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2013年7月12日
緑と朱がまぶしい、さくらんぼ
福島市から北へ約15km、宮城県と県境にある国見町のさくらんぼ農家さんの畑にお邪魔しました。
さくらんぼは栽培している品種にもよりますが、収穫時期が比較的短いフルーツです。
福島県で主に栽培されているフルーツでは、1年のうちで最も早い時期に収穫が始まり、さくらんぼの収穫が始まる頃から農家さんが忙しくなり始める時期になります。
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今回は、さくらんぼを作り始めて28年、松浦果樹園 園主の松浦守さんです。松浦さんはJA伊達みらいさくらんぼ生産部会の会長を務めていらっしゃいます。
畑の広さは14アール、3人で作業しています。
さくらんぼの収穫は朝4時から始まり、7~8時頃には切り上げます。
早朝から収穫することで、鮮度が保たれるそうです。
収穫が終わると箱詰めの作業になります。忙しい時期には夜の11時まで作業することもあるんだとか。そして翌日は深夜3時頃起きるというハードな生活が続くこともあるそうです。
今年の収穫は6月12日~7月3日頃まで行われました。
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さまざまな品種とそれぞれの特長。これから期待の品種も!
松浦さんが栽培されている品種
○紅さやか
最も早く収穫が始まり、濃い朱色でハート形。甘みが強く、果汁が多い。
○香夏錦
注目されているさくらんぼの品種。「佐藤錦」と「高砂」を親に持つため両方の美味しさの要素を受け継ぎ、甘くてジューシー。
○佐藤錦
日本を代表する品種で、人気がある。甘みと酸味が絶妙で、果肉がやわらかく果汁もたっぷり。
○ナポレオン
酸味があり、はっきりとした味を出しやすいため、加工用に広く用いられ、 完熟したものは生食としても、甘みと酸味のバランスが良い。
来年から「紅秀峰」という品種のさくらんぼを栽培予定とのこと。
ただ、1番遅い時期に収穫になるため、桃の作業との同時進行が大変なんだそう。
実は、「紅秀峰」は私が昨年初めて食べて、大ファンになった品種なんです。
甘味が強く、果肉は厚く固めで歯ごたえがあり1粒でも食べ応えがあります。みなさんにも是非1度は味わっていただきたいと思います。
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さくらんぼは、水分に弱いため、ある程度の大きさになると屋根にビニールを掛けるというとても危険な高所での作業があります。屈んだ姿勢での数時間に及ぶ作業は、腰に負担がかかりとても大変なんだそうです。
他にも美味しいさくらんぼにするために独自に配合した肥料を使用したり、様々な苦労や作業があります。
「福島のさくらんぼは、とっても甘いんですよ!!」
さくらんぼは、手間が掛かるだけに思い通りの実になった時の嬉しさは何物にもかえがたいとおっしゃっていました。
フォトジェニックなさくらんぼ
いただいた佐藤錦があまりにもかわいかったので、食べる前に写真を撮ってみました
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来年の収穫をお楽しみに♪
丹精込めて栽培した福島のさくらんぼは、これからもずっと甘い実を付けてくれることでしょう。