福島駅から土湯方面に30分ほど車で走ると、「アンナガーデン」があります。
爽やかな高原のアンナガーデン内に「原郷のこけし群 西田記念館」があります。
こけし界の第一人者、故西田峯吉氏のコレクションを楽しめます。
こちらでは、7月31日まで「WE LOVE KOKESHI!」という企画展が開催されています。
KOKESHIEN!こけしえんと西田記念館の共同企画です。
「KOKESHIEN!こけしえん」とは・・・伝統こけしという豊かな芸術を産んだ風土・東北の一日でもはやい復興を願い、
人から人へこけしをバトンとした支援の輪プロジェクトです。
芸術家、漫画家、イラストレーター、デザイナーなど、こけし好きなクリエイターが参加しています。
左は、ちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんのかわいらしいこけし。
右にある写真は岡本太郎さんのこけしと写真家の鈴木心さんのコラボレーション。
ほんわかしたこけし(左)や変わり種のこけし(右)もあって楽しめます。
画家であり彫刻家でもある奈良美智さんの自作こけし(左)も展示されています。
このこけしは、裏側にはまったく違った表情のこけしがデザインされています。
どんなこけしなのか、見てからのお楽しみです。
手作りでこけしを作る事もできます。(1個500円)
常設展示室では、こけしの歴史・作り方・材料や産地によるこけしの違いなど分かりやすく説明されています。
こけしの材料は、「ミズキ」という木が使われる事が多いです。色が白く絵が描きやすいそうです。
わざと濃い色のこけしを作る為に「さくら」の木を使う職人さんもおられます。
今まで知らなかった事がたくさんあり、これからこけしを見る時は違った見方ができるので面白いなあと思いました。
親切に案内してくださった相原聡子さん。
この企画展を目当てに大阪や岡山から訪れるお客さんもおられ、若い女性のお客さんが増えたそうです。
震災後、団体のお客さんが減ってしまいましたが、徐々に戻ってきているそうです。
ここに来ると、こけしの魅力に魅了されるだろうと思います。
さて、アンナガーデン内には「みちのく福島路ビール」さんがあります。
吾妻連峰を一望できる絶景でビールを楽しめます。
ガラス越しにビールのタンクがずらっと並んでいる様子が見れます。
私は、なつはぜというフルーツを初めて知りました。
山に自生しているそうで、見た目はブルーベリーのようで食べるとかなり酸っぱいそうです。
震災前は福島産のなつはぜを使用していましたが、様々な事情により現在は秋田産のものを使用しています。
右の写真は「ピーチエール」。どちらもビールの苦手な方にも喜ばれる味になっています。
職人さん手作りのビール、福島の素晴らしい景色を眺めながらビールを楽しんでみてはいかがですか。
WE LOVE KOKESHI!展 2012年7月31日(火)まで
【営業時間】午前9時から午後5時まで(最終入館は午後4時30分)
【会場】西田記念館
【住所】〒960-2156 福島県福島市荒井字横塚3−183(アンナガーデン)
【TEL】024-593-0639
みちのく福島路ビール
【住所】〒960-2156 福島県福島市荒井字横塚3−182(アンナガーデン)
【TEL】024-593-5859
【URL】http://www.f-beer.com