新発売スタッフが参加している喜多方市揚津の「棚田オーナー」の取材は
4月から始まり、今回で4回目です。
棚田オーナーの稲はすくすくと育って50cmほどになっていました。
この時期はしろかきのような作業はなく、私たちは水管理された稲の生育を見守るだけでした。
ですが、水管理のやり方ひとつで、稲の生育、雑草の生え具合や害虫の発生にも影響を及ぼす、
とても重要な時期です。
私たちの今回の作業はトマトの収穫と蕎麦の種まきです。
午前中はトマトの収穫、午後は蕎麦の種まきといったスケジュールです。
10時を過ぎ、既に気温は30度を越していました。
トマトは2品種収穫したので、食べ比べて味の違いをみんなで、語ってはみましたが、
結局、好みの問題でどちらも美味しいということころに落ち着きました。
夏秋トマト栽培における作付け品種は、皮がしっかりとしていて懐かしい味がしました。
とても育て易いもう一種類は、まだ呼び名が決まっていないらしいのですが、
きれいな形が特徴のトマトです。
作業は手で茎からもぎ取りその後トマトに傷がつかないように、はさみでヘタをカットします。
トマトの収穫作業後、集会所へ戻ると流しそうめんの準備中です。
一気に疲れが吹き飛んだのは私だけではないでしょう。
嬉々として、竹を割ったり、つないだり、初めての経験は本当に楽しいものです。
私は竹の中をそうめんがすべりやすいように、デコボコを削りとる作業をお手伝いしました。
そうめんは子供たちにも大人気で、大人たちにまでは、なかなかまわってこなかったのですよ(涙)
2~3本しかいただけませんでしたが、美味でした。
続いて、会場へ移動して野菜カレー。
トマトやズッキーニ等の夏野菜がたっぷり入ったトマト色の爽やかな味のカレーは何皿でも食べられる美味しさで、
掘りたてのジャガイモで作ったポテトサラダは、「おふくろの味がする」とこちらも大人気でした。
昼食後にはみなさんの近況報告会が行われました。
「家で野菜を作り始めました」
「5月に苗をいただき、ビニールシートの即席水田に植えた苗は順調です」
「トマトが大きくなりました」等々・・・
皆さん、ご自宅でも家庭菜園に挑戦されたり、
揚津の方から水田をお借りして、本格的に米作りに挑戦する方までいたり、
棚田オーナーに参加することで、農業がとても身近になった様子でした。
さて、午後からは「蕎麦の種まき」。
蕎麦の種を均等にばらまきその後、耕運機で耕す・・・というか、混ぜ返すという作業をします。
乾ききった畑で育つ蕎麦は本当に逞しい作物です。
8月と9月は稲の花が咲き、実をつける時期です。
成長を妨げる、害虫や雑草の対策等、収穫の下準備期間ということで、
棚田の作業はお休みなのですが、9月1日にオプションイベントが実施されます。
西羽賀祭礼参加、化石ミュージアム「カイギュウランド」や造り酒屋見学が予定されています。
祭礼に参加させていただき、揚津で天地の恵みを存分に堪能させていただいているお礼と、
豊作のお願いをしてこなくてはなりませんせんね。
【お問い合わせ先】特定非営利活動法人 喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンター
【URL】http://www.kitakata-gt.jp/tanada/