JR秋葉原駅電気街口改札内で行われた「ふくしま応援産直フェア」に行ってきました。
JR東日本さんの協力を得て、福島県産の野菜や果物を販売する企画です。
昨年は、上野駅などでも開催していましたが、今年は定期的に、
毎月月末の水曜から金曜にかけてJR秋葉原駅構内で行われている恒例イベントです。
(前回の記事はコチラをご覧ください)
新鮮な野菜や果物などの販売を中心に福島県の魅力がたっぷりと詰まっているこのイベント。
今回は、ある福島県産のものが、「ほぼ売り切れ状態」になっていました。
こちらです。
「昨日は生産者の方も来てくれて14時に完売、一昨日も、16時には完売したんですよ。
ほら、この『しいたけ』!手ごろな値段なのに肉厚でおいしそうでしょ?」
と、JA全農福島 営農企画部販売企画課の加藤広幸さんが、売れている理由を教えてくださいました。
加藤さんに、お店に来てくれる方に、どんなことが伝わればいいと思いますか?
と、伺うと、このようにお話してくださいました。
「農産物を食べてもらうことが、結局は福島県への安心感につながると思っているんです。
少しずつでも、一人でも良いから、安全性を分かってもらえればなあと思っています。
ここでやるのも、一回だけじゃダメだと思うけど、継続してやっているから、
いつも見ているだけで前を通りすぎていく人も、そのうち『ちょっと買ってみようか』って
気にしてくれるかもしれないと思っているんだよね。」
加藤さんは、福島県で農業をされている方々と、
いま、どんな話をしているのか、ということも教えてくれました。
「福島はどうなるんだろう?って先が見えない不安をやっぱり話すよ。
特に、農業やってるから、除染の内容とか、モニタリングの数値とか、気になるからね。
昔はね、どういう農産物を作れば売れるか?っていうことを話していた。
でも今は、放射能をどうすればいいのか?どうしたら安全だと言えるのか?
大学や国に、どうやって協力してもらえばいいか?そんな話をするようになってきている。
それでね、本当にいろんな挑戦をしているんだよ!新しいことをやっている。
たとえば、カリウムを畑に混ぜるといいよって話が出れば、具体的な確証が無くても、やってみる!
まだまだ時間かかるけど、ひとつひとつ、進めていくしかないないと思うから。」
と、安全な福島県産ものを安心して食べてもらえるように、
農家の方々が、試行錯誤をされていることも教えてくれました。
福島県産の野菜や果物が、東京に住む、私たちのところへ届くまでに、
たくさんの方々の努力があることを、改めて感じた一日でした。