
2014年12月1日
鮫川村にある宿泊して様々な体験ができる施設「ほっとはうす・さめがわ」さんを訪ねました。
こちらは、鮫川流スローライフ“まめな暮らし”が体験できる宿として平成7年に開業しました。
まめな暮らしとは、安全安心、うそをつかない、心にいいもの体にいいものを大切にする暮らし方などのことで、鮫川村は、「まめな暮らし」を生かした村づくりを目指しているのだそうです。
山に囲まれ、自然豊かなこの場所の空気は、胸いっぱいに吸い込みたくなるくらい澄んでいました。
今回はこちらの施設の数ある体験プログラムの中から、そば打ち体験をしました。
教えていただいたのは根本さん。
村内のそば打ち名人のもとで3年間教わった後、今度は自分が教えるようになって10年たつのだそうです。


地元鮫川村産のそば粉を使用し、作りやすく失敗の少ない二八そばで作ります。(小麦粉:そば粉 2:8)
500gの粉に250gの熱湯を少しずつ加えながら手早く混ぜていきます。
やわらか過ぎずかた過ぎないよう、その日の湿度に気を付けて熱湯を入れる加減を変えるそうです。

生地がまとまり、形を整えながら体重をかけて外側の生地を内側に入れ込んでいきます。
根本さんがやると簡単そうに見えましたが、やってみると全然うまくいきません。
今回挑戦したそば打ちの工程の中で、1番難しかったです。


綺麗にまとまったら、手のひらで押し広げ、麺棒で延ばしていきます。


薄く伸びてきたら麺棒に生地を巻き付け、手前にこするような感じで引いて、元の位置まで転がしながら戻します。教えていただいた時はスムーズにできそうでしたが、実際にやるとなかなか力の必要な作業でした。続けていると、額に汗がにじんできます。
最初に丸く延ばしていき、その後四角い形に延ばします。
同じ工程を繰り返し行い、生地の向きを90度変えて麺棒に巻き付ける事で丸かった記事が四角くなっていきます。
周りが薄くなるとひびが入ってしまうので、力加減には要注意です。


生地を折りたたみ、生地を切ります。
包丁の向きと体の向きを垂直にして切ると曲がらないんだとか。
生地の上の板(こま板)にこすりながら包丁をすべらせるよう切るといいそうです。
包丁を麺の太さに傾けてこま板をずらしながら切っていきます。

太さが揃っていてなかなか上手に出来ましたよ。我ながらよく出来た気がします!
たっぷりの熱湯で差し水を3回しながら茹でます。
ぬめりをとったら完成です。




季節の天ぷら(かぼちゃ、ナス、いんげん、ししとう、大葉)と一緒にいただきます。
鮫川村の農産物直売所「手・まめ・館」で販売されている新鮮な野菜を使用しています。
打ちたて、茹でたてのそばは、しこしこでぷりぷり。
そばの香りを感じ、自分で打ったそばの味は格別でした。
揚げたての天ぷらは野菜の甘みが引き立ち、とっても美味しかったです。
支配人の小森洋一さんにお話をうかがいました。
体験プログラムは、他に「ソーセージ作り」「バウムクーヘン作り」などがあり、どれも大好評だそうです。

「山も川もあり、自然いっぱいのこの場所に来てのんびり過ごしてください。」とのこと。
宿泊施設は和室4室と洋室1室で、地産地消のお食事を提供。

夏にはホタル狩りや村内の鹿角平天文台での星空観察も楽しめるそうですよ。
特産品のエゴマを使用したうどんやピザ、エゴマどりと地元の家庭料理の御前などのお食事(要予約)のみをいただく事も出来るそうです。

新そばの季節のおいしいそばを味わい、自然を感じながら楽しい体験をしてみてはいかがですか?
ほっとはうす・さめがわ
そば打ち体験(4名様から)
【料金】2100円(所要時間は1時間から2時間)
季節の天ぷら付きで食べていただきます。
【住所】〒963-8403 福島県東白川郡鮫川村大字赤坂東野字葉貫71
【TEL/FAX】0247-48-2555
【HP】http://www.hothouse-samegawa.com/
【E-mail】hothouse@sepia.ocn.ne.jp
(記事:ウニッコ情報員)