郡山市の住宅街の少し奥まった場所にある、手打ちそばのお店「わき水」さん。
素敵なのれんの掛った、ひっそりとしたお店です。
今回は、「わき水」さんの店主の山口榮一さんにお話を伺ってきました!
山口さんは会津の出身で、以前は高校の先生をしていました。
何か趣味を持ちたいと考え、教師時代にそば作りを始めたそうです。
試作品を作り、同僚に食べてもらう…そんなことをしているうちに、そば作りにすっかりハマってしまったとのこと。
そして、定年と同時に郡山市にお店を持ちました。
ずっと会津で暮らし、仕事もしてきたのですが、なぜ郡山市でお店を開いたのか…それにはわけがあります。
「会津には知り合いも多いからこそ、甘えも出てしまう。自分の味で勝負したい。」
なかなか出来ることではないですよね。
そして、もう一つの理由は、「会津の良いもの、おいしいものをもっと多くの人に知ってもらいたい。」ということでした。
「わき水」さんで使っている食材のほとんどは、会津産のものばかりです。
そば粉、醤油、野菜、そして、器も会津のもの。
器は、会津漆器、会津本郷焼を使用しています。
温かみのある会津の器で、食事ができるなんてなかなか無いことですよね。
そして、そば打ちや、お店で出しているそば茶に使われるお水は、会津磐梯山から汲んできたもの。
軟水なので、やさしい口当たりになるのだそうです。
今まで、色々な土地の食材を使ってそばを打ったそうですが、やはり一番おいしいのは会津産と気づき、
こだわり抜いた食材を使っているのだそうです。
そんな、会津にこだわった手打ちそばがこちら。
こしがあって、そばの風味が口の中に広がります!
つゆと大根おろしの汁を混ぜて、自分好みのめんつゆを作って食べます。
お塩を振って、そのまま食べると、そばそのものの味を楽しむこともできます。
そして、こちらがそばがき。
このそばがきは、今まで私が食べてきたものとはあまりに違うので衝撃でした!
そば湯の中に入っていて、ふわふわなんです。
じゅうねん味噌か、おろし醤油につけて頂くのですが、何もつけなくてもおいしい一品でした。
最後に、会津にこだわる店主、山口榮一さん。
お客様に喜んで頂くために、お店を続けているそうです。
「おいしい」という言葉に支えられているんですね。
会津にこだわる手打ちそば、ぜひ食べてみて下さいね。
わき水
【住所】福島県郡山市富田町塩ノ草37-17
【TEL】024-952-6646
【URL】http://homepage3.nifty.com/wakimizu/