平成24年度揚津棚田オーナー制度 第二回 田植え編
藤田が聞く!! 日本野菜ソムリエ協会専務理事 細田俊二さん
あいづひまわりプロジェクト 今年もヒマワリ植えました!
藤田が聞く!! キハチレストラン部門総料理長 鈴木眞雄さん
モニタリング検査映像
農家の方々の声
応援ありがとう。がんばるふくしま。ダイジェスト
平成24年度揚津棚田オーナー制度 第一回 種まき編
真っ赤なりんごが実っています。
朝晩肌寒くなってきた10月中旬、福島市でりんごを栽培している「すずき果樹園」さんにお邪魔しました。
秋晴れの空の下、真っ赤なりんごと空の色とのコントラストがキレイです。
このりんごの品種は紅玉です。この時期はシナノゴールドも収穫中です。
園主の鈴木将之さんにお話を伺いました。
畑の広さは4ヘクタール、ももとりんごを栽培していて、家族4人で作業しています。
家で果樹園栽培を始めたのは40~50年ほど前だそうです。
将之さんは小学生の頃から果樹園の仕事をしたいと思っていたそうです。
農業短大を卒業後、青森県に1年間農業研修をし、家業の果樹園を継いでいます。
7年前、お父さんを亡くされましたが、お父さんとは10年間ほど一緒に作業し、教えてもらったり、学んだりできました。
ショックはありましたが、戸惑ったりする事なく今も作業することができるそうです。
すずき果樹園さんで栽培している品種は、
【紅玉】
製菓用に向いています。酸味がしっかりとしていて爽やかな香りです。
そして、煮込んでも煮崩れしにくい肉質をしています。
【シナノゴールド】
黄色いりんごです。パリッとしていて酸味があり濃厚な味がします。
【ふじ】
現在国内で最も多く生産されている品種です。
果実は300g以上と大きめで、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。
しっかりした肉質で果汁も多く、蜜入りのものは特に人気があります。
【秋映】
外見は赤黒く、味は濃厚でジューシー。完熟すると表面がベタつきます。
日持ちがよく、常温で10日、冷蔵庫で1ヶ月ほどもちます。
【ほおずり】
福島県が育成したりんご新品種の第一号です。
さわやかな甘酸っぱさが特徴で果汁が多く、そのまま食べても調理してもおいしいです。
【緋のあづま】
これも福島県が育成した品種で、2006年に品種登録されました。
酸味と甘味のバランスが良く、ジューシーでシャキッとした歯触りです。
【こうとく】
ふじよりやや小玉で果肉はやや硬く、蜜が多く入っています。
果汁が多く、甘さも強く適度な酸味があって香りの高いりんごです。
すずき果樹園さんで1番多く栽培しているのは「ふじ」です。
「ふじ」は11月中旬頃から収穫が始まり、寒さが厳しくなる時期から作業が忙しくなります。
収穫の時期にまたお邪魔します!
紅玉をたくさん頂いてしまいました。
生で食べてもおいしいのですが、お菓子にするとさらに味が引き立ちます。
皮をむかずに煮るか、むいた皮を一緒に煮るときれいな色のジャムになります。
このジャムをパンに入れて、りんごのパンを作りました。
福島のりんごで作るととってもおいしいですよ♪
すずき果樹園 直売所
【住所】福島市上名倉字土手下13-4(ルート115沿)
【TEL】024-593-5488
【E-mail】osuka@khaki.plala.or.jp
全国の餃子を食べくらべ「餃子万博inふくしま」(福島市)
10月13日と14日、福島市のJRA福島競馬場で「餃子万博万博inふくしま」が開催されました。
全国各地の餃子が集結!!バラエティに富んだ28店の餃子店が出店し、オープン早々長い行列が出来ていました。
1番人気のお店に並んだお客様は、「オープンしてすぐに並んだのですが、1時間は並ばないと。」とおっしゃっていました。
全国のご当地餃子の他にふくしま餃子の会が7店出店し、「ご当地グルメまつり」も開催されました。
実行委員の丹野さんにお話を伺いました。
「前日に開催された餃子サミットでは「餃子」でまち起こしをしている全国各地の餃子国(餃子自慢の団体)が
日本の元気回復における餃子の可能性を話し合いました。
餃子万博は、各地の餃子国が持ち回りで開催し、今回で3回目になります。」
今年は本来であれば福島県の順番ではなかったそうですが、
「福島の復興と町おこしのために」と今回の開催が決まったそうです。
「大きなイベントなので準備に1年ほどかかりました。
前日に大量に餃子が届くので冷凍餃子を保管する場所の確保など苦労しました。
子供達がたくさん来ることで、『福島は元気に頑張っています』と全国に発信したいです。」とおっしゃっていました。
「お好み焼き餃子とホルモン餃子が美味しかったです。」と、
手分けして7種類の餃子を買って食べ比べをした皆さん。最高で40分並んだそうです。
餃子を素材に福島市の桜の聖母短大生らがレシピを考え、福島大生がパッケージをデザインした「餃子七変化弁当700円」と
「ぎょうざとクロワッサンの出会い250円」も大人気でした。
ふわふわのパンとスパイシーでジューシーな餃子が合うんです。
ふくしま餃子国から来年の開催国となった、すそのギョーザ国(静岡県)へ引き継ぎ式が行われました。
「福島の元気な姿が見れてとっても嬉しいです。」
すその餃子の特徴は、モロヘイヤたっぷりのスープ餃子です。
宮城県仙台市から餃子万博に遊びに来てくれました。
高校時代の同級生だそうです。「ふくしまの餃子が1番美味しかったです!」と嬉しいコメント♪
餃子を通して全国とつながり、餃子を食べて元気になれる餃子万博でした。
福島には美味しい餃子屋さんがたくさんあります。
餃子めぐりにいらしてくださいね♪
郡山のお菓子と会津のB級グルメをどうぞ!~スポーツ博覧会 東京2012~(東京都世田谷区)
10月8日、体育の日にふさわしく東京の空は晴れ渡りました。
10月7日からの2日間、東京都世田谷区にある駒沢オリンピック公園では「スポーツ博覧会 東京2012」が開かれていました。
元サッカー日本代表釜本邦茂さん、澤登正朗さん、元女子サッカー選手の川上直子さんによるサッカー教室と対談など、
たくさんのイベントが開かれました。
垂直跳びゲームコーナー、サッカーボールの的当てなど、子どもたちが気軽に楽しめるコーナーもいっぱいです。
その一角では、ご当地グルメの屋台や、各地の観光をアピールするブースが登場。
会津からは、人気B級グルメ「ソースかつ丼」にちなんだ串カツ「ドン・カツソース」、
「末廣」の酒粕をパウダー状にしたものをまぶした「酒粕揚げパン」、そして「カレー焼きそば」を販売。
絶えず行列ができていました。
「カレー焼きそば」は、最近話題の会津の新名物だそうです。市内には「カレー焼きそば」が食べられる店が15店もあるそう!
食べてみると、もっちり太麺の焼きそばにマイルドなカレールーがかかっています。
やや甘めのソースとカレーの辛さが不思議に合うのです。
「酒粕揚げパン」は、酒粕の風味と揚げパンの香ばしさが食欲をかき立てます。
外に設置されたテーブルで、美味しそうに 「カレー焼きそば」を食べている女の子2人に話を聞いてみました。
長谷川結ちゃん(右)と土屋花恋ちゃん(左)です。
「カレー焼きそばは今まで知りませんでした!
食べてみたら、最初はちょっと辛いかなあと思ったんですけど、口に入れたらそうでもなかったです。
麺がね、もちもちしてる!」
結ちゃんは今日は少年少女サッカーに参加したそうです。スポーツの後でおなかぺこぺこ、なおさら美味しいですね!
郡山のブースでは、「薄皮饅頭」「ままどおる」などおなじみ郡山のお菓子を販売。
テントの一角では「起き上がり小法師」の絵付け教室も開催していました。
店頭販売していた、郡山市商工観光部観光物産課の長原理さんに話を伺いました。
「昨日(7日)は天気が悪くて人出も少なかったのですが、今日は晴天でたくさんの人に来ていただきました。
一番人気は『ままどおる』ですね、全国的に知名度は高いのですが、買えるところが少ないのでイベントのときはよく売れています」。
「これからも郡山をアピールしていきたいです!」と、ミス郡山・采女の川村瞳さんとともにメッセージをいただきました。
クイズに答えて「リンゴ」を当てよう!
今回は、クイズに正解した方の中から抽選で15名様に
JAあぶくま石川「ふじ」(3,000円相当)をプレゼントいたします!
詳しくはコチラをご覧ください!
ふくしまの米~安全・安心の取組み(トップセールス)開催!(11月23日)
福島県では、24年産米の出荷にあわせ、株式会社イトーヨーカ堂の協力のもと、
下記のとおり「ふくしまの米~安全・安心の取組み」を開催します。
開催日時
平成24年11月23日(金・祝)
1回目 午後1時から ※福島県知事による説明は1回目のみとなります。
2回目 午後3時から
開催場所
イトーヨーカドー葛西店 1階イベントステージ(東京都江戸川区)
アクセス情報はコチラをご覧ください
出席者
福島県知事 佐藤 雄平
イトーヨーカ堂 代表取締役社長 亀井 淳 氏
司会 村松 真貴子 氏(元NHKキャスター)
開催内容
福島県知事 佐藤雄平と株式会社イトーヨーカ堂 代表取締役社長 最高執行責任者 亀井 淳氏とが、
24年産米の生産状況や県産農産物の安全確保対策の取組みについて消費者の皆様へ直接説明させていただきます。
また、参加された方(先着100名様)に県産米をPRするキャンペーンクルー”うつくしまライシーホワイト2012″らが、
24年産米を無料配布します。
さらに、来年1月より放送されるNHK大河ドラマ「八重の桜」を記念し、
県の観光PR隊「ふくしま八重隊」によるパフォーマンスをはじめ、
ふくしまHAPPY隊による「起き上がり小法師の絵付体験」、
新島八重マスコットキャラクター「八重たん」や福島県のキャラクター「キビタン」による観光PRを行います。
イベント情報を追加しました
□2012年12月2日(日)
【神奈川】第2回ふるさと交流フェスティバル
農産物及び加工食品の販売PRを行います。
□開催場所:中原平和公園(神奈川県川崎市)
□開催時間:午前10時から午後3時まで
□主催者等:川崎市中原区役所
詳しくはこちらをご覧ください
□2012年12月9日(日)
【神奈川】かながわ朝市サミット
福島県産農産物及び加工食品の販売PRを行います。
□開催場所:相模原市西門商店街(神奈川県相模原市)
□主催者等:かながわ朝市ネットワーク
詳しくはこちらをご覧ください
□2012年12月15日(土)、16日(日)
【東京】「世田谷のボロ市」復興支援物産展
福島県産農産物及び加工食品の販売PRを行います。
□開催場所:世田谷信用金庫本店駐車場(東京都世田谷区)
□開催時間:午前9時から午後9時まで
□主催者等:世田谷区世田谷総合支所
詳しくはこちらをご覧ください
そのほかのイベント情報は、イベントカレンダーをご覧ください!
県産品を自然のままに麺作り(田村市)
田村市船引にある上濃屋製麺所さんにお話を伺ってきました。
上濃屋製麺所さんは昭和27年に創業、今は3代目の橋本博恵さんが代表を務めています。
こちらでは、ラーメン、うどん、そば等の麺類を製造しています。
実は以前、郡山市にある「6次化情報ステーション」の中でも紹介したこともある「ゆき力ラーメン」はこちらで作っているんです!
ゆき力ラーメンは、福島県産ブランドの小麦粉「ゆきちから」を使って作られているラーメンです。
この小麦粉は、麺の製造にとても適しているということで、県内のラーメン屋さんなどでも使用されていることも多いのだそうです。
震災前までは福島県内各地で、ゆきちからが栽培されていたそうですが、今は会津での栽培が多くなっているのが現状です。
上の写真でご紹介している「ゆき力ラーメン」は、スープにもこだわっており、なんとこの一箱で3つの味が楽しめるんです。
浜通りからはいわきの塩味、中通から伊達鶏ガラ醤油味、会津からは味噌味(*^_^*)
どの味も各地の個性が出ており、あっさりと食べやすいスープです。
また、麺は生麺なので自宅でお店のようなラーメンを食べることが出来ちゃいます!
そして、上濃屋製麺所さんのもう一つのオススメ商品はこちら。
エゴマうどんです。
これは、田村市で採れたエゴマを炒って、油を抜いて、粉末状にして、麺に混ぜ込んで作っているのだそうです。
食べてみると、ふんわりとエゴマの味が口に広がって、薬味などが無くても麺そのものの味を楽しむことが出来ます♪
ただ、田村市では震災の影響で、昨年はエゴマの栽培は行われませんでした。
現在、麺の製造に使われているのは一昨年採れたものとのこと。
ちなみに、今年はエゴマの栽培が行われているそうです!
出来が楽しみですね。
今回お話を聞かせてくれた代表の橋本さん。
橋本さんは、商品の開発も行っているということで、「ゆき力ラーメン」、「エゴマうどん」の開発もされています!
開発のこだわりは、「自然のものを自然のままに使う」ということなのだそう。
自然のおいしさを出すことって、簡単なようで難しいことですよね。
今後も、福島県産のものを使って麺を製造し、福島県を県外にPRしていきたいと意気込みを語ってくれました。
「ゆき力ラーメン」、「エゴマうどん」は6次化情報ステーションや、サービスエリア、そしてインターネットでもお買い求め頂けるということです。
ぜひ、食べてみて下さいね♪
上濃屋製麺所
【URL】http://www.kaminoya.net/index3.html
じゃがいもがごろごろと!「農業収穫体験」(福島市)
10月6日、福島市農業委員会主催の「旬の地場農産物再発見ツアー」が開催されました。
ツアーの日程は
午前中に野菜畑見学、昼食をいただいたら、
午後は収穫体験をし、放射線測定検査会場を見学して、最後に直売所へ向かいます。
参加費は1人500円、2歳~小学生までの親子21名が参加しました。
まずは、福島市松川町水原地区なす・いんげん畑見学です。
農業委員の渡邊友一さん(自然農法福島松川生産組合代表)が有機農業の取組みのお話をしてくださいました。
苦労は毎日ですが、最近後継者ができ、これからも今まで以上に有機農業が続けられる事が喜びだそうです。
お話を聞いた後は、少しだけなすの収穫をしました。
昼食は「かーちゃんの力プロジェクト」さんの福島産の食材を使ったお弁当です。
【ここまでの写真は福島市農業委員会さんより画像提供】
午後はJA新ふくしまファームに移動し、じゃがいもの収穫体験をします。
泥だらけになって、必死にいも掘りをしている子供達。
掘っていくとごろごろとじゃがいもが見つかり、宝探しをしているようで、目が輝いていました☆
掘った後は、じゃがいもの干し方の説明を聞きました。
じゃがいもは、収穫したら日陰で数時間干します。そうすると長持ちするそうです。
収穫してすぐよりも、少したってからの方が美味しくなるそうです。
掘ったじゃがいもはすべてお持ち帰りできます。
福島市農業委員会 事務局長の佐藤茂由さんにお話を伺いました。
「農業体験は平成18年から始まり、今回で6回目になります。
農家の方とふれあいながら福島県産食材を知ってもらおうと企画しました。
震災後は室内で福島県産食材をふるまうなどのイベントを開催しており、屋外での体験は震災後初めてになりました。
体験を通してどのように野菜が栽培されているのか理解し、楽しく収穫体験をして欲しい。」とおっしゃっていました。
最後は、吾妻の駅ここらでお買い物を楽しみ、
「ふくしま 新発売。」主催のモニターツアーでも訪問した放射線測定検査会場の見学です。
実際に初めて見る方がほとんどで、熱心にお話に聞き入っていました。
参加されたご家族に感想を伺いました。
「家族みんなで参加出来る、楽しい体験がしたいと応募しました。
農家の方の苦労など今まで考えた事がなかったので、お話が聞けて野菜に対する思いが変わりました。」とのこと
お子さんは、プランターでじゃがいもを栽培していて、小さいじゃがいもしか収穫した事がありませんでした。
「こんなに大きくてたくさんのじゃがいもが収穫できて、とっても驚いたし、嬉しかった!」とおっしゃっていました。
みなさんお疲れ様でした!
新宿に「八重隊」登場!~八重のふるさと「会津」にこらんしょ~(東京都新宿区)
平成25年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の舞台は、福島県です。
ヒロインは、会津藩士の娘として生まれ、戊辰戦争の際には自ら銃を持って勇敢に闘った山本八重。
維新後に同志社大学の創設者新島襄と結婚、新島八重となります。
夫に先立たれたのち、日清・日露戦争では看護婦として従軍、という波瀾万丈の生涯がドラマ化されるのです。
その「八重の桜」にちなんだイベントが、10月10日と11日の2日間、東京都の新宿駅構内で開かれました。
ふくしま↔東京キャンペーンの一環で、「八重のふるさと『会津』へこらんしょ」をテーマに、
福島県会津地方振興局が出展したもので、会津の特産品がズラリと並んでいました。
会津産コシヒカリの新米、酒、はちみつ……
そして、さっそく、「八重の桜」関連の商品も見られました。
この日は、会津美里町のキャラクター「あいづじげん」も登場!
卵の形と割れた部分から覗いているような目、歩く姿がなんともかわいらしいのです。
「会津美里町は、2005年に合併によって新しく生まれた町です。
これからスタートということで、卵形をしています。目のところは町の形をしているんですよ。
『じげん』は会津美里町出身で、日光東照宮を創建したことなどで知られる僧侶「慈眼大師」に由来します。
新しい会津美里町を、よろしくお願いします!」
と会津美里振興公社の齋藤貴子さんたちが教えてくれました。
ステージでは、「ふくしま 八重隊」による八重の生涯を描いたショーが始まりました。
約15分と短い時間ではありますが、歌あり踊りあり、八重が銃を構えるシーンなどでは観客からも大きな拍手が起きます。
八重を演じる渡部真希(まき)さんは、浪江町出身。現在は福島市で生活しています。
「八重さんについては、まったく知りませんでした。
今回演じることになり、八重さんについて色々な資料を読みました。本当に強い女性だな、と感動しました。
私も八重さんのように強く生きたいと思います。」
八重の生涯を描く大河ドラマは、福島はもちろん、全国の多くの女性を力づけることでしょう。
これからも、美味しい果物を届けたい「ふくしま土壌クラブ」(福島市)
梨の取材でお世話になった、「たかはし果樹園」園主の高橋賢一さんは「ふくしま土壌クラブ」の会長を務めておられます。
今回は、「ふくしま土壌クラブ」の活動について伺うために、「たかはし果樹園」さんにお邪魔しました。
「ふくしま土壌クラブ」は、食と農の未来をつくるために、
科学的な知見と生産者のひたむきな想いをのせて、ふくしまのおいしい果物を届けるため、
研究者・学生・農家が一体となって活動しているそうです。
高橋さんがJA新ふくしま主催の農業経営塾で放射線や風評被害の勉強会に参加しているうちに、
「会を作ってこのような活動をこれからも存続させたい!」との思いから、12名のメンバーが集まり2012年2月15日に発足しました。
ふくしま土壌クラブの活動は、樹体の洗浄、果樹園の放射線の計測と測定値のマップ化、
土壌対策の検討、放射線低減資材の試験、各地域での線量測定、空間線量の測定、果樹の植え替えなどです。
また、福島大学と連携し、七夕マルシェへの参加、測定データ整理・果実モニタリング調査、
果物の購入者からのアンケート調査なども行っています。
JA新ふくしま、モニタリング放射性物質検査開始(2012.6.5)
福島大学とのプロジェクトでアンケート調査を開始しました(2012.8.1~)
【ふくしま土壌クラブさんより画像提供】
このアンケートは、果物の購入者や贈答などで受け取られた方々を対象に
原子力災害からの食と農の再生に向けた復興支援活動と学術研究に活用されます。
アンケートの内容は、
放射性物質と食品の安全性、福島県産の食品に対する不安や購入状況などの質問があります。
この1回目アンケートは10月末で締め切り、2回目のアンケートの内容は現在検討中だそうです。
「アンケートの結果を生かし、来年度の個別の果樹園の経営を回復したいと思っています。」とのこと。
最近の活動は、まずは地元の皆さまに福島の果物の美味しさをわかってもらおうと老人ホームにぶどう32kgを贈り、
次回は中学校にりんごを贈る予定です。
今後は、消費者や学生と農作業を一緒に行ってもらうなど、
生産者と消費者が理解しあえるような機会を作っていきたいそうです。
「ふくしま土壌クラブ」の皆さんを見ていると、このような活動を産地全体で取り組んでいく事で気持ちが前向きになり、
どうすればこの状況から抜け出せるのか、少しずつ光が見えてきているように感じます。
ふくしま土壌クラブ
【住所】〒960-0241 福島県福島市笹谷上横堀74
【URL】http://www.dojyouclub.jp/
Facebook始めました!
http://www.facebook.com/Fukushimadojyoclub
福島から秋の味覚をお届け~板橋市場オータム・フェスティバル(東京都板橋区)
10月から11月の期間、東京都内にある8つの市場で、「ふくしま⇔東京キャンペーン」の一環として、
「第24回都民のための野菜天国 果物王国まつり2012」が開催されました。
10月28日には、板橋市場で「板橋市場オータムフェスティバル」として開催。
特設ステージでの太鼓や踊り、また果物がもらえる大輪投げ大会などで盛り上がりました。
板橋市場はおもに野菜、果物、そして花き類を扱っています。
会場のあちらこちらではフラワーアレンジメントや冬の風物詩ポンセチアなども売られていて、華やかな雰囲気です。
福島からは、「福島支援コーナー」として出展。
トマトやヒラタケ、漬物、トマトジュースなどを販売しました。トマトは人気ブランドの南郷トマト。
トマトというと夏野菜という印象が強いのですが、秋のトマトは甘みがとても強いんです。
食べてみますと確かに、凝縮されたような、濃い甘みを感じました。
販売と同時に、福島県産の農産物の安全性をアピールするチラシも配布しました。
「農林水産物の放射性物質検査について」の中では、福島県や生産者等が行っている安全安心の取組みや
緊急時環境放射線モニタリング検査結果の概要が記載され、
「やさい・くだものQ&A」では、福島県産の野菜や果物を食べても安全なのか、という疑問にやさしく答えています。
福島県産の農産物について、来場者の方々にお話をうかがってみました。
「検査をちゃんとしているのは知っているし、不安はないです。
逆に、私には農産物を買うことくらいしか支援ができないので、積極的に買っています。」(60代女性)
この日は、野菜類以外に、「喜多方ラーメン」の販売もありました。
2食入りが味噌、塩、しょうゆなどよりどり3袋(計6食)で500円という安さもあり、大人気。
販売元である(株)河京の営業次長池亀さんによれば、
「いつもの半額ほどで提供させてもらっています。もう1500食くらい売れましたね。」とのこと。
関谷宏美さん(左)は、お母さまの吉野伊久子さん(右)と来場し、喜多方ラーメンを購入。
「ラーメンが大好きなんです。実際に喜多方で食べたことはないんですが、
以前スーパーで買って食べた喜多方ラーメンが美味しかったので、今日も迷わず買いました。」
いつか喜多方に行って食べてみてくださいね。ありがとうございました!
葛飾区と塙町の交流!~葛飾区産業フェア~(塙町・東京都葛飾区)
10月19日~21日に東京都葛飾区で開催された第28回葛飾区産業フェアに、東白川郡塙町にある塙町物産協会が出店しました。
「塙町は東京都葛飾区と防災協定を結んでいるんです。そのご縁で今回の出店となりました。
それに、アンテナショップも葛飾区内の新小岩駅近くにあるんですよ。」と塙町物産協会会長の大竹敏夫さん。
この日は鮎の塩焼き、フランクフルト、焼き餅など、その場で食べられるもののほか、
米、エゴマ、特産のこんにゃく、わらびなどの山の幸など、様々な物産を販売。
「鮎の塩焼き」は、夕方までに用意した150尾すべて売り切れ、午後5時前には「つくね」も売り切れていました。
天然の味噌で漬けた豚肉(写真左)は焼いてもとても柔らかく美味!
そして、夕方やや肌寒くなってきたせいか、こんにゃくのおでん(写真右)が大人気でした。
「おいしいからこれが2本目!」と、小学生の女の子たちがやって来ました(写真左)。
「だしがよく沁みていておいしい」と、お気に入りのようです。
2本買っていたのは、地元青戸銀座商栄会の会長谷口信雄さん(写真右)。
「会長に就任したばかりなので、塙町のことはまだよく知りませんが、
葛飾とのつながりを知って、これからいろいろと企画しようと考えています。
商店街の秋祭りでも出店してもらう予定です。」
下町らしい、温かく、人なつこい方々の様子が印象的でした。
「自治体同士の関係もありますし、上野に出やすいためか葛飾区近辺には福島、東北出身の方が多いんですね。
『私も福島なんですよ』と声をかけてくださる方もかなりいらっしゃいます。
これからもこのつながりを大事にしていきたいですね。」と大竹会長。
塙町物産協会の方々と大竹会長(写真右端)にメッセージをいただきました!
次は、塙町のアンテナショップ「ダリちゃんショップ」にも行ってみたいと思います。