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一年中花を咲かせたい(喜多方市)

今回は喜多方市の花檀苗生産農家「ミズファーム」さんへお邪魔しました。
お話を伺ったのは、勤めていた会社を9年前に早期退職をされ、専業農家に転身された大場秋江さんです。
現在は2名の従業員の方がいらっしゃいますが、始めた頃は全て1人で作業していたそうです。

この時はちょうど、花苗のハウスを1棟、増築している時でした。
ハウス1棟で1万ポットの苗を育てており、今年は4棟、4万ポットの苗が出荷されます。
新潟県や福島県内の市場に出荷するものもありますが、殆どが喜多方市内の商業施設に卸されます。

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大場さんが花檀苗を始められたきっかけは、花が大好きだったことはもちろん、
花の育て方がわからず、枯らしてしまう人が多いことを残念に感じ、
アフターフォローをしっかりしてあげられる花檀苗農家を目指したいという思いからでした。

喜多方市における環境保全の取組みの中で、街に花を植える活動が盛んに行われており、
「ミズファーム」さんのお花も沢山植えられているそうです。
大場さんは、マリーゴールドやベコニアの他に、新たな種類の花を提案しているそうで、
「それが喜多方市の花として定着していってくれると嬉しい。」とおっしゃっていました
更には、「1年中花を咲かせて出荷していくためにはもっと勉強して、丈夫な苗を育てていきたい。」とも。

「ミズファーム」さんのハウスの中は春のような暖かさでした。
冬場は苗が凍ってしまわないように、ストーブを一晩中点けておかなくてはならないそうです。

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【ビニールを開閉することで、小まめに温度調節を行います】

大場さんは3年前から農家民宿も始められています。

「農泊体験で訪れる子供たちは、農業というと米や野菜だけと思っていることが多いんです。
花を育てることも農業なんだと理解してもらい、少しでも興味をもってもらいたい。」と
おっしゃっていました。

震災後、心配していることは、
「福島県で新たに農業を始めようという人はいないのではないかということと、
風評被害がいつまで続くのか見通しがたたないということ。」とおっしゃていました。
花は口に入れるものではないとはいえ、同じように風評被害の影響を感じるそうです。

しかし、暗い方ばかり向いていても仕方ないので、安全性を一生懸命発信していくしかないと、
最近パソコン教室へ通いだし、ブログを開設されました。
更に、もっと前向きになろうと、フルマラソン出場への挑戦も始められたそうです!
常にポジティブな行動や言動はご自分へのエールのみならず、ガッツの発信なのですね。

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2月からは市場で春の花の取引が本格的に始まります。
春が待ち遠しい会津です。

ミズファーム
【ブログ】http://blogs.yahoo.co.jp/msfarm0417


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