
2013年7月8日
見つけたお店は、おいしく食べて安心して買える、「ふくしまオルガン堂 下北沢」さん。
しかもこのお店、人と人をつなげるミラクルスポットなのです!
ふくしまの“おいしい”を、食べる&買う
食べる ー ほっこりお昼
営業開始時間の12時には、炊きたてのご飯が食べられます。
おかずは毎日日替わり!農家さんから送られてくる野菜で“ふくしま定食”のメニューを考えています。

ふくしま定食
取材当日は、
・にしんとじゃがいもの煮物
・掘りたての筍ご飯
・いかにんじん
・ブロッコリーの梅マヨ、切り干し大根の煮物
・二本松市の郷土料理ザクザク
を頂きました。
炊きたてのご飯は…もちろん完食!
※お昼の“ふくしま定食”はオルガン堂さんのFacebookページで紹介されています。
※夜は18:00までの営業なので、ディナーは基本的にはありません。ほっこり御飯のお食事会やプチパーティなど、イベント等のご相談はお店にお問い合わせ下さい。
買う ー 安心のための3つの取組み
「オルガン堂下北沢」さんは、福島県産の農産物や加工品を安心して買える3つの取組みをしています。
・検査結果を具体的に商品POPへ表示
・全ての商品の作り手の顔が見える
・地元のおいしい食べ方を教えてもらえる
生産者の方の顔が見え、検査結果がしっかり記載されている商品のおいしい食べ方まで教えてもらえるのは心強いですね!


スタッフの髙橋さんは、
「検査機器の性能も把握した上で表記することが大事。お客様には安心して購入していただける場所をつくることが私の役割。」と、
様々な工夫をしています。
農家みんなのお店にしたい
店長の阿部直実さんは、震災がおきた後、今まで東北にお世話になってきた部分がたくさんあった。だから、東北復興のために長く自分にできることはないか?と考えたそうです。


販売が好きだった阿部さんは、ボランティアで福島県産野菜の販売をお手伝いしていたことがきっかけとなってオルガン堂の店長を務めることになりました。
「私、とってもワクワクしているの。農家さんの作ったものを調理してここで食べて頂ける場所をつくれたから。それに、食べて頂いたお客様の“おいしかったよ”の声を農家さんに直接伝えることができる。オルガン堂は農家の奥さんたちの全面協力があってね、お店で提供しているレシピは教えて頂いたものなの。これから、福島と東京をこのお店でつないで、農家さんもお客さんも一緒にワクワクすることをしていきたい。福島県に行ったことがない人たちには一緒に行って、現地の空気感を体感してもらい、ファンをつくることも続けていきたい。それに、東京に避難している方々が故郷の話を語りたいというときの居場所をつくっていきたいの。」
そう話して下さった阿部店長の笑顔はパワーにあふれ、ワクワク感に満ちていました。
オルガン堂は人と人とをつなげる“ミラクルスポット”!?
阿部店長によると、オープン直後から数々のミラクルな出会い、つながりが誕生しているとのこと。
たとえば、オルガン堂で販売している野菜の生産者さんがお店に来ていたある日、お客様の中にも同じ村出身の方がいらっしゃって新しい出会いが誕生!ということが。
お店で販売している野菜は毎日変わります。だから、その日に生産者さんとお客様が出会えるなんてまさにミラクルなできごとなんです!
また、偶然お店に居合わせたお客様同士でも出身地が同じというミラクルは頻繁にあるとか。
福島のつながりパワーはすごいですね。

店内にあるメッセージノート
メッセージを残してミラクルを自分で起こすこともできるかも!?

ふくしまオルガン堂下北沢
【住所】東京都世田谷代沢4丁目44-2
【TEL】03-3411-7205
【営業時間】12:00~18:00
(18時以降は、5名様以上ご予約の場合営業。21時閉店)
【定休日】月・火曜日
【Web】http://www.farm-n.jp/yuuki/organ/
ふくしまオルガン堂 下北沢 Faceboookページ
- 福島県をどうにかしたい!と思って活動されている県外出身の方々にお話しを伺うのは初めてだったけど、自分の故郷のように真剣に考えてくださっていて感動!福島県のおいしいもの、素敵な場所など私たちも知らなかった事も話していただき、私自身改めて福島県が好きになりました。
「福島県から避難されている方々は都内での生活の中で“避難している”と言える環境が減ってきていると思うので、オルガン堂は同じ環境の方々の交流の場にしたい。」と言う阿部店長の想いを聞いて胸が熱くなりました…。 - 本当。胸が熱くなったし、ワクワク感も伝わってきた。阿部店長、髙橋さんの想いを伺ったら、福島県出身者として、未来に向けて継続的に取り組めることをやっていきたいと改めて感じたよ。阿部店長の“ワクワク”をつなげてみんなですっごくワクワクした未来をつくっていけたらいいな。