エゴマは5月に種を撒き、10月~11月にかけて収穫が行われます。
収穫は手刈りをし、実を手で払うという大変手間のかかる作業です。
「奥会津金山エゴマの会」の皆さんが収穫したエゴマを搾ると聞いたので、
見学させていただき、会長の栗城さんにお話をうかがいました。
奥会津に位置する金山町は、県内でも1、2を争う高齢化が進んだ地域です。
高齢者も町に貢献しなくてはならないと考えた時に、
“健康になることが第一”と何がよいかを探り、辿りついたのがエゴマでした。
まずは、老人クラブの会員にエゴマ油を使うように薦めようとしたそうですが、あまりにも高価なのに驚き、
それなら自分たちで作ろうとなったのが始まりだそうです。
栗城さんは以前、教員をされていたので農業は初めてでしたがエゴマ栽培に挑戦!
「私ができるのだから、大丈夫、一緒にやりましょう。」と仲間を集め、
平成7年、老人クラブの28名で「奥会津金山エゴマの会」を発足しました。
平均年齢82歳!
当時の会員は8名になってしまいましたが、平成19年には搾油所が完成し、会員は30名になりました。
良質のエゴマ油の搾油で大切なことは、汚れや不純物を完全に取り除くことだそうです。
その為に8回から10回の水洗いを徹底して行っています。
その後乾燥させ、
生のまま圧搾製法で搾油し・・気の遠くなるような作業の末、
酸化防止剤を一切使用しない 無添加のエゴマ油が出来上がります。
会員たちが消費しても、余るくらいに収量が増え、販売も始まりました。
何年置いても濁りが出ないのが自慢の良品です。
震災直後の昨年は地元の観光地で殆ど売れなかったのと、
全国に向けてのネット販売でもゼロに近い状態だったそうです。
ところが、今年は昨年の3倍以上の予約が入っているのだとか。
その理由として考えられるのは、昨年買い控えた消費者が
今年になって余計に注文しているのが原因ではないかとおっしゃっていました。
また、「エゴマパウダー」も売れ始めているとのこと。
良い品を作っていると、必ずお客さんは戻ってきてくれると確信されたそうです。
奥会津金山エゴマの会の役員の方々は殆ど無報酬で搾油作業をされているのですが、
「町民の健康や町の活性化のためになるのなら頑張りたい。
そして、エゴマの営業マンでもあるので、いつまでも元気で長生きしなくてはならない。」と、
皆さん元気いっぱいでした。
奥会津金山エゴマの会
【住所】福島県大沼郡金山町大字玉梨字居平586
【TEL】0241-54-2698