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モニタリング検査の見学会【後編】(会津若松市・郡山市)

モニタリング見学会の後編です。前編はコチラをご覧ください。

 

午前中の予定を終えて、河東町からバスで1時間、郡山市にある「福島県農業総合センター」に到着しました。
バスから降りた途端に「すごいね!立派な建物だ!」と感嘆の声があがりました。
広い敷地に建てられた、センターでは、様々な作物の研究、開発が行われています。
とても開放的な建物は自由に見学することができ、売店では試験栽培データをとった後の野菜や花が
安い値段で売られていました。

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昼食をとりながら、参加者同士、自己紹介や見学会へ参加された目的などを話し合いました。

・大丈夫だということはわかっていたが、根拠を確かめたかった。
・県外の友人、知人に対しても安心してもらえるような説明をしたい。
・お客様に安心してもらえるようなきちんとした説明をしたい。(飲食店経営の方)
・とにかく野菜が大好きなので、安心して食べたい。

といったような意見が交わされていました。

昼食後、館内を職員の方に案内していただき、いよいよ、モニタリング検査施設の見学です。
ドアの窓から真剣にお仕事されている場面を覗かせていただく形です。

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ゲルマニウム半導体検出器は、撮影が許可されていました。

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とてもコンパクトに見えましたが、1台1トンもあるそうです。
設置場所の選択には、土台の強度の問題もあり、大変だったと伺いました。

まずは検査準備室の見学です。
作物の泥を落とし、皮を剥き、口に入る(食べる)状態にしてから測定です。
作物はかなり細かく切り刻まれていました。
どうして、ここまで作物を細かく切り刻むのか疑問に思っていましたが、これもやはり、
正確な測定をするために、隙間ができないようにするのだそうです。

その後、ゲルマニウム半導体検出器に入れられます。検査時間は33分です。
季節によってはかなりの品目を測定しなくてはいけないので、作業は夜中にまで及ぶこともあるそうです。

測定された数値は放射性物質ごと、モニターにグラフで表示されます。
(モニタリング検査の様子は動画でもご覧いただけます。コチラをご覧ください。)

 

モニタリング検査の数字を見て、それがすぐに安心へと繋がらない方も大勢いらっしゃると思いますが、
モニタリング検査がどうのように行われているかを知ることによって、不安は少なくなるのではないかと感じました。

帰りのバスの中では皆さん安心した表情で、「本当に見学会に参加させていただいてよかったです」という声が
多く聞かれました。

秋にも、会津若松市 農政部農政課主催の「モニタリング見学会」を実施するそうですので、
多くの方に参加していただきたいと思いました。

お問い合わせ先
会津若松市 農政部 農政課
【住所】会津若松市東栄町3番46号
【TEL】0242-39-1253

「ふくしま新発売」でも「今の福島を見に行くツアー」を予定していますので、今後のお知らせをお待ちくださいね。
※こちらは東京駅発着です。


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