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会津の農業を守るために~公設市場の取組み~(会津若松市)

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今回は会津若松市公設地方卸売市場内にある「丸果会津青果株式会社」さんにお邪魔しました。

お話を伺ったのは、常務取締役の舟窪さんと企画販売部の高橋さん。
舟窪常務には、3月1日に都内で開催された福島県主催のイベント、
「ふくしまの想いをのせて 福島県×ABC Cooking Studio」で、雪下野菜の取組みについての解説もしていただきました。

市場の役割について
「安定供給という市場の義務を果たすとともに、会津の農地をこれ以上減らさないために、
市場として何ができるかを考えたとき、生きがいの持てる農業を次世代へつないでいかなくてはいけないと考えています。」
とおっしゃっていました。

そのために、平成8年から販売企画部門を設け、一年を通して、安定した生産をしていくための対策を実施してきたそうです。
今年で9年目を迎える「雪下野菜」の取組みもその一つです。
冬期間の4ヶ月が無収入になってしまう会津地域において、農業就労者の収入の安定を図るために始められました。

「雪下野菜」は夏や秋に植えて育てた野菜を雪の下でそのまま育成し、
雪の中から収穫して出荷される野菜です。雪の下で熟成させることで、通常の栽培による野菜に比べて甘みが増し、
美味しくなると言われています。

雪が積もる1月中旬からの収穫は大変な作業だということは想像がつきます。
農業研修生を受け入れたり、規模拡大や大規模経営をするために必要な雇用の安定を図るために取り入れ始めた結果、
若手後継者の方が増えてきていると伺い、嬉しく思いました。

しかし、やっと軌道に乗り始めていた時の大震災~原発問題。
出荷を打診するための確認に追われるなか、早い段階で複数の取引先から「継続する」という返事をいただいて、
安堵したとのこと。
「良い取引先と付き合ってきたことを改めて実感しました。」とおっしゃっていました。

また、中通りや浜通りの農産物の首都圏等での売り上げが鈍ったことで、県内である会津への出荷量が増えました。
そんななか、会津の消費者は「検査しているんだから大丈夫」と、
他地域の農産物も大らかに受け入れてもらえたことで、会津地域の消費者にも大変感謝しているとも。

雪下野菜に関しても、取引先のひとつであるパルシステムさん(栽培にこだわる生協さんのひとつ)では
独自の放射性物質検査を実施し、「消費者の方に福島県産を扱うことを納得していただき販売します。」
ということで取引を継続していただけたそうです。

 

ちょうど、取材中に雪下野菜の出荷が始まりました。
選別されていたのは、首都圏向けの雪下キャベツ。

 

吹雪の中の積み込み作業も大変なものでした。
こうして消費者の食卓へと運ばれていくわけですね。

 

雪の重みで少し平たくなったキャベツはたっぷりと美味しさと栄養を蓄えているはずです。
是非多くの人に味わっていただきたいと思います。


企画販売部の高橋弥生さん(左)と国分美喜さん(右)

 

雪下野菜を動画でもご紹介します。


 

丸果会津青果株式会社
【住所】会津若松市一箕町鶴賀字船ヶ森東480
【TEL】0242-25-1234


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