梨の取材でお世話になった、「たかはし果樹園」園主の高橋賢一さんは「ふくしま土壌クラブ」の会長を務めておられます。
今回は、「ふくしま土壌クラブ」の活動について伺うために、「たかはし果樹園」さんにお邪魔しました。
「ふくしま土壌クラブ」は、食と農の未来をつくるために、
科学的な知見と生産者のひたむきな想いをのせて、ふくしまのおいしい果物を届けるため、
研究者・学生・農家が一体となって活動しているそうです。
高橋さんがJA新ふくしま主催の農業経営塾で放射線や風評被害の勉強会に参加しているうちに、
「会を作ってこのような活動をこれからも存続させたい!」との思いから、12名のメンバーが集まり2012年2月15日に発足しました。
ふくしま土壌クラブの活動は、樹体の洗浄、果樹園の放射線の計測と測定値のマップ化、
土壌対策の検討、放射線低減資材の試験、各地域での線量測定、空間線量の測定、果樹の植え替えなどです。
また、福島大学と連携し、七夕マルシェへの参加、測定データ整理・果実モニタリング調査、
果物の購入者からのアンケート調査なども行っています。
JA新ふくしま、モニタリング放射性物質検査開始(2012.6.5)
福島大学とのプロジェクトでアンケート調査を開始しました(2012.8.1~)
【ふくしま土壌クラブさんより画像提供】
このアンケートは、果物の購入者や贈答などで受け取られた方々を対象に
原子力災害からの食と農の再生に向けた復興支援活動と学術研究に活用されます。
アンケートの内容は、
放射性物質と食品の安全性、福島県産の食品に対する不安や購入状況などの質問があります。
この1回目アンケートは10月末で締め切り、2回目のアンケートの内容は現在検討中だそうです。
「アンケートの結果を生かし、来年度の個別の果樹園の経営を回復したいと思っています。」とのこと。
最近の活動は、まずは地元の皆さまに福島の果物の美味しさをわかってもらおうと老人ホームにぶどう32kgを贈り、
次回は中学校にりんごを贈る予定です。
今後は、消費者や学生と農作業を一緒に行ってもらうなど、
生産者と消費者が理解しあえるような機会を作っていきたいそうです。
「ふくしま土壌クラブ」の皆さんを見ていると、このような活動を産地全体で取り組んでいく事で気持ちが前向きになり、
どうすればこの状況から抜け出せるのか、少しずつ光が見えてきているように感じます。
ふくしま土壌クラブ
【住所】〒960-0241 福島県福島市笹谷上横堀74
【URL】http://www.dojyouclub.jp/
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