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ひとつひとつ詰め込んだ、地域食材への思い(白河市)

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先日降り積もった雪がまだ残る白河市の山間。
美しい雪景色を眺めながら道を行くと小さな白い建物が見えてきます。

 

 

今回は地産地消にこだわった加工品づくりを行っている明陽食品工業さんにお邪魔しました。

 

話を伺ったのはご主人と共に会社を切り盛りしている井上美由紀さん。

 

井上さんが加工品づくりを始めたのは平成13年6月の事。
“果物も野菜も豊富に採れるこの地域の良さをもっと活かしたい”という思いがきっかけだったそうです。

経験も販路もない中、手探り状態で作り始めたジャムが最初の一歩。

商品を持って自らPRに行ったり物産展に積極的に出店するなど、地道な営業努力が実を結んだ結果、
商品数は順調に増えていき、今や海外にも出品するなど忙しい毎日を過ごしているそうです。


【くわの実や桃、イチゴなど様々なジャムやゼリー、トマトソース、なたね油など豊富に揃う商品】

 


【加工場の様子を窓の外から】

 

モットーは“地産地消のものづくり” “作り手の顔が見えるものづくり”

「小さな会社だからこそできるこだわりを大事に、原料調達から製造出荷まで全て自社で行っています。
ただ全て自分たちだけで商品が作れるとは思っていません。
農家さんとの一つ一つのやり取り、そういった良い出会いが良い商品を生むと感じています。」と話す井上さん。

 

 

今季のオススメはジンジャーシロップ。

矢祭町産生姜を100%使用。生姜の食感と風味を大切に仕上げた手作りシロップで、
お湯で割ったり、炭酸水で割ったりなど季節を問わず様々な用途で楽しめるそうです!

井上さんに今後の展望を伺いました。

「今、力を入れているのが、農家さん持ち込んだ原料を加工して、農家さんのブランドとして販売する受託加工です。
そういった生産者さんとの繋がりを活かした良い商品を開発して、互いに地域を活性化していければと思っています。」

井上さんから頂いた言葉は、
“地域食材をいかした加工品づくり”

山間の小さな会社には、地域の大きな繋がりがしっかりと根ざしていました。

 

明陽食品工業有限会社
【住所】〒969-0302 福島県白河市大信隈戸字中島40
【TEL】0248-46-3057   【FAX】0248-46-3428


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