10月13日と14日、東京都墨田区の錦糸町公園で第37回すみだまつり・第42回こどもまつりが開催されました。
全国の様々な地域が特産品を販売しているなか、福島県からは南会津町が参加していました。
館岩総合支所 振興課 企画観光係の主査 樋口和夫さんにお話をお伺いしました。
参加するきっかけを伺うと、
「旧舘岩村時代から、墨田区と友好関係があったので、南会津町になってからも、出店をさせてもらっています。
すみだまつりに初めて参加してから、もう20年以上です。」
と、お話してくださいました。
長い間、出店されているので、毎年来てくださる常連さんが数多くいらっしゃるとのこと。
「20年もやっていると、固定のお客さんが来てくれるんですよ。
『今年も来たよっ』て声をかけてくれる。『震災後はどうなの?大丈夫なの?』って声をかけてもらっている。
それでいまは、販売するものは検査の数値を見せながら話をさせてもらっているんです。」
福島の地元の様子を質問してみると、
「少しづつ回復はしているが、観光客が本当に減っています。
現地に是非、来てもらいたいというのが本音です。
でも急に変われるわけではないので、少しずつでもよくなっていけばいいなあと思っています。
特に、みなさんいろいろな報道で誤解されているところもあると感じているので、
実際に来てもらいたいなあと心から思います。」と樋口さん。
さらに
「地元は、なんとか回復していかないといけない。
安全だよ、ということをみんなで外に発信していかないといけない。
だから、数値にはすごく気をつかっています。
一度大丈夫だったらいいというものではないし。。。
だからこそ、こういう場で、私たちのような立場の人間が、
自信をもって発信していかなくてはいけないと思っています。」と、
安全面を訴え続けていくとお話をしてくださいました。
おすすめの商品はありますか?と、質問すると、すぐに、
「赤かぶを!」というお答えが返ってきました。
赤かぶは、南会津特産の野菜であり、京都や山形のものとは、形も違うし、味も違うとのこと。
こういった福島の美味しいものをもっとたくさんの人に食べて欲しいし、
できれば、現地にまで足を運んで欲しいと皆が強く願っている事を改めて感じました。