今回は、いわき市三和町の飲食店『きのことマサ』さんにお邪魔してきました。
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お店のご主人・小野正浩さんと奥さんの陽子さんにお話を伺いました。
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開店は7年前の平成17年。
それまでご主人は企業の社員食堂で約20年も調理のお仕事をされていたそうです。
店名の『きのことマサ』は、“きのこ”好きのご主人“マサ(まさひろさん)”が由来。
主に、そばやうどんが食べられるこの『きのことマサ』さんではつけダレが7種類もあります。
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ポピュラーな“めんつゆ”はもちろん、いわき市産のじゅうねん(エゴマ)を使用した“じゅうねんダレ”、
“辛子肉ダレ”、“大葉ダレ”など様々な味が楽しめます。
そば・うどん屋さんとしても魅力的なお店ですが、これだけに留まりません。
商品開発が好きなご主人は福島県が全国2位の生産量を誇る“さしみこんにゃく”とそれに合う味噌を製造されていたり、
“おやき”や”パウンドケーキ”、“シフォンケーキ”、“ドレッシング”なども手づくりされています。
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お二人のこだわりは『自らが作った物を提供する』ということで、従業員は雇いません。
なので、いずれの商品も人気がありますが大量生産は出来ないのだそうです。
お二人のご厚意で“さしみこんにゃく”と“おやき”をいただきました。
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さしみこんにゃくは手づくりのじゅうねん味噌を。
じゅうねんが入っていることで普通の味噌よりもコクがあり、非常に美味しかったです。
白いご飯にも合いそうです。
次に“おやき”。
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皮がモチモチで分厚いので食べ応えがあり、中に入っている具も美味しい!
今回いただいたのは舞茸のバター味でしたが、他にも“しめじのゆず味噌”、“じゅうねん味噌”といった味があります。
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この絶品のおやきが完成するのには3年もの月日を要したのだとか。
おやきは作るのに手間と時間がかかるため、作っている人は多くないそうです。
しかし、ご主人は「そもそも手を抜いたものはすぐお客様に見抜かれる。手間ひまかけないと売れない。」
とおっしゃいます。
また、おやきは地域によって中に入れる具に地元特産の食材が入っていたりして、色んな味があるそうです。
その地域の特産物を味わうのには、もってこいの料理ですね。
ご主人に昨年の原発事故からこれまでのことについても伺いました。
震災前までは、いわき市の南に位置する茨城県水戸市からのお客様も多くいらしていましたが、
原発事故後はめっきり減ってしいました。
そのため昨年は、風評被害を払しょくしようと県内外でたくさんの復興イベントへ参加しましたが、
県外のイベントに参加するには移動時間や高速代、駐車場代もかかり、
その費用を念出するのにも大変苦労されたそうです。
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それでもご主人はめげることなく営業を続け、飽くなき探求心のもと新たな商品開発に励まれています。
いわき市にお越しになられた際は是非、美味しい食べ物が豊富な『きのことマサ』さんに立ち寄ってみてください。
きのことマサ
【住所】福島県いわき市三和町上三坂字立町101-2
【TEL&FAX】0246-85-2755
【営業時間】午前11時から午後3時まで、予約時のみディナーも営業 【定休日】月曜日
おしまい