今回は、しいたけを栽培されている「協成産業」さんにお邪魔しました。
しいたけの栽培方法には、クヌギやコナラの原木を使い林内や簡易な温室できのこを育てる「原木栽培」と
広葉樹のおがくずにフスマ等の栄養源を加えた培地を使い育てる「菌床栽培」があります。
協成産業さんでは「菌床栽培」をしています。
この栽培方法は、気象条件などにあまり影響を受けないので、年々生産量が増え、
国内で消費されている生しいたけの80%以上を占めているそうです。
菌床しいたけは原木しいたけに比べると香り・歯ごたえは少ないので、
しいたけの個性を押さえて他の食材との調和を図りたい料理には菌床しいたけが向いているそうです。
お話を伺った代表の菅野忠さんは、以前JAで働いていました。
平成9年に定年を迎えた後、当時生産や価格が安定していたしいたけ栽培を始められました。
3人で作業していて、冬の時期は1日1回朝のうちに収穫しすぐに出荷されます。夏の時期は1日2回収穫されます。
しいたけ栽培は、菌床を取り出し、ハウスの棚に並べると10日ほどで収穫出来るようになります。
この菌床で3カ月ほど収穫し、その後浸水させるとまた収穫できるようになります。これを6回ほど繰り返すそうです。
常に菌床を浸水させておき、年中収穫出来るようにしています。
しいたけは温度・湿度の管理が大変だそうで、冬場はストーブで温度管理をしていますが、
こちらの施設には冷房の設備がないので、夏場は水をかけて温度管理をしています。
涼しくしておかないとしいたけの出来が悪くなってしまいます。
しいたけが菌床からポコポコと生えている姿がかわいらしいです。
この地区のしいたけ栽培農家さん5軒のうち、現在は菅野さんだけが栽培を続けているそうです。
最近、価格も下がっているとのこと。
「美味しさには自信を持って、安全なしいたけを作っているので、みなさんに味わって頂きたいです」と
おっしゃっていました。
ゆっくりと成長する冬場のしいたけは、1年のうちで最も美味しいそうですよ。
スライスされた乾燥しいたけをいただきました。
味噌汁や鍋にそのまま入れられるので、とってもお手軽です。
しいたけのだしの旨みと香りがふわ~っと広がりますよ。
協成産業さんのしいたけは、新地町のあぐりやさん、JAそうま直売所 ふれあい旬のひろばさん、
昨年12月22日に相馬市にオープンした野馬土直売所さんで販売しています。
野馬土直売所
【住所】福島県相馬市石上字南白髭320
【TEL】0244-26-8437
【URL】http://www.projetnomado.com/