
2015年3月30日
いわき市にあるたまごの形をしたかわいい建物が目印の「たまごの郷」を訪ねました!
こちらは、新鮮な産みたて卵とその卵を使った作りたてのスイーツを楽しめるお店です。
今回、お話を聞かせて下さったのは有限会社大秀商事代表取締役の大柿純一さんです。大柿さんは、いわき市内にある養鶏場と「たまごの郷」を運営していらっしゃいます。
元々、大熊町で養鶏場を50年以上、「たまごの郷」は10年以上も経営していた大柿さんは、震災でいわき市に避難されました。
大熊町で生活していた時に自社農場で生産した卵を使った加工品を作りたいと考え、お菓子作を始めました。当初は、大柿さん自身がお菓子作りを勉強し、厨房に立っていたそうです。シュークリームや、プリン、ロールケーキなど卵を材料としたお菓子を作り、大熊町の自宅の隣にあったお店で販売していました。新鮮な卵をたっぷり使った濃厚なスイーツは、大熊町でも大変人気でリピーターの方も多かったのだそうです。
震災後は、いわき市内で養鶏場を新設できる場所を確保し、「たまごの郷」も再開することができました。新しいお店は、卵の形をしたかわいい入口に、木のぬくもりを感じる店内で、開店早々からお客さまがたくさんいらっしゃいました。大熊町出身の方も、味を懐かしんでよく来て下さるのだそうです。

「たまごの郷」オススメの商品は、かわいい卵型の入れ物に入った「えっぐプリン」です。
卵がたっぷり使われているこのプリンは、甘さが控えめでとってもなめらかです!
卵のおいしさとコクを存分に味わえる濃厚プリンでした。

大柿さんイチオシの商品は、「かすてらくーへん」です!
カステラとバームクーヘンを合わせた新感覚のスイーツで、しっとりとした生地がバームクーヘンのように一層一層重ねられています。店内で手作りされている「かすてらくーへん」は、写真のとおり四角くてとても長~いバームクーヘンで、全国でも珍しいのだそうです。


店内では、自社農場で生産された新鮮な卵も販売されています。


こだわりの卵「いわき地養卵 極」は、臭みが無く、卵そのもののおいしさとコクを味わうことができるという大柿さん自慢の逸品。
おいしさの秘密は、海藻やヨモギなどのエサです。また、生育期間によってオリゴ糖や天然ミネラルを与えているため、甘みのあるおいしい卵になるのだそうです。
鶏を飼育する施設では、衛生管理も徹底し、鶏が自由に動けるスペースを従来よりも広くすることによって、ストレスの少ない環境にしています。おいしい卵を産むためには、まずは健康であることが大事なんですね。

私は「いわき地養卵 極」をご飯にかけていただきました!
黄身が盛り上がっていて新鮮で、とっても濃厚でした。風味がよく、少しのお醤油で、生卵のおいしさを感じることができました。

真ん中にいらっしゃるのが、今回お話を伺った大柿純一さんです。
スタッフのみなさんと、お客様を大事にしたお店づくりをしていらっしゃいます。
今後も、新商品のスイーツを作っていきたいとのことでした。
みなさんも、新鮮卵と卵スイーツを是非味わってみてくださいね。

たまごの郷
【住所】福島県いわき市泉町滝尻字南坪27-1
【TEL】0246‐84‐9430
【営業時間】10時~18時
【定休日】毎週水曜日(祝日営業)
【Webサイト】http://www.tamagonosato.com/