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2013年7月8日
今年も「会津高田梅」の収穫が始まりました!
会津美里町(旧大沼郡会津高田町)の特産品である、「会津高田梅」は別名を青いダイヤとも呼ばれています。
実の大きさに比べて、種が小さく肉厚の梅です。
大きいものはゴルフボールくらいの大きさになります。
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今年は開花時期に霜が降りたり、雪が降ったりしたにもかかわらず、沢山の実をつけました。
これはとても稀なことだそうです。昨年は開花時期に雪が降ったので、かなりの不作。
今年も昨年同様の大雪に見舞われたので、やはり不作?と心配していたら…なんと!
例年は実をつけないような木にも、びっしりの大豊作になっています。
「植物ってすごいな。子孫を残すために今年は実をつけたのではないかな。」と農家の方たちが話しています。
会津高田梅はその名の通り、旧会津高田町で60年前ころから栽培されています。
その頃の時代は、収穫時期の早い梅は大切な収入源だったそうです。
今回、取材させていただいたのは会津美里町の阿部勝夫さんのお宅です。
阿部さん宅の裏庭にあった1本の梅の木を、接木をして広めたのが阿部さんのお父様だと伺いました。
その梅の実の大きさは評判になり、10年後には県内外にも広まっていったそうです。
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梅栽培の方法を教えて欲しいと言われると、県内ばかりではなく県外からのお願いにも快く引き受け、伝授してこられたそうです。
「20年前に山梨県の生産者に譲った苗は、順調に育ったようで、その梅が最近になり、会津市場へ入ってきているんですよ。」と嬉しそうに話してくださいました。
会津地方では梅の収穫時期に合わせて、シソの葉も収穫期を迎えます。
そして、梅漬けの仕込みが始まります。
阿部さんのお宅でいただいた梅漬けがとても美味しかったので、奥様にレシピを教えていただきました。
カリカリ梅と呼ばれる甘漬けは、パリッとした歯ごたえがあり、お茶うけとしても、おにぎりに入れてもとても美味しいです。甘さと塩加減の絶妙なバランスにも感動しました。
レシピは、阿部さんの奥様をはじめとした、「生活改善研究グループ」が試行錯誤の末に完成したものです。
レシピは基本になりますが、それぞれの作り手の匙加減で、仕上がりは様々だそうです。
梅漬けに挑戦!
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材料:
梅 1キロ(種を除いて)
塩 80グラム
凍り砂糖 200~250グラム
シソの葉 1把
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梅を3パーセントの塩水に一晩浸す
種を除きながら切る
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塩をまぶし、重しをかけて、水分が上がるまで1~2日おく。
上がった水分(梅酢)でシソを揉む。
揉んだシソと凍り砂糖を加える。
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一週間前後で完成。
冷蔵庫で保管。
冷凍保管も可。
奥様に、美味しく漬けるコツを伺ったところ、「手間ひまを惜しまず、心を込めて漬けることです。」とおっしゃていました。
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「手塩にかける」という言葉がありますが、今回の経験でその言葉の語源がわかった様な気がしました。
何度もシソを揉み、香りを確かめながら、塩加減を調整。
作業中の気温や湿度などの微妙な変化にさえも気配りしながら。それが、他に類をみない美味しさの秘訣の技だと知りました。
もちろん、私の梅漬けも美味しく出来上がりました。