスタッフの方が丁寧に指導してくださいます。



オーブンで焼きあがった、さくらんぼパイは、生地の間からさくらんぼが顔をのぞかせた、可愛くておしゃれなデザートになり、さくらんぼ入り大福は、大福というよりは餡の甘さとさくらんぼの酸味がベストマッチのフルーティーなスイーツに変身していました。


初夏の味覚を存分に五感で堪能することができました。

がぶりガーデン
【住所】福島県会津若松市北会津町上米塚1251
【TEL】0242-29-4177
【営業】9:00~16:00 不定休
30分もぎ取り放題 1260円(4歳以下 840円)

体験菓子工房 がぶりガーデン本舗
【住所】会津若松市東山町石山字院内408
【TEL】0242-29-4177
【営業】9:00~16:00 無休
お菓子作り体験 1050円
大福(9個)、パイ(4個)、黒糖饅頭(9個)の中から選べます。
お土産として箱詰めしてもらえます。