
2014年5月12日
会津若松市内から車で40分ほどの温泉地、柳津町の農家レストラン「旬菜工房 かあちゃんのまんまや」さんへおじゃましました。
こちらでは、会津地方の家庭料理の定番メニューがバイキング形式でいただけます。

家庭料理とはいえ、素材を生かした調理法で、野菜が最高のご馳走に仕上がっています。
大根がここまで美味しくなるの?! 白菜がこんなに甘いの?!
と、思わず唸ってしまう美味しさ。人気の理由が良くわかります。
「野菜を畑から採ってきて泥を落とし、即、調理をするのが美味しさの秘訣!野菜を美味しくいただく為の手間隙は惜しみません。」と、オーナーの一ノ瀬さん。
野菜作りも、野菜料理を作ることも大好きだとおっしゃいます。
農家レストランを始められたきっかけも、自家栽培の野菜の美味しさと、食べ慣れた家庭料理の味や郷土料理を、皆さんにお伝えしたいという思いからだそうです。
大根葉の塩漬けと納豆を和えたものをご飯にのせていただこうとしたら、「自家製の金時味噌を添えると美味しいよ~」と教わり、早速のせてみました。
納豆と金時味噌のハーモニーが最高です。
いつもの納豆が金時味噌との出会いですっかりご馳走になりました。
シンプルなカボチャの煮物もほっくりしていて甘く、とても美味しかったです。


メニューは日替わりで、一口カツとカツ煮という肉料理以外は全て旬の野菜料理でした。
色々な野菜料理を小皿に盛り付けて、テーブルいっぱいに並べ、目にも楽しく、そして野菜の美味しさを十分に堪能させていただきました。


農家レストランを開店して6年目を迎えるとのことですが、お店の常連さんにはご近所の主婦の方も多く、野菜の調理法を教えて欲しいとお願いされることも度々あるそうです。
そのようなお願いには、「野菜はどんな調理をするよりも素材の味を楽しんで欲しいので、調理法ではなく野菜の食べ頃の見分け方や、山菜の処理の仕方や保存法を覚えて欲しい」と答えていらっしゃるとか。素材のおいしさが料理の決め手というポリシーを強く感じました。
どの料理も本当に美味しく、特にシンプルなサラダや漬物はすぐになくなってしまう様で、何度も皿に補充されていました。
おいしさは調理はもちろんですが、素材が基本なんだ!とあらためて教えていただいた取材になりました。

オーナーの一ノ瀬幸代(さちよ)さん

旬菜工房 かあちゃんのまんまや
【住所】福島県河沼郡柳津町大字柳津字金谷沢乙1795
【TEL】0241-42-2007
【営業】11:30~14:00 定休日:月曜日
※ランチバイキング:880円(税込)
(記事:あおい情報員)