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福島のお酒を味わう夜!~「ふくしま美酒体験in渋谷」開催(東京都渋谷区)

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9月26日、東京都渋谷区の東急セルリアンタワーで「ふくしま美酒体験in渋谷」が開催されました。
40蔵元が参加する大イベントで、600名限定のチケットは売り切れという盛況ぶりです。

まずは福島県酒造組合の新城猪之吉会長が開会の挨拶を行いました。

「全国新酒鑑評会で今年こそ受賞数で新潟に勝ちたいと思いましたが、残念ながら数ではちょっとだけ負けました。
しかしながら、新潟は76社が出品して受賞24社、福島は38社が出品して22社が受賞。
受賞率では上回っているんですね。」と、福島の酒の実力をアピール。

 

写真左は鈴木酒造店の鈴木大介さん。
浪江町の鈴木酒造店は、東日本大震災で被災。現在は山形県長井市で「磐城 壽」の醸造を続けています。
多くの方が声をかけつつ、山形で醸す「浪江の酒」をいただいていました。

 

二本松市の人気酒造は、開業4年目の新しい蔵元。
吟醸酒しか醸造しないというポリシーのもと、元奥の松酒造の遊佐勇人さんが立ち上げた銘柄です。

「震災後、蔵を移転してがんばっています。美味しいお酒を召し上がっていただきたい。」(写真右・遊佐さん)

 

 

白河市の有の川酒造は、日本国内産「マッコリ」を「虎」というブランドで醸造。女性を中心に注目されていました。
「韓国の濁り酒であるマッコリは日本のどぶろくとほぼ同じなのですが、度数が8%程度と低いんですね。
お酒の弱い方にも呑みやすいと思います。そして『虎』は火入れしていません。
発酵したままのマッコリはなかなか飲めませんよ。」と、代表の有賀義裕さんに教えていただきました。

 

 

会津坂下町の「天明」、南郷村の「花泉」など人気銘柄が勢ぞろい。
渡されたグラスを持って各蔵元のブースを回り、数多くの銘柄を味わえば、「どれが美味しかった。」と、仲間同士で会話もはずみます。
都内在住の鈴木陽司さんは福島県出身、妻の桂さん(写真・左)とグラスを傾けていました。
「地元の友人にこういうイベントがあると聞いて参加しました。福島のお酒はやっぱり美味しいですよ」と陽司さん。

また、同じく福島出身という溝井里美さんは、会社の上司吉井章さんと参加(写真・右)。
「酒造組合のイベントにはずっと以前から参加しているのですが、年々規模が大きく、にぎやかになっているようでうれしいです。今日はいっぱい飲みます!」と張り切っていました。

 

「8月にはタイに行きましたし、10月には中国や韓国へ営業に行ってきます。
日本酒は海外でも通用するお酒。特に質の高い福島の日本酒を海外にもどんどん売り込んでいきますよ。」

新城会長の力強い言葉が心に残りました。福島の「美酒」は世界に広がっていきます!


ピロシキが食べられるカフェ(西郷村)

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今回は西白河郡西郷村にある『Café&shop テレモック』さんにお邪魔してきました。

お話を伺ったのは店長のチェルノバ・インナさん(写真左)。

チェルノバさんはウクライナのご出身で、ご主人の藤澤さんとはウクライナで出会い、7年前に結婚。
結婚を機に来日し、2年前の夏にこのお店をオープンしました。

 

テレモックさんの目玉メニューは、チェルノバさんが作る“ピロシキ”です。

ピロシキはロシアやウクライナ、ベラルーシなどで食べられている伝統料理です。
機械では作れず、1個1個手作りでなければ作れません。大変、時間と手間がかかるそうで、
週末などお母さんたちの時間があるときや特別な日に出されるごちそうなのだとか。

私が想像していたのはカレーパンのようなものでしたが、
ピロシキの生地にはヨーグルトも使われています。
さらに、具は地域や家庭によって異なり、魚が入っているのもあればリンゴジャムが入っているのもあり、
バリエーションは約300種類もあるそう。焼き方もそれぞれ異なるのだそうです。

 

2年前の夏にレストランとしてオープンしたものの、約半年後に被災。
大きな被害を受け、レストランとして営業できない状態になってしまいました。
さらに原発事故により、自身の畑で栽培していた食材(野菜)が使えなくなってしまいました。

原発事故のニュースは故郷ウクライナにも届き、
ご両親や友人から「戻ってきなさい」といった連絡が相次ぎました。
しかし、チェルノバさんは「福島にも大切な家族がいるため、帰る気はなかった。」と、
当時を振り返り話してくださいました。

そして、お店での営業ができないならばと、復興イベントへ積極的に出店してきました。
現在も店内は修復が完了していないものの、週末はデリバリー、平日は予約制でお店を開くというスタイルで、
精力的に営業されています。

 

生まれや育ちが福島でなくても、福島を愛し、住み続ける方や復興に向けて活動されている方がいることを改めて感じた取材でした。

 

テレモックさんではピロシキの他にも、ワレニキやフォロストなど東欧の郷土料理などが食べられます。
どんなお料理かは、皆さんご自身で味わってみてください!

お店ではかわいらしい輸入雑貨なども販売されていますよ。

 

Café&Shop テレモック
【住所】福島県西白河郡西郷村大字小田倉字後原82
【TEL/FAX】0248-25-3363
【Eメール】imex.7@kcf.biglobe.ne.jp

 

おしまい

「ふくしまの想いをのせて イン KIHACHI 銀座」参加者募集のお知らせ

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福島県では昨年より、「ふくしま 新発売。」プロジェクトを立ち上げ、県産農林水産物や観光などの最新情報を提供し、
新たな未来へ向けて再生し始めている福島の姿を、全国の皆様に伝えています。
 
この度、福島県は、24年産米の出荷(全量全袋検査実施)にあわせ、
KIHACHI銀座本店にて、 県産米を中心としたコースメニューを楽しんでもらいながら、
若手生産者、シェフ、そして消費者の方々が語り合うことで、
福島県産農林水産物への理解を深めて頂くイベントを開催することといたしました。
 
本イベントでは、福島県郡山市出身で、震災以降、福島の復興に多大なご協力を頂いております、
KIHACHI銀座本店総料理長の鈴木眞雄氏が、福島の旬の素材を活用したコース料理をプロデュースします。
 
どうぞ、ご参加頂きます様、お願い申し上げます。
 
 


 
 

開催日時

11月6日(火)  午後7時から午後9時まで
 

開催場所

KIHACHI 銀座本店  (〒104-0061 東京都中央区銀座2-2-6)
 

募集期間

平成24年10月18日(木)から10月31日(水)まで
 

募集人数

40名様
 

参加費

無料
 

注意事項

・応募締め切り後、厳正な抽選をもって、御参加者様にあらためてご連絡申し上げます。
・福島県復興に向けた今後の情報発信の参考と致しまして、皆さまからのご意見を賜ります。
 当日は、主催者及びメディアの取材が入りますので、ご了解下さい。
・主催者及びメディア取材関係者が、本イベントの様子を撮影した写真:動画及びお伺いしたご意見を、
 主催者の情報発信活動(WEBサイト、各媒体掲載等)に使用させて頂く場合が有りますのでご了承下さい。
 
 
 

  

クイズに答えて、24年産米 福島県のオリジナル新品種「天のつぶ」を当てよう!

そばとうどんとおやきと(いわき市)

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今回は、いわき市三和町の飲食店『きのことマサ』さんにお邪魔してきました。

お店のご主人・小野正浩さんと奥さんの陽子さんにお話を伺いました。

開店は7年前の平成17年。
それまでご主人は企業の社員食堂で約20年も調理のお仕事をされていたそうです。

店名の『きのことマサ』は、“きのこ”好きのご主人“マサ(まさひろさん)”が由来。
主に、そばやうどんが食べられるこの『きのことマサ』さんではつけダレが7種類もあります。

ポピュラーな“めんつゆ”はもちろん、いわき市産のじゅうねん(エゴマ)を使用した“じゅうねんダレ”、
“辛子肉ダレ”、“大葉ダレ”など様々な味が楽しめます。

そば・うどん屋さんとしても魅力的なお店ですが、これだけに留まりません。

商品開発が好きなご主人は福島県が全国2位の生産量を誇る“さしみこんにゃく”とそれに合う味噌を製造されていたり、
“おやき”や”パウンドケーキ”、“シフォンケーキ”、“ドレッシング”なども手づくりされています。

 

お二人のこだわりは『自らが作った物を提供する』ということで、従業員は雇いません。
なので、いずれの商品も人気がありますが大量生産は出来ないのだそうです。

 

お二人のご厚意で“さしみこんにゃく”と“おやき”をいただきました。

さしみこんにゃくは手づくりのじゅうねん味噌を。
じゅうねんが入っていることで普通の味噌よりもコクがあり、非常に美味しかったです。
白いご飯にも合いそうです。

次に“おやき”。

 

皮がモチモチで分厚いので食べ応えがあり、中に入っている具も美味しい!

今回いただいたのは舞茸のバター味でしたが、他にも“しめじのゆず味噌”、“じゅうねん味噌”といった味があります。

この絶品のおやきが完成するのには3年もの月日を要したのだとか。
おやきは作るのに手間と時間がかかるため、作っている人は多くないそうです。
しかし、ご主人は「そもそも手を抜いたものはすぐお客様に見抜かれる。手間ひまかけないと売れない。」
とおっしゃいます。

また、おやきは地域によって中に入れる具に地元特産の食材が入っていたりして、色んな味があるそうです。
その地域の特産物を味わうのには、もってこいの料理ですね。

 

ご主人に昨年の原発事故からこれまでのことについても伺いました。

震災前までは、いわき市の南に位置する茨城県水戸市からのお客様も多くいらしていましたが、
原発事故後はめっきり減ってしいました。
そのため昨年は、風評被害を払しょくしようと県内外でたくさんの復興イベントへ参加しましたが、
県外のイベントに参加するには移動時間や高速代、駐車場代もかかり、
その費用を念出するのにも大変苦労されたそうです。

それでもご主人はめげることなく営業を続け、飽くなき探求心のもと新たな商品開発に励まれています。

いわき市にお越しになられた際は是非、美味しい食べ物が豊富な『きのことマサ』さんに立ち寄ってみてください。

 

きのことマサ
【住所】福島県いわき市三和町上三坂字立町101-2
【TEL&FAX】0246-85-2755
【営業時間】午前11時から午後3時まで、予約時のみディナーも営業   【定休日】月曜日

 

おしまい

献上米「天のつぶ」(只見町)

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南会津郡の只見町が25年振りに献上米の産地に選ばれました。
今回は献上農家に選ばれた、「さんべ農園」さんを取材させていただきました。
三瓶さんは献上農家に選ばれた時に、迷わず、「天のつぶ」を献上しよう!と決めたそうです。

「天のつぶ」は福島県が開発した、新品種です。
一般には23年度から作付けされました。

献上米は有機栽培で作付けしました。
育ててみると、とても育て易い品種で、収穫量もかなり良いとのことです。
米の粒がとても揃っていて、粘りがあり、お寿司やおにぎりにも適している品種だそうです。

すくすくと順調に伸びた稲は9月25日に刈り取りの日を迎えました。

田んぼに到着してみると、まだ青々とした稲穂が天に向かってすっくと伸びています。
葉が青い間に稲が実るのも「天のつぶ」の特徴です。

今回は地元の小学5年生が稲刈り体験にやってきました。
25年振りの献穀田の稲刈りということで、校長先生をはじめ、ご父兄の方も見学にいらしていました。

 

子供たちの未来へ、三瓶さんからメッセージです。
「25年後に献上農家に選ばれた時は頼む」と。。。
子供たちからは「農業やります!」という頼もしい言葉!三瓶さんは本当に嬉しそうでした。

そして、「農業を最高の形で未来の子供たちへつないでいくのが目標です」と、話してくださいました。

 

二反の献穀田を無事に刈り終え、お祝いにお赤飯が振る舞われました。

 

子供たちと青空の下でお赤飯をいただきながら、明るい未来が見えてきたような気がしました。

献上米を入れる袋は三瓶さんの奥様が手縫いし、
奥会津三島産の桐箱に入れられ、10月29日に皇居に参り、献上されます。

献穀田で収穫された「天のつぶ」は、献上された後、只見町役場の農政課で受け付け販売される予定です。

私も申し込んで、「天のつぶ」を味わってみようと思っています。

【受付終了】第3回 今の福島を見に行くモニターツアー

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『第3回 今の福島を見に行くモニターツアー』は受け付けを終了しました。
 
沢山のご応募、誠にありがとうございました。
 
当選された方には、メールまたは電話にてご連絡を差し上げます。

霞が関から東北を応援!~霞マルシェ2012~(東京都千代田区)

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10月3日から5日まで、東京都千代田区にある霞が関ビルで「霞マルシェ2012」が開催されました。
これは北は北海道から南は沖縄まで、全国の隠れた逸品と料理を紹介しようというイベントです。

 

ビル内の特設ブースでは珍味やお菓子などを販売、地酒もずらり並んでいます!

「お酒と併せて売っているせいか、今日はお菓子よりおつまみのようなものがよく売れますね。
おつまみ系はかまぼこなど、浜通りのものが多いです。」
と、福島県八重洲観光交流館の室岡あゆみさん。

 

 

ビル前の広場「霞テラス」では、さまざまなキッチンカーが登場し、秋田の「きりたんぽ」、岩手県大船渡の「三陸海鮮弁当」など、ご当地の逸品を販売。
福島県からは、「猪苗代のそば」、そしてご存じ「浪江焼きそば」が出店しました。

  

猪苗代は、寒暖の差があるため、そば栽培に適している土地柄。さらに、磐梯山系のいい水と澄んだ空気が、おいしいそばを生み出すのだそうです。
この日はつなぎなしの「もりそば」と会津地方の結婚式などお祝い事で振る舞われる「祝言そば」の2種類をそれぞれ500円で販売。

 

「もりそば」をいただいてみると、のどごしよく、なめらかな舌触りがとてもおいしい!
近くで「祝言そば」を食べていた男性お二人に聞いてみました。

「むかし郡山に住んでいたので、会津のそばのおいしさは知ってたけど、これもまたおいしいねえ」(左側の男性)

「『祝言そば』がおいしいですよ、これは鶏肉とゴボウかな?いいダシが出ていて本当においしい。
『もりそば』はどこにでもあるけど、これは初めて食べます」(右側の男性)

そう聞けば、今度は「祝言そば」を食べてみたくなり、2杯目をいただくことに……。
よく煮込まれた鶏肉たっぷりのつゆにゴボウの風味も効いています。
本当にいいダシが出て、なめらかなそばによく合っています。
これは普通の蕎麦屋さんにありそうでないのでは、と思いました。
猪苗代のそばブースでお手伝いをしていた、ANA総研の東條恵さんにお話をうかがいました。

「このイベントに協力しているのは、各地の『逸品』を発掘して、知った方がその土地に旅してみたくなってほしいという思いもあるからです。その土地で普通に食べられているもののよさは、案外地元の方は気づかないもの。こうした機会に、多くの方に知ってほしいですね」

東條さん自身は新潟出身、妹さんが仙台に住んでおられるなど、東北、福島はとても身近な存在だとのこと。

「これからも福島、東北のよさをアピールするお手伝いをしたいですね」

最後にメッセージをいただきました!


花もみもある福島市フェア日暮里(東京都荒川区)

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9月28日に、東京都荒川区の日暮里駅前広場にて
「花もみもある福島市フェア日暮里」というイベントが開催されました。

各ブースでは果物、野菜、菓子、お肉など、福島県産のものがたくさん販売されていました。
福島市の観光キャラクター「ももりん」の姿も!!

まず最初にお話を伺ったのは、炭火焼の串焼きや野菜、スイーツなどを販売している石川町のブースにいらっしゃった、
JAあぶくま石川 営農生活部 の小山田 幸弘さん。

 


(右の方が小山田さん)

福島市と荒川区は交流都市という間柄で、以前からこのイベントに出店させてもらっているそうです。

「去年は、生産者の方々からも、『行ったってどうせ売れないだろう?』と言われていました。
実際のところ、去年は福島のものだとわかると、買った後に返してくる人も何人かいました。
これは本当。隠してもしょうがないから、そのことを生産者の人にも正直に伝えました。」とお話してくださいました。

ですが今年は、こうしたイベントを通して、
「ここでがんばれれば、福島は強いよ。放射能には負けない。」
「負けたらだめ。一生懸命やっていくんだから。」
「安全性はもちろん、『私たちは元気にがんばってるんだよ』ということを伝えていきたい。」
とおっしゃいます。

小山田さんは、今後も様々なイベントに参加予定とのことで、
少しずつでも生産者の方々や、福島の人たちの気持ちを伝えていきたいとのことでした。

最後に、「そうだそうだ、これ見てよ!」と新商品を教えてくださいました。

『いしかわ牛味噌カレー』です。

「去年はビーフシチューが大好評だったんだけど、
このカレーはね、やっとこさ、この夏に商品化したんだよ!おいしいよ!」とのこと。
どんな味か気になります!

 

次にお話を伺ったのは、梨やブドウ、桃のジュースを販売してらっしゃった、福島市農政部の斉藤 知希さん。

 

イベントで出会うお客様に、
こんなことが伝わるようにがんばっていきたい、とお話ししてくださいました。

「たくさんの方に、福島がどれだけ安全・安心に気を配っているか知って欲しい。
全ての農家で検査をして、数値を確かめています。
そのうえで、福島の食べ物はおいしいということを改めて知って欲しい。
去年は放射能の影響で福島のものは本当に安全なのか?と気になさるお客様が多かったけれど、
今年は、おいしいかどうかを聞かれるようになりました。

でも、福島県内では、果物などの個人贈答はまだ伸び悩んでいて、
生産農家の方と話していると、この個人贈答が戻ってくれば、
本当に復活したと言えるね、などと話をしているんです。

自分たちが大丈夫だと思っていても、受け取る人が大丈夫かな?と
心配している場合もあるので、その辺は気をつけないといけないとは感じてます。
完全復活まで、がんばっていかないと!」


(右の方が斉藤さん)

この日はミスピーチの方々も駆けつけ、
ブースにはお客様がたくさんいらしていました。

 

先日葛西臨海公園で取材をさせていただいた
株式会社ダイオー代表取締役専務 佐藤卓宏さんとも再会しました。
首都圏だけでなく、福島県内のイベントにも積極的に参加されています。

葛西臨海公園の記事はこちらをご覧ください。

 

今回は、荒川区と福島のつながりの深さ、
そして、福島の方々の強さを再確認感することができるイベントでした。

お忙しいなか取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

会津にこだわる手打ちそば!(郡山市)

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郡山市の住宅街の少し奥まった場所にある、手打ちそばのお店「わき水」さん。
素敵なのれんの掛った、ひっそりとしたお店です。

今回は、「わき水」さんの店主の山口榮一さんにお話を伺ってきました!

山口さんは会津の出身で、以前は高校の先生をしていました。
何か趣味を持ちたいと考え、教師時代にそば作りを始めたそうです。

試作品を作り、同僚に食べてもらう…そんなことをしているうちに、そば作りにすっかりハマってしまったとのこと。
そして、定年と同時に郡山市にお店を持ちました。

ずっと会津で暮らし、仕事もしてきたのですが、なぜ郡山市でお店を開いたのか…それにはわけがあります。

「会津には知り合いも多いからこそ、甘えも出てしまう。自分の味で勝負したい。」

なかなか出来ることではないですよね。

そして、もう一つの理由は、「会津の良いもの、おいしいものをもっと多くの人に知ってもらいたい。」ということでした。
「わき水」さんで使っている食材のほとんどは、会津産のものばかりです。

そば粉、醤油、野菜、そして、器も会津のもの。

器は、会津漆器、会津本郷焼を使用しています。
温かみのある会津の器で、食事ができるなんてなかなか無いことですよね。

そして、そば打ちや、お店で出しているそば茶に使われるお水は、会津磐梯山から汲んできたもの。
軟水なので、やさしい口当たりになるのだそうです。

今まで、色々な土地の食材を使ってそばを打ったそうですが、やはり一番おいしいのは会津産と気づき、
こだわり抜いた食材を使っているのだそうです。

 

そんな、会津にこだわった手打ちそばがこちら。

こしがあって、そばの風味が口の中に広がります!

つゆと大根おろしの汁を混ぜて、自分好みのめんつゆを作って食べます。
お塩を振って、そのまま食べると、そばそのものの味を楽しむこともできます。

そして、こちらがそばがき。

このそばがきは、今まで私が食べてきたものとはあまりに違うので衝撃でした!

そば湯の中に入っていて、ふわふわなんです。
じゅうねん味噌か、おろし醤油につけて頂くのですが、何もつけなくてもおいしい一品でした。

 
最後に、会津にこだわる店主、山口榮一さん。

お客様に喜んで頂くために、お店を続けているそうです。
「おいしい」という言葉に支えられているんですね。
会津にこだわる手打ちそば、ぜひ食べてみて下さいね。

 
わき水
【住所】福島県郡山市富田町塩ノ草37-17
【TEL】024-952-6646
【URL】http://homepage3.nifty.com/wakimizu/

ヌーベルグラッセ~福島の美味しいフルーツで~(福島市)

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『ヌーベルグラッセ』
まず、見た目がきれい☆

 
(左から梨、ネクタリン、もも、りんご)

ヌーベルグラッセは、「ヌーベル・・新しい」「グラッセ・・砂糖で煮詰めたお菓子」という意味です。
半生タイプのドライフルーツで、原材料は、主に福島県産のフルーツが使われています。

製造販売しているのは、株式会社岡昇さん。
会社の創業は1995年、「メグスリノキ茶」の販売を始め、その後、生のフルーツなどの販売をするようになり、
現在はドライフルーツの製造をするようになりました。

「どこにもないようなドライフルーツを作りたい!」と2年ほど試行錯誤を繰り返し、完成しました。
完成した今でも、もっともっと美味しくしたいと悩みっぱなしで、日々追求し続けているそうです。

ヌーベルグラッセの原材料のほとんどは、福島市内にある果樹園の、規格外のフルーツを買い取って製造しています。

風評被害に苦しんでいる農家さんからは、大変喜ばれているそうです。
岡崎さんは「福島はフルーツ王国でありながら、残念ながら全国的には充分に知られておらず、
こんなに美味しい福島のフルーツを、ヌーベルグラッセを通して知って頂けたら嬉しい。」とおっしゃっていました。

いま販売しているのは、もも(あかつき・川中島・暁星)、りんご(ふじ・紅玉)、
梨(幸水・豊水・二十世紀)、ネクタリン、いちぢく、さくらんぼ(佐藤錦)などで、
これらには福島県産のフルーツを使用されています。
ドライフルーツは外国産がほとんどで、国産のドライフルーツは珍しいそうです。

来月にはドライトマトが新発売。
このトマトは、福島市で避難生活を送っている方々が栽培した無農薬のトマトを使用して作られています。
まだ納得できる味になっていないそうで、もう少し改良してから商品化されます。
一生懸命栽培したトマトがこのような商品になり、生産した方々から喜ばれているそうです。

お話を伺った代表取締役の岡崎昇さん。

風評被害に苦しんでいる農家さんのためにも、福島のおいしいフルーツを全国に発信していきます!

 

工場近くのアンナガーデン内に直売所があります。

Le Reve(ル・レーブ)
おしゃれで明るい店内です

   

  

ヌーベルグラッセ、各種1袋380円。ヌーベルショコラ、各種1袋420円。
細かく刻んでヨーグルトに混ぜても美味しいそうです。

ずっと気になっていたヌーベルグラッセを買いました♪
やわらかくて、程良い甘さで生の風味が残るジューシーなドライフルーツです!

 
株式会社 岡昇
【住所】〒960-2156 福島市荒井字横塚3-271
【TEL】024-593-2254   【FAX】024-593-0269

直売所 菜果工房Le Reve
【住所】〒960-2156 福島市荒井字横塚3-217
【TEL】024-573-8472   【FAX】024-573-8472

秋葉原から秋の味覚を!(東京都千代田区)

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JR秋葉原駅電気街口改札内で行われた「ふくしま応援産直フェア」に行ってきました。

JR東日本さんの協力を得て、福島県産の野菜や果物を販売する企画です。
昨年は、上野駅などでも開催していましたが、今年は定期的に、
毎月月末の水曜から金曜にかけてJR秋葉原駅構内で行われている恒例イベントです。
(前回の記事はコチラをご覧ください)

 

新鮮な野菜や果物などの販売を中心に福島県の魅力がたっぷりと詰まっているこのイベント。

今回は、ある福島県産のものが、「ほぼ売り切れ状態」になっていました。

こちらです。

 

「昨日は生産者の方も来てくれて14時に完売、一昨日も、16時には完売したんですよ。
ほら、この『しいたけ』!手ごろな値段なのに肉厚でおいしそうでしょ?」

と、JA全農福島 営農企画部販売企画課の加藤広幸さんが、売れている理由を教えてくださいました。

 
 

 
加藤さんに、お店に来てくれる方に、どんなことが伝わればいいと思いますか?
と、伺うと、このようにお話してくださいました。

「農産物を食べてもらうことが、結局は福島県への安心感につながると思っているんです。
少しずつでも、一人でも良いから、安全性を分かってもらえればなあと思っています。
ここでやるのも、一回だけじゃダメだと思うけど、継続してやっているから、
いつも見ているだけで前を通りすぎていく人も、そのうち『ちょっと買ってみようか』って
気にしてくれるかもしれないと思っているんだよね。」

 
加藤さんは、福島県で農業をされている方々と、
いま、どんな話をしているのか、ということも教えてくれました。

「福島はどうなるんだろう?って先が見えない不安をやっぱり話すよ。
特に、農業やってるから、除染の内容とか、モニタリングの数値とか、気になるからね。

昔はね、どういう農産物を作れば売れるか?っていうことを話していた。
でも今は、放射能をどうすればいいのか?どうしたら安全だと言えるのか?
大学や国に、どうやって協力してもらえばいいか?そんな話をするようになってきている。

それでね、本当にいろんな挑戦をしているんだよ!新しいことをやっている。
たとえば、カリウムを畑に混ぜるといいよって話が出れば、具体的な確証が無くても、やってみる!
まだまだ時間かかるけど、ひとつひとつ、進めていくしかないないと思うから。」

と、安全な福島県産ものを安心して食べてもらえるように、
農家の方々が、試行錯誤をされていることも教えてくれました。

福島県産の野菜や果物が、東京に住む、私たちのところへ届くまでに、
たくさんの方々の努力があることを、改めて感じた一日でした。

晴耕雨読な日々・クラインガルテン(下郷町)

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南会津郡下郷町に平成22年4月に開園した滞在型市民農園「クラインガルテン下郷」を
見学させていただきました。
クラインガルテンとはドイツ語で「市民農園」という意味だそうです。

こちらのクラインガルテンは滞在型で、畑と併用した宿泊施設を自由に利用できます。
現在は30区画で運営されています。なお、滞在期間は1年更新を基本とし、最長5年までとなっています。

 

ラウベと呼ばれる宿泊施設には、週末のみ訪れる人と、ほとんどの日々をここで過ごす人がいます。
夏でも涼しく、エアコンどころか扇風機すら必要ないそうです。
関東の自宅へ帰っても暑くて眠れず、すぐにここへ戻ってくる方もいらっしゃるそうです。

広さ10畳ほどのリビングのほかに、キッチン、バス、トイレ、ロフトがついています。
玄関脇のサンデッキもゆったりと食事ができる広さ。そして、玄関を一歩出ると、すぐに畑が広がります。

 

初心者の方でも心配いりません。
専門の指導員の方から、農機具などの使用方法を丁寧に教えてもらえます。また、堆肥や農機具の使用も無料です。

このようにとても恵まれた環境の中で、滞在されている皆さんは、かなりの種類の作物を栽培していました。
多い方は30種類以上栽培しているそうです。

  

管理人さんが常駐しているクラブハウスには、会議室や調理室もありイベント等に利用されています。
最近では図書も置かれるようになり、雨の日はクラブハウスでのんびり読書をして過ごすこともできます。

  

管理人の坂内さんにお聞きしたところ、
「夏は農作業、冬はスキーや温泉と、ここでの暮らしは退屈なんてしない。」
続いて、「周りに街灯がないので、満天の星を堪能できるのも魅力」とのことでした。
サンデッキから天体望遠鏡で星を眺めるなんて素敵ですね。

 

大好評のクラインガルテンですが、震災後はキャンセルもありました。
被災者の方や、線量の高い地域に住んでいるために家庭菜園ができなくなってしまった方々など、
県内の方も入居されました。
その方達からは、空気が良くて、野菜が美味しい、気持ちが軽くなった等の声が聞かれました。

下郷町の目的は地域の活性化です。
利用者の皆さんが町での買い物や、温泉を利用してくれたりすることで、地域経済の活性化にも繋がります。
将来的には、下郷町の自然の素晴らしさを多くの人に体験していただいて、下郷町へ住み着いてくださる方がいると嬉しいですね。


管理人の坂内さん【写真左】

 

お問い合わせ先
下郷町役場 事業課 産業振興班
【住所】福島県南会津郡下郷町大字塩生字大石1000番地
【TEL】0241-69-1188
【URL】http://www.town.shimogo.fukushima.jp/

昭和の香りが残る食用ほおずき(下郷町)

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先日、クラインガルテン下郷さんを取材させていただいた時に、クラブハウスの前で
「在来食用ほおずき」に出会いました。

食べられる「ほおずき」が存在することすら知りませんでしたから、
早速、生産者の方の取材をさせていただくことにしました。

 

おじゃましたのは、下郷町にある室井さんの畑です。
室井さんは今年77歳。

室井さんが子供の頃は農家の軒先などで「在来食用ほおずき」が栽培(自生)していたそうですが、
近年は栽培する農家もなく、忘れ去られた状態になっていました。

しかし、平成17年、地域の特産物として再認識され、
町おこしの活動の一環として「食用ほおずき」の新たな取組みが始められました。

室井さんは、下郷町役場から栽培の話を持ちかけられた時、
子供の頃に食べた「食用ほおずき」をもう一度食べてみたいという思いから、快諾したとおっしゃっていました。
種は町長さんのお庭にあったものを分けてもらったそうです。

「食用ほおずき」は「鑑賞ほおずき」よりかなり小さい粒ですが、食べてみると爽やかな甘さが魅力的です。
ほのかにミルクの味がしてきます。

8月下旬から霜が降りる11月まで収穫ができます。
実が熟すると枝から落ち、落ちた実を毎夕収穫します。
落ちるまでじっと待つのです。

 

地区のお年寄りが中心となって、様々な取組みをされていました。

その中のひとつとして、室井さんが所属している「下郷町在来ほおずき普及会」と下郷町の農林課が一緒に「ほおずきジャム」の製品化に挑戦。
そうして完成した「ほおずきジャム」を、姉妹都市の東京都西東京市で開催されたイベントに参加してPRするなど、
精力的に活動されています。

更に、会津大学短期大学部と連携し、この秋から「ほおずきジャム」のラベルを一新。
「ほおずき姫」と名づけられ、販売が始まりました。

現在も「食用ほおずき」を南会津地方を代表する特産品とするため、下郷町の農林課と一緒に、
ジャムの他にも様々な加工品を検討中です。

「新しいことを始めるということは何歳になっても楽しいものです。」とおっしゃいます。

そんな室井さんですが、放射性物質の影響にはかなり神経質になっています。
検査結果が出るまでは安眠できなかったとのこと。

お盆過ぎに問題がないと分かったときは、本当にホッとしたそうです。
というのも、今年から同じ種子を使用して近隣の小学校でも栽培しているので、
もしも、放射性物質が基準値以上出てしまうと、「子供たちがせっかくの甘い実を食べられない」
との思いがあったからだそうです。

せっかく復活したほおずきの味。子供たちから更に次世代へと引き継いで欲しいと願います。

室井さんが70年経っても、忘れられなかった味です。
きっと子供たちの思い出の味となってくれることでしょう。

いわきが集まるお店(いわき市)

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今回は、いわき市の駅近くにある『スカイストア』さんにお邪魔しました。

お話を伺ったのは店長の菅沼延友さん。

スカイストアさんは“地元の物を地元でもっと消費されていくように”をコンセプトに、2009年2月にオープン。
現在では、いわき市内の200件以上もの農家さんの野菜や加工業者さんの商品など並べられています。

オープン前に市内の農家さんなどへ一軒一軒、商品を扱わせてもらえるよう訪ね歩いた努力が実を結び、
こうして豊富な品揃えになったとのこと。

 

 

昨年3月11日の震災では、幸いにも建物はそれほど大きな損傷を受けず、商品も多くが無事だったため、
翌日から営業を再開することができたそうです。

当時は食料を確保するために多くの方が来店され、生鮮食品はあっという間になくなってしまったそうです。
調達に苦労しながらも、普段は置いていないオムツやインスタント食品なども販売されたり、
避難所への物資運搬を行うなどの活動も行っていました。

そうした中で、さらなる問題がありました。
まずは津波で浜の方がほぼ全滅状態になり、海産物が入ってこなくなってしまったこと。
そして原発事故の影響により、震災前までスカイストアに野菜を出品していた約2割の方が農業を辞め、
県外へ避難したり廃業せざるを得ない方も現れ、扱う商品が減ってしまいました。

しかし、嘆いてばかりはいられないと線量計を借り、農家さんの畑や野菜を測ってまわったり、
県内外の復興イベントにも積極的に出店してこられました。

 

震災からこれまでを振り返り、菅沼さんは
「本当に多くの方に助けてもらいながら営業を継続してきました。」と語ります。

 

震災前に比べて取り扱う農家さんの数は減ってしまったというお話ではありましたが
それでも今もたくさん市内の魅力ある様々な野菜や加工品、小物が揃っています。
季節によっては珍しい野菜なども扱っているので、
近くへお越しになった際は、是非、立ち寄ってみてください。

 

 

SKY store
【住所】福島県いわき市平字一町目25
【TEL】0246-23-3447  【FAX】0246-23-3448
【営業時間】月曜日から土曜日の午前10時から午後7時まで、日曜・祝日は午前10時から午後6時まで
【定休日】第1、第3水曜日
【URL】http://www.sky-store.jp/

 

おしまい


福島人が集う店に~海鮮居酒屋「いわき七浜」~(東京都世田谷区)

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店の前に着き、まず目に飛び込んだのは、「いわきの旬 召しあがれ!」というのぼりでした。
渋谷駅から1駅の池尻大橋駅から歩いて5分ほどでしょうか、落ち着いた住宅街の一角に「いわき七浜」があります。

いわき市小名浜出身の佐藤譲さんが、この店を開店したのは昨年4月のこと。
開店準備の真っ最中だった頃に起きた震災、そして、原発事故。

「『店名を変えたら?』と言う方もいました。けれど、変える気はありませんでした。
郷土愛なんてないほうだったんですが、自分で店をやるときは地元にちなんだ名前にしようと決めていたんです。
それは原発事故の後も変わらなかった。逆に、福島の人たちのつながりを作ってみようと思ったんです。」と佐藤さん。

 

佐藤さんはfacebookを通じて、福島県出身者を探してはメッセージを送りました。
そして昨年8月、福島県出身者、または福島に関心のある人たちの交流会を開催。50人以上が集まりました。

「思った以上に盛り上がりましたね、みんな飲んで話して、朝まで残った人たちもいて、『I love you Fukushima』を歌って泣いてました。」

当時、地元福島を心配し、いたたまれない気持ちでいた東京在住の福島出身者はたくさんいたと思います。
みんなで集まり、思いを共有できたことは大変な救いだったでしょう。その交流会は恒例になり、2~3ヶ月に1回くらい開催しているそうです。

 

店内にはいわき市と福島県の地図が貼られています。やってきた「福島人」は、自分の出身地に印をつけるのです。
私もさっそく古殿町に印をつけました!

 

料理は新鮮な魚介類を中心に揃います。 「カワハギの薄造り」(左・850円)は、胆醤油でいただきます。
「自家製 スルメ烏賊沖漬け」(右・650円)は、イカの身に胆のうまみがからまって、たまらない一品です。

 

一緒にいただくお酒は、もちろん福島の地酒が中心の品揃え。
この日は会津坂下町 曙酒造の「天明」、南会津町 南郷の花泉酒造「ロ万」などがおすすめとのこと。
うす濁りの「ロ万」は見た目にも美しく、爽やかな甘口(右)! 「天明」はしっかりとしたうまみがあります(左)。

 

 

 

「これからも交流会や福島支援イベントなどを通して、仲間が増えていくと嬉しいと思います。」と佐藤さん。

 

次回の交流会は11月10日(土)に開催予定とのことです。
今後の予定について、詳しくは「いわき七浜」さんへお問い合わせください!

 

いわき七浜
【住所】東京都世田谷区池尻3-18-16 ハイツ旭1F
【TEL】03-6450-9797
【営業時間】
月~金 11:30~14:30(L.O.14:00)、17:30~23:30(L.O.22:30)
土   17:30~23:30(L.O.22:30)
日   定休

稲作の一年「稲刈り編」(喜多方市)

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「ふくしま 新発売。」のスタッフ達と参加している「揚津棚田オーナー制度」の取材は4月の種撒きから始まり、
いよいよ秋!とうとう稲刈りの日を迎えることができました。第5回目の今回も快晴です!
私たちが参加している、棚田オーナーの田んぼに到着してみると黄金色に輝いた稲が豊かに実っていました。

今年は水不足のため、水の管理がとても大変だったそうですが、会長さんをはじめ、
揚津地区のの方々が給水作業を一生懸命してくれたのだと伺い、本当にありがたく思いました。
稲刈り作業は、通常だとコンバインで一気に刈り上げていくのですが、今回は昔ながらの手刈りです。

 

使いなれていない鎌を操るのは結構大変で、慣れない私は全身に力が入ってしまい、
腰を屈めた体勢により短時間でも体中が痛くなってきます。
今回稲刈りを手伝ってくださった揚津地区のお母さんたちは、一定のリズムでさくさくと刈り上げていきます。

 

刈り取った稲の大体7株くらいを一束にまとめるのですが、これもまた難しい作業でした。
ワラを紐代わりにしてクルクルと縛りあげ、「さでがけ」と呼ばれる天日乾燥をします。
短期間に米を乾燥させる乾燥機に比べてゆっくり乾燥させる天日乾燥の米は、より美味しくなるのだと伺いました。

 

棚田オーナー制度に参加して、田植え、田ころばし、稲刈り、さでがけ(乾燥)と、
全て昔ながらのやり方で稲作りを体験してきました。
手塩にかけて育ててきた稲です。
一本も無駄にはしないように、残らず刈り取りました。

今回で3回目の参加となる2組の棚田オーナーさんは、揚津地区で別のの田んぼも借りてお米を作っていらっしゃいます。
その方たちの田んぼの稲刈りもみんなでお手伝いしました。

田植えや稲刈り時に、お互いの作業を手伝い合うことを、「結(ゆい)」というそうです。
辛い作業だからこそ、「結」が大切なのでしょうね。

みんな大汗をかきながら、もくもくと作業に没頭。
「大変だけど、こんな経験はできないし、体を酷使することもたまには必要・・・
農家の方々の大変さを身をもって、体験することができたのは良い経験」と励まし合いながら頑張りました。

そして、「結」というのはとても清々しいものだと感じました。
翌日から3日ほどは歩くのがやっとで、全身の筋肉が悲鳴をあげていました。
しかし、筋肉痛以上の充実感と達成感を経験することができました。

次回は、最終回となる収穫祭が行われます。
その時には、今回刈った稲が玄米になって渡される予定です。

 
【お問い合わせ先】特定非営利活動法人 喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンター
【URL】http://www.kitakata-gt.jp/tanada/

ふくしまの米~安全・安心の取組み 開催!(11月13日、15日)

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福島県では、24年産米の出荷にあわせ、イオン株式会社及び株式会社ヨークベニマルの協力のもと、
下記のとおり「ふくしまの米~安全・安心の取組み」を開催します。
 
 

11月13日 イオン福島店 開催概要

開 催 日: 平成24年11月13日(火)
開催時間: 1回目 午前11時から、2回目 正午から
開催場所: イオン福島店 催事会場(福島県福島市)
      アクセス情報はコチラをご覧ください
 
 

11月15日 ヨークベニマル エブリア店 開催内容

開 催 日: 平成24年11月15日(木)
開催時間: 1回目 正午から、2回目 午後1時から
開催場所: ヨークベニマル エブリア店 1階催事会場(福島県いわき市)
      アクセス情報はコチラをご覧ください

 
 

開催内容

福島県農林水産部の職員が、24年産米の生産状況や県産農産物の安全・安心の取組みについて、
消費者の皆様に直接説明させていただきます。
また、参加された方(イオン福島店は各回先着50名様、ヨークベニマル エブリア店は各回先着100名様)に、
県産米をPRするキャンペーンクルー「うつくしまライシーホワイト2012」らが、
24年産米を無料配布し、県産米への理解促進を図ります。
 
説明者: 農林水産部農産物流通課長 吉田 肇

サクランボの出荷 ただいま最盛期

藤田が聞く!! コープふくしま専務理事 野中俊吉さん

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