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毎月やってくる「懐かしい味」が人気(鮫川村・東京都世田谷区)

東京都世田谷区にある東京農大の「『食と農』の博物館」で、毎月月末に、鮫川村の、「手まめ市」が開催されています。
農産物や加工品を販売する、同村にある「手・まめ・館」のスタッフや役場職員、東京農大の学生ボランティアによって運営されています。

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2月23日、24日に開かれた「手まめ市」を訪れてみました。
この回でちょうど10回目の開催、来年度となる4月以降も継続することになったそうです。
味噌やこんにゃく、凍み大根、納豆、豆腐、「えごま(じゅうねん)」を使ったふりかけ……
豊かな故郷の味が並んでいます。

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スタッフの山本恵子さんにお話をうかがいました。

「毎月定期的に開かれるので、楽しみにして来てくださる方も多いんですよ。
今は冬場なので野菜はちょっと少なめですが、切干大根を見て『懐かしい~』なんて言ってくださる方もいます。」

回を重ねるごとに、販売の仕方にも工夫を重ねています。

「都会だと、切干大根や豆をそのまま売っても、『食べ方がわからない』という方も多いんですね。
それで、試食できるようにしたんです。」と山本さん。

この日は、ひたし豆、切干大根、凍み大根の煮ものが試食として用意されていました。

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ちょうど買い物に来た、東京農大の教授に話を聞いてみました。

「毎月あるので、よく買い物をしてますよ。私は岩手出身で家族はあちらに住んでいて、今は単身赴任なんです。
同じ東北ですから、懐かしいものもたくさんあって楽しみです。
一人暮らしなので、すぐ食べられるものを買うことが多いんですが(笑)」

この日は、山本さんが山菜「しどけ」を勧めていました。

「ゆでるだけで食べられますよ。お酒のつまみにいかがですか。」

「どんな味なの?」

「ちょっとぬめりがあって、酢味噌なんかが合いますよ。」

こうして毎月続けることで、東京と福島との絆が強くなる、そして都会と田舎との交流が深まる――
こうした「市」がもっとたくさんあってほしいと思いました。

山本さんにメッセージをいただきました!

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3月の「手まめ市」は30日(土)、31日(日)に開催、
4月以降も開かれますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

食と農の博物館
【住所】東京都世田谷区上用賀2-4-28
【TEL】0247-49-2556  ※開催予定のお問い合わせは「手・まめ・館」まで。


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