南会津郡の只見町が25年振りに献上米の産地に選ばれました。
今回は献上農家に選ばれた、「さんべ農園」さんを取材させていただきました。
三瓶さんは献上農家に選ばれた時に、迷わず、「天のつぶ」を献上しよう!と決めたそうです。
「天のつぶ」は福島県が開発した、新品種です。
一般には23年度から作付けされました。
献上米は有機栽培で作付けしました。
育ててみると、とても育て易い品種で、収穫量もかなり良いとのことです。
米の粒がとても揃っていて、粘りがあり、お寿司やおにぎりにも適している品種だそうです。
すくすくと順調に伸びた稲は9月25日に刈り取りの日を迎えました。
田んぼに到着してみると、まだ青々とした稲穂が天に向かってすっくと伸びています。
葉が青い間に稲が実るのも「天のつぶ」の特徴です。
今回は地元の小学5年生が稲刈り体験にやってきました。
25年振りの献穀田の稲刈りということで、校長先生をはじめ、ご父兄の方も見学にいらしていました。
子供たちの未来へ、三瓶さんからメッセージです。
「25年後に献上農家に選ばれた時は頼む」と。。。
子供たちからは「農業やります!」という頼もしい言葉!三瓶さんは本当に嬉しそうでした。
そして、「農業を最高の形で未来の子供たちへつないでいくのが目標です」と、話してくださいました。
二反の献穀田を無事に刈り終え、お祝いにお赤飯が振る舞われました。
子供たちと青空の下でお赤飯をいただきながら、明るい未来が見えてきたような気がしました。
献上米を入れる袋は三瓶さんの奥様が手縫いし、
奥会津三島産の桐箱に入れられ、10月29日に皇居に参り、献上されます。
献穀田で収穫された「天のつぶ」は、献上された後、只見町役場の農政課で受け付け販売される予定です。
私も申し込んで、「天のつぶ」を味わってみようと思っています。