東京都新宿区新宿御苑の近くに、今年5月で開店5周年を迎えるイタリアンレストラン「勘之丞」があります。
軒先に下がる提灯が目印です。
「勘之丞」で供される野菜は、ほとんどが福島県小野町産。
「阿武隈高原野菜のバーニャカウダ」(1200円)などのメニューに使われています。
黒板にはそのメニュー名とともに、「無農薬 味の濃い~野菜たち!!先生斉藤さん 脱サラ山本さん 若人大塚さん」と
生産者の名前も書かれていました。
白菜、ブロッコリー、ニンジン……そしてヤーコン、紅大根、黄にんじんと珍しい野菜も!
いただいてみると、本当に味が濃い!バーニャカウダのパンチのあるソースがよく合います。
(※この日のミニトマト、パプリカは小野町産ではありません)。
ところで、小野町とはどんなご縁があるのでしょう? オーナーの佐藤真邦さんにうかがいました。
「私は東京生まれ、東京育ちなのですが、父が福島県の平田村出身なんです。
退職してから平田に戻り、農業を営んでいます。そのご縁でお隣小野町の農家さんと知り合うことができました。
小野町の野菜はほんとうに美味しいですよ。
いまはやや種類が少ないですが、これから春を迎えて葉物がいろいろ出てきます。」
震災後も変わらず、小野町の野菜を使い続けた佐藤さん。
お客様はいやがるどころか、むしろ応援してくれたそうです。
お通しのオムレツにかけられた美しい緑のソース(左下写真)は、やはり小野町産のホウレンソウを使用。
そして、「シラスとカリッコリーのガーリックソース」(1000円、右下写真)のカリッコリーも小野町産。
初めて食べた「カリッコリー」は、まさにカリフラワーとブロッコリーの中間のような、いい歯ごたえです。
「勘之丞」の自慢はこれら野菜料理と、岩手の門崎牛です。
ロースや「シンシン」というモモ肉の内側など珍しい部位も揃います。
塊肉を焼き上げるので、うまみを逃さずとても美味しい!
ところで、「勘之丞」という店名はどうして付けたのでしょう?
「父の実家の当主が、代々受け継いだ名前なんです。
父の4代くらい前までの22代目までは代々『勘之丞』を名乗っていたそうです。
私は長男ではないんですが、何かの形で名前を残したいなと思って店名につけました。
それから、この名前をつければご先祖さまが守ってくれるんじゃないかと(笑)」
佐藤さんは、自分のルーツである福島と、しっかりと結びついているのだと感じました。
勘之丞
【住所】東京都新宿区新宿1-18-9 1F
【TEL】03-6905-7376
【営業時間】
平日 午前11時30分から午後2時(L.O.)、午後6時から午後10時(L.O.)
土曜・祝日 正午から午後2時(L.O.)、午後6時から午後10時(L.O.)
【定休日】日曜日