11月2日から4日の3日間、東京都品川区にある東京海洋大学で、大学祭「海鷹祭」が開催されました。
「海鮮カレー」「かに汁」「マグロ即売会」など、模擬店も「海洋」大学らしく、ひと味違います。
また、被災地を応援しようという模擬店も多く見られました。
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そんななか、いわき名物「サンマのぽーぽー焼き」というテントが目に留まりました。
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私はいわき市の隣りにある古殿町の出身ですが、「ぽーぽー焼き」とは聞いたことがありません!
売っている学生さんたちに聞いてみると…
「サンマが豊富に獲れて余ってしまったようなとき、漁師の奥さんたちが作るんだそうです。
私たちはいわきに行って、三枚におろすところから習って自分たちで作りました。
最初はうまくいかずサンマの血だらけになってましたが(笑)、なんとかマスターしました。
サンマをミンチ状にしたものに人参、ショウガや味噌、ネギを入れて焼き上げるんですよ。」
食べてみると、ショウガと味噌の風味がサンマのうまみとよく合って、おいしい!
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テントの中にはいわきの漁業について、たとえば「ほっき漁」「シラス漁」などについてのレポートが展示されていました。
イラストを交えた説明はわかりやすく、興味深いです!
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こちらはどういう団体なんでしょう?
「いわき市に縁のある学生が作った『QDいわき』、それにいわき出身の学生が作った『Little Iwaki』というグループが、
何かいわきのためにできないかということでいろんな活動をしています。」と、
「QDいわき」代表の東京海洋大学4年生 金田奈津子さんが説明してくれました。
「去年は、『いも煮』を売って、その売り上げをいわき市に寄付しました。
そして今年は、いわきの漁師料理である『ぽーぽー焼き』で行こうと。早稲田大学や上智大学など、参加している学生は様々です。
これからも、大学の枠を超えて、色々な活動をしていきたいと思っています。」とLittle Iwaki代表の早稲田大学4年生 大津良介さん。
「ぽーぽー焼き」の美味しさはもちろんですが、
故郷を応援し続ける若き福島県人たちに出会った嬉しさがいつまでも心に残りました。
いただいた福島の漁業についてのリーフレットには、漁師さんたちの想いとともにこう書かれていました。
「まず『知ること』。何も知らなかったら、何も始まりません。
(中略)福島の漁業復興を応援する第一歩を一緒に踏み出しましょう。」