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『都路編』-その3-2- 株式会社ハム工房都路 取締役・工場長 高橋典一さん 美味ふたたび

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高橋典一さん

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東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で避難区域が設定された田村市都路町東部地域。平成26年4月に避難指示区域が解除されましたが、この4年余りで蓄積された問題は数多くあります。
 
原発から20キロメートルの線引きで同じ地区が二つに分断されるなど、地域内でも大きな影響のあった田村市都路町の農業・林業・畜産・加工業に焦点を当て、その現状と苦悩、将来への展望についてシリーズでお届けします。

 
その1 ふくしま中央森林組合 都路事業所所長 青木博之さん    (2015年3月10日公開)
その2 田村市都路町 稲作農家 吉田清作さん           (2015年3月11日公開)
その3-1 株式会社ハム工房都路 取締役・工場長 高橋典一さん   (2015年3月12日公開)
その3-2 株式会社ハム工房都路 取締役・工場長 高橋典一さん   (2015年3月13日公開)
 
 
シリーズ最後は畜産・加工業。株式会社ハム工房都路の取締役・工場長である高橋典一さんのお話その2です。

構造変化の壁

とはいえ、すぐに順風満帆とはいきませんでした。

「去年一年は以前と比べて売り上げが減りました。再開に奔走し、売り込みしている時間もなく、再開後半年くらいは本当に大変でした。
2年のブランクの間に、取引のあったスーパーさんなどでは別のメーカーさんの商品で穴埋めを進めていたこともあり、市場の構造変化が起きていたのです。

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2年間商品が出ていないということは大変なこと。信頼を失うのは一瞬です。
取り戻すのは…1からのスタートでした。」
 
営業を再開できれば万事解決ということではありません。これまで長い間つみあげてきた“信頼”というものは、目に見えにくいものですが、影響は多大です。
 
「すぐ明日から以前のように取引していただけるわけではありません。」
高橋さんの口調がこれまでより重くなっていました。

地元で育ったもので何かできないか

それでも高橋さんは、
「ハム工房の再開は小さなことかもしれないけれども、がんばっているんだよという姿を福島・田村から発信しているということは説得力があると思っています。
田村市に来て見てもらって、知人の方に伝えて欲しいです。」

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「現在、都路牧場は再開に至っておらず、岩手県の牧場から豚肉を仕入れていますが、牧場の再開に向けて動いています。
そして地元で育ったもので何かできないか、模索もしています。
JAたむらはピーマンの生産量が県内一であることもあって、ピーマンウインナーを実際に商品化しました。
特産のえごまを使用したり、地元のお弁当屋さんとコラボして、おもてなし弁当の具材の一つに田村市代表として当社のウインナーを使用して頂いたりと、具体的な動きもあります。」
 
そこには一つの熱い思いがありました。
 
「田村市に何かあるの?と聞かれたときに、田村市の顔になれるように、顔として恥ずかしくないように、精進していきたいと思います。」
高橋さんの真剣な眼差しには決意と希望、やるぞという意思があふれていました。

2014年に3年ぶりにDLG食品競技会に8商品を出品したハム工房都路。
はたしてその結果は・・・
なんと7つの商品が金賞に輝いたのです!

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“美味再び。”ハム工房都路のパンフレットにはこの言葉が燦然と輝いています。
いまだ厳しい状況が続く田村市都路町。
この言葉の輝きがこの地域の復興の道しるべとして明るく照らしていくであろうと思いました。
 
ハム工房都路Webサイト
http://hamkoubou.jp/


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