Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 945

会津名産の馬肉、加工工場を見学!(会津若松市)

株式会社会津畜産さんは自社牧場で飼育した馬の肉を加工・販売している会社です。
会津地域は古くから馬の名産地であり、飼育~食用と発展してきたそうです。

同じく馬肉で有名な熊本県の馬肉は、さしが入った霜降りなのに比べて、
会津地域の馬肉は脂肪が少ない赤身が特徴だとか。

会津畜産さん直営の牧場では、250~300頭の馬が飼育されています。
米沢牛を飼育していた経験を生かして、味に差が出ないように馬の年齢に合わせて飼料を工夫されているそうです。

今回は工場長の星さんの案内で、工場を見学させていただきました。
まず、エアーシャワーで埃や塵を除去してから、入室します。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

こちらの工場では、多い時は1日に2トン以上の肉を扱うこともあるそうです。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
 Image may be NSFW.
Clik here to view.

工場内は、脱骨室、刺身用製造室、加熱用製造室に分かれていています。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
 Image may be NSFW.
Clik here to view.
 Image may be NSFW.
Clik here to view.

       脱骨作業             刺身用に加工       加熱用の肉は主に飼料になります

 

出荷当日に食卓にならぶこともある馬肉は、20時間以内の大腸菌等の検査結果が必要となります。
この他にも骨などの異物が混入していないか、徹底した衛生管理と品質管理のもとで、作業をしています。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
 Image may be NSFW.
Clik here to view.

        24時間継続検査システム               骨等の異物探知センサー

 

徹底した衛生管理を行っているとはいえ、風評の影響は受けてしまいます。
県外の取引先からは取引中止の連絡がありました。
「2年経った今でも、一度中止になったお客様との取引再開は難しい。」とおっしゃっていました。

それでも、新しい取引先を開拓したり、「会津桜プロジェクト」を起ち上げて、
馬肉を使った新しい料理レシピの開発も始めたそうです。

5年前までは馬肉、馬刺しのみしか扱っていませんでしたが、賞味期限が短く、販売先が限られていました。
そのことからベーコンやウインナーの加工品を開発。
賞味期間は馬刺しの3~4倍と長く、更に、常温販売ができるジャーキーなどを開発したことで、販路が広がったそうです。

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「今後もどんどん県外のイベントや商談会へ参加し、会津の馬肉を知ってもらい、極上の味を是非味わっていただきたい。」
とおっしゃっていました。

 

株式会社会津畜産
【住所】福島県会津若松市西七日町2-8
【電話】0242-55-0511
【URL】http://www.aizu-chikusan.com/


Viewing all articles
Browse latest Browse all 945

Trending Articles