Quantcast
Channel: ふくしま 新発売。
Viewing all 945 articles
Browse latest View live

顔の見える直売所『よかっぺ市』(いわき市)

$
0
0

よつくら港では5月26日27日の2日間、復興・発展イベント『よかっぺ市』が開催されました。
よかっぺ市では“顔の見える直売所”として地元の生産者が自慢の商品を対面販売されたり、様々な催しが行われます。

26日には小川中学校吹奏楽部による演奏会や平商業高等学校の生徒たちがプロデュースした商品の対面販売を行いました。
残念ながら私が取材に伺ったのが27日でしたので見ることができませんでしたが、
27日もたくさんの方が訪れていて賑わっていました。

ラディッシュ等の野菜や種類豊富な手作りの“漬け物”から“ピリ辛な肉みそ”の加工品や“納豆昆布”などが対面販売されていました。

みなさん、とても気さくな方々で「お兄ちゃん、食べてごらん。」とドンドン試食をさせてもらいました。
どれもすごく美味しくて、白いご飯が欲しくなります。

初めて食べた納豆昆布は、名前の通り納豆のようにネバネバしていて、美味しかったです。
とろろと一緒に食べるのがオススメなのだとか!
納豆昆布に興味をそそられたので改めて取材し、詳しくお伝えしたいと思います。

 

昨年から何度か伺っている「よつくら港」は昨年の震災時に津波で大きな被害を受け、
現在は仮設の大型テントで、地元の農家さんが作る野菜をはじめ加工品など、
約190件の商品を販売しています。

取材で訪れたこの日も、店内には玉ねぎやじゃがいも、さつまいも、にんにく等、
美味しそうな野菜がたくさん並んでいました。

 

本来、よつくら港で販売する野菜や商品は地元の農家さんたちが作ったものを扱っていたのですが、
双葉郡からいわき市に避難された方が買い付けてきた商品も置いているそうです。

他にも震災後に会津地方から支援を受けたことがきっかけで、会津地方の商品も扱うようになったり、
以前ご紹介した平商業高等学校の生徒たちがプロデュースした“かつりんとう”や“フラムーネ”などが販売されています。

 

今年の8月11日には『道の駅よつくら港 交流館』が完成予定。
それまでは引き続き、この大型テントで営業しています。

今後に向けて、白土駅長は
「震災によって多くの支援を受け、生まれた様々な繋がりを大切にしていきたい。」
と話してくださいました。

 

四倉港には津波で打ち上げられた漁船がまだたくさんありました。

私は学生時代から友人たちと釣りや旅行で頻繁に四倉を訪れていて、たくさん思い出を作ってきた場所なので、
変わってしまった港の様子に衝撃を覚えました。

しかし、町の方々が復興に向けて頑張っている姿を見ることで四倉の魅力を再発見できました。
大好きな四倉が復興していく姿を眺めるだけじゃなく、できる限り役立っていきたいと思います。

 

道の駅よつくら港
【住所】福島県いわき市四倉町五丁目218-1
【営業時間】午前10時から午後5時まで   【定休日】毎月第3火曜日
【URL】http://www.429-love.jp/

 

おしまい


本番はこれから!(東京都江東区)

$
0
0

「桃のジュースください」
「はーい、ありがとうございます」
「さくらんぼ、ありますか」
「さくらんぼですか? すみません、さっき売り切れちゃったんです」
「じゃあこっちのトマトください」

6月3日、東京・江東区で開催された「第5回江東区環境フェア」に出店したJA全農福島の直売所には大勢の人が押し寄せ、
賑やかな声が響いていました。

 
大人気のJA全農福島のブース

一昨年から県産米のキャンペーンクルー「ライシーホワイト」を務める福田絢香さんも感慨深げでした。
「昨年の震災直後は大変でした。福島のおコメのチラシさえ受け取ってもらえなかったり、
『福島のコメをこっちにまで持ってくるな』なんて言われたり……。
それが最近は『私も福島出身なのよ』とか『今度観光で行ったみたいの』なんて声をかけられることも増えてきました。
安全性が確認されたおコメだけを売っているので、私自身、
いまでは『どこのおコメよりも安全なおコメだ』という思いでPRしています。」


ライシーホワイトの福田さんが自信をもってPRする福島米


売り切れ続出!の人気ぶり、でした

JA全農福島の販売企画課長・加藤広幸さんによれば、この環境フェアへの出店は昨年に続いて今年で2回目。
震災直後、江東区には県内の被災者1,300人ほどがお世話になりました。
そうした縁がきっかけとなり、江東区が被災地支援の意味を込めて、
同区の環境フェアへの出店を勧めてくれたとのことです。

「15のブースを回ってスタンプを集めると、福島と岩手の復興支援ブースで使える500円分のチケットがもらえるんです。
江東区さんには、そういう心遣いをしてもらっているんです」(加藤さん)

そうした温かい配慮のお陰もあって、JA全農福島のブースには人が絶えることがありませんでした。
JAだけでなく福島県庁からも応援スタッフが駆けつけ、県産品のPRに努めます。
ブースの賑わいを見る限り、首都圏の人々はもう福島の農作物に悪いイメージはないように見受けられます。

「今回の出店は福島県産品のPRが目的で、それ自体は成功です。
ただ勝負は県産品の出荷量や市場での価格がどうなっていくか。
福島は夏秋産地ですから、これからが本番です」(加藤さん)

勝負の時を前に、加藤さんの決意を聞いた思いがしました。

ふくしまの空に情熱を。花火で笑顔に。(伊達市)

$
0
0

「ふくしまの空に情熱を。子どもたちに笑顔を」
6月2日、伊達市梁川町で「全国煙火競演会」が開催されました。

全国から26社の花火師達が福島の復興のために集結し、素晴らしい花火が夜空を彩りました。

実行委員の方にお話を伺いました。

2011年5月、県民有志により実行委員会(吉田隆委員長)がつくられました。
原発の影響でなかなか復興が進まず、避難している子供達もまだたくさんいます。
子供達や若者達に夢と感動を与えたいという思いで立ち上がりました。
初めての試みであったので、行政機関の理解、会場になる場所の地元住民の協力など、
様々な苦労があったそうです。
放射線量が少なく、ワイドな花火がきれいに見える場所という事でこの場所に決めました。
実行委員会のメンバーの他にたくさんのボランティアの方々の協力もあり、この日を迎える事ができました。

「未来への希望を感じて、一瞬でもつらい事を忘れていただきたい」とおっしゃっていました。

花火を見上げ、笑顔になっている子どもたちの顔を見ていると、「これからの福島の未来は明るいかも知れない。」と感じました。

 

さて、花火大会会場には約200店の屋台が出店していました。

浪江焼そばさんのダンディーなご主人。
「うまいものしか作らないよ!焼き立ての焼そば食べてね~」

とってもいい香りが漂い、長い行列が出来ていました。

浪江焼そばさんは、10月に北九州市で開かれる「B-1グランプリ北九州大会」出場する予定です。
順位よりも町のPRと元気を発信したいそうです。

桑折宿街道やきそばさん。
お肉屋さんの焼きそばです。
「浪江焼そばさんに対抗して焼きそばをやってみましたー!」と明るく話すご主人。
お肉屋さんなので、お肉たっぷりの焼きそばです。
こちらは細めんで、香ばしいソースの香りとジューシーなお肉が食欲をそそります。

ご主人の息子さんとお孫さんです。
「明るく元気に頑張るぞ!!」
とっても明るく楽しいご家族です。

毎月1回開催されている「桑折宿軽トラ市」に出店していて、評判が良く皆さんに喜んでもらっているそうです。
「美味しい焼そば作るので食べに来てください!」との事でした。

「桑折宿軽トラ市」は新鮮野菜や工芸品等を、軽トラ車で販売。
桑折町内で生産・加工された産品のPR・販売をしています。
ライブやバルーンアートなどのお楽しみ企画があったり、とっても楽しそうです。
次回の軽トラ市は、6月24日(日)9時から12時までです。
開催が楽しみですね~。

【開催場所】旧福島蚕糸跡
【開催日時】毎月第4日曜日 午前9時から正午まで
今年のスケジュールは
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第1回  5月27日(日)終了しました
第2回  6月24日(日)
第3回  7月22日(日)
第4回  8月26日(日)
第5回  9月23日(日)
第6回  10月28日(日)
第7回  11月25日(日)
第8回  12月23日(日)

【お問合せ】桑折町商工会内 桑折町観光協会
【TEL】024-582-2474

赤いさくらんぼになりますように。(福島市)

$
0
0

前回おじゃましてから、約2週間経ちました。

2週間前、まだ青かったさくらんぼは少し黄色っぽく、所々にうっすら赤く色づいてる実があったりします。
自分が世話をしたわけじゃないのに、さくらんぼの成長にちょっぴり嬉しくなってしまいました。

 

 

今作業しているのは、屋根のビニール掛けと着色管理です

[屋根のビニール掛け]

さくらんぼの実が緑色から少し黄色っぽくなった頃、屋根にビニールを掛けます。
この時期からビニールを掛けないと、雨にあたると実が割れてしまいます。

 

高さは一番高い所で6.5mほどあり、危険な作業です。8人で作業し、3つの屋根を掛け終えるまで約1時間でした。
みなさんあっという間に上に登ってしまいます。
声を出し、息を合わせながらテキパキと作業しています。チームワークが大切です。

 

[着色管理]

さくらんぼに太陽の光が当たらないと赤いさくらんぼは出来ません。
実にかかっている葉っぱを1枚1枚取って、光が当たるようにします。
光合成で栄養分を作り出すので、適度に葉っぱを残さないとおいしいさくらんぼが出来なくなります。
下側部分の実には光が当たらず色づきが悪くなります。
葉っぱを取る作業の後、それを防ぐために地面に反射シートを敷いて、色が均一になるようにします。

 

代表の片平新一さんからお話を伺いました。

さくらんぼを収穫するまでは手間がかかる大変な作業ですが、
デパートなどに卸す高級品のさくらんぼを作るのはもっともっと大変です。
ですが、今は震災の影響でその需要がなくなってしまいました。
高級品を作る必要がなく、手間がかかる作業をしなくても良いというのは寂しく、やりがいがなくなってしまいました。

ですが、家庭用であっても「美味しくて、赤いさくらんぼを食べて欲しい。」と毎日作業しています。
果樹園をこれからも続けるのはとても不安ですが、頑張っていいものを作っていれば評価してもらえると信じ、
いつか回復してくれる事を期待しています。

美味しいものを届けたいと黙々と作業に専念し、
時に楽しくなごやかに作業しているとつらい事を忘れる事ができるそうです。
早く除染がなされ、心から笑って楽しく作業できる日が戻って欲しいと思います。

 

最後に従業員の菊地修士さんからメッセージをいただきました。

「お客様の笑顔の為に、日々作業に専念しています」

笑顔になるような赤くて甘いさくらんぼを収穫する日が楽しみですね♪

クイズに答えて「お米と旬の野菜セット」を当てよう!!

$
0
0

本サイト「ふくしま 新発売。」の全面リニューアルを記念して、
クイズに正解した方の中から抽選で15名様に
JAあぐりすかがわ岩瀬 ファーマーズマーケット「はたけんぼ」の「お米と旬の野菜セット」(3,000円相当)を
プレゼントいたします!
 
詳しくはコチラをご覧ください!

オシャレですごい豚肉専門店(泉崎村)

$
0
0

今回は泉崎村の豚肉専門店『ノーベル』さんをご紹介します。

以前、“花泉カフェ”へ取材に行き『震災から生まれた南会津と泉崎のコラボ』という記事を書いたのですが、
そのときのイベントで初めて『ノーベル』さんの豚肉を食べました。
それ以来、ずっと気になっていたお店でした。

お話を伺ったのは、お店のマネージャーであり養豚家の中野目貴洋さん。

ご両親が養豚家で、中野目さんは小学校5,6年生の時から家業を継ぐことを決めていたそう。
養豚家になるため、東京農業大学へ進学して様々な資格を取得し、
卒業後はさらに勉強を重ねるべく専門学校へ進み、卒業後に岩手県の養豚家の所やスーパーなどへ研修に行かれたそうです。

そうして着実に準備を進め、地元の方にもっと食べてもらえるようにと2006年に自家農場直営の豚肉専門店『ノーベル』をオープンしました。

2008年10月には『SUFFA(ズーファ)』というソーセージの本場ドイツの食肉加工協会が主催する、
世界最高峰に位置し、食肉加工品コンテストへハムやソーセージなどを出品されました。
審査員には熟練のマイスターや学者たちが200人以上もいるそうです。

16品出品し、、なんと15品が賞を獲得。
そのうち“味・食感・香り”等200項目もある審査基準をクリアし、すべて満点のものだけが受賞できるという金賞を8品も獲得。
賞を5個獲得すると授与されるトロフィーを初出品で貰ってしまうという快挙を成し遂げ、
中野目さんの技は世界の匠に認められました。

ノーベルさんには豚肉専門店ならではの豊富な種類の商品が並ぶほか、
店内で調理された出来立ての惣菜が並ぶコーナーもあり、その場で食べられるスペースも設けられています。
テイクアウトも可能です。

お店は外装も内装もすごくオシャレな作りです。
これは主婦の方はもちろん、1番お肉を消費する年代、つまり若い世代の人にも来てもらいたいという想いから、
このような作りにされたそうです。

 

現在、震災によって農場の小屋の4棟が全壊してしまっています。
豚は仮設の小屋で育てているため、安全面・衛生面から今回は中に入ることができませんでしたが、
秋には小屋が完全復活されるそうなので、詳しくはその頃またお伝え致します。

ノーベルさんにはソーセージやハムなど、それぞれ色んな種類の美味しい商品がありますので、
是非、一度お店へ足を運んでみてください。

 

豚肉専門店ノーベル
【住所】福島県西白河郡泉崎村大字泉崎字夏針63-1
【TEL】0248-53-4129
【営業時間】午前11時から午後7時まで  【定休日】火曜日
【URL】http://www.yumeaji.com/

 

おしまい

「モノ作りびとフェア」で福島の食を味わう(伊達市)

$
0
0

伊達市月舘地区の「つきだて花工房」は、自然に恵まれ、素晴らしい景色を楽しめる所にあります。

ここで5月26日・27日、「モノ作りびとフェア」が開催されました。

「モノ作りびとフェア」は、この施設でクラフト体験教室の講師をしていた湯浅さんと三森さんが発案し、
今回で3回目になりました。全国から53店のクラフト作家が参加しています。

 

イベント期間中は、ジャズバンド・ファジーネーブルと女神太鼓の演奏、餅つきなどが行われました。

 

食のコーナーでは地元月舘の皆さんなどの手作りの食を楽しめました。

*まざらんしょ会さんのすいとん(豚汁)、もろきゅう、煮玉子
*伊達市商工会女性部月舘地区さんの焼きおにぎり、焼き芋、月舘銘菓他
*よーこばっぱさんの大根カレー、コッペコロッケ、たくわん
*つきだて花工房さんの伊達鶏中華バーンズ、伊達鶏団子入り玉子スープ
*海鮮フーズ(相馬市)さんの海産物、鶏のからあげなど
*氣まぐれ茶屋ちえこ(飯舘村)さんのどぶろくなど
*孔雀さんの巻き寿司、手作りヨーグルトなど

 

月舘商工会女性部のみなさん

地元の活性化のために26名の会員で元気を発信しています。
「とにかくここでやるしかない!明るく!楽しく!」

まざらんしょ会のみなさん

月舘地区の公民館で味噌つくりをするなど、16名で活動しています。
とても仲良く、楽しそうでした。

全村避難地域である飯館村から福島市飯野町に移り、1年かけてやっとどぶろく作りを始める事ができるようになった
「氣まぐれ茶屋ちえこ」さん。
南相馬市で地物の海産物はまだ販売できませんが、明るくがんばっている「海鮮フーズ」さんなど出店されていました。

 

自然食研究家で、ラジオ福島でもお馴染のよーこばっぱです。

「食は命なり 食べることは生きること」

とっても優しくて素敵な方でした。
地元の小学校で、1年かけて小麦の栽培から手打ちうどんを作るまでを教えたりしているそうです。

 

ポピーが一面に咲いていて、とってもきれいでした。

 

 

直売所も大盛況で行列が出来ていました。直売所で販売するものはこの施設で自主検査しています。

つきだて花工房の交流課長の千葉さんにお話を伺いました。

いろいろ苦労がありましたが、この会場は除染作業が終了し、開催する事ができました。
この月舘地区は山を越えると線量の高い地区がありますが、今年はみなさんの協力もあり、子供会の予約が入るなど少しずつ良い方向に向かっています。

今回のイベントでの出会いを大切にいろんな方との交流ができればいいなと思っているそうです。

 

左から、高上商店のたくわん、よーこばっぱのうめぼし、加藤ハルエさんのきゅうりのにんにく漬け
をいただきました。

心がこもったお漬物、ありがとうございました。

 

つきだて花工房
【住所】〒960-0903 福島県伊達市月舘町下手渡字寺窪7番地
【TEL】024-573-3888  【FAX】024-573-3887
【URL】http://t-hanakobo.jp/

奥が深いブルーベリー(いわき市)

$
0
0

今回は、いわき市でブルーベリーの生産と観光農園を営まれている『大和田自然農園』さんにお邪魔しました。

 

大和田自然農園のご主人、大和田雅夫さんは農業を始めて約40年の大ベテラン。
元々お米や切り花を栽培していましたが、10年前にブルーベリーの栽培を始めました。

 

いわき市は太平洋からの浜風によって乾燥していて涼しく、標高も高い高冷地で、
美味しいブルーベリーを作るのに最適な環境なのだそうです。

現在、農園には“ブルーベリー”、“ブラックベリー”、“ボイセンベリー“などベリー類を中心に、
約7000本もの木を栽培していて、基本的には奥様の智恵子さんと2人で育てていらっしゃいます。

大和田さんが作るブルーベリーは農薬を一切使用せず、自然に育つように作っています。
そんなブルーベリーは「とても甘くて美味しい!」とお客様から高い評判を得ています。

お客様には、ブルーベリーを摘んで終わるのではなく、少しでも楽しんでもらおうと、
農園内に休憩所や手作りのピザ窯まであります。(事前予約でピザ作り体験を行うことができます。)

大和田さんにブルーベリーについてお話を伺いました。

ブルーベリーは大きく分けて”ハイブッシュ系”と”ラビットアイ系”の2種類があり、
さらに細かくそれぞれに数種類あります。

私はブルーベリーに、そんなに種類あるのを知りませんでしたので驚きました。
ブルーベリーは土地を選ぶ果物なのだそうです。

ハイブッシュ系は寒い土地に合い、ラビットアイ系は暖かい土地に合うのだそうです。
収穫時期も約1ヵ月の差があり、ハイブッシュ系の方が早いそうです。

大和田自然農園さんでは両方とも栽培しています。
土地を選ぶのになぜ両方とも栽培できるのか??
今後、収穫まで追跡取材をして、2種類の違いと成長を追うとともに徐々にブルーベリーに迫っていこうと思います。

ちなみにブルーベリーの収穫時期は6月末から9月中旬まで、
ブラックベリーは7月下旬から8月中旬まで、ボイセンベリーは7月初旬から約半月。
収穫時期が旬で一番美味しい時なので是非、大和田自然農園でのんびりとブルーベリー摘みを体験してみてください。

 

大和田自然農園
【住所】福島県いわき市好間町北好間字山崎44(常磐自動車道いわき中央ICそば)
【電話番号】0246-36-2591

 

おしまい


WE LOVE KOKESHI!(福島市)

$
0
0

福島駅から土湯方面に30分ほど車で走ると、「アンナガーデン」があります。
爽やかな高原のアンナガーデン内に「原郷のこけし群 西田記念館」があります。
こけし界の第一人者、故西田峯吉氏のコレクションを楽しめます。

こちらでは、7月31日まで「WE LOVE KOKESHI!」という企画展が開催されています。

 

KOKESHIEN!こけしえんと西田記念館の共同企画です。
「KOKESHIEN!こけしえん」とは・・・伝統こけしという豊かな芸術を産んだ風土・東北の一日でもはやい復興を願い、
人から人へこけしをバトンとした支援の輪プロジェクトです。
芸術家、漫画家、イラストレーター、デザイナーなど、こけし好きなクリエイターが参加しています。

 
左は、ちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんのかわいらしいこけし。
右にある写真は岡本太郎さんのこけしと写真家の鈴木心さんのコラボレーション。

 
ほんわかしたこけし(左)や変わり種のこけし(右)もあって楽しめます。

 

画家であり彫刻家でもある奈良美智さんの自作こけし(左)も展示されています。
このこけしは、裏側にはまったく違った表情のこけしがデザインされています。
どんなこけしなのか、見てからのお楽しみです。

手作りでこけしを作る事もできます。(1個500円)

常設展示室では、こけしの歴史・作り方・材料や産地によるこけしの違いなど分かりやすく説明されています。
こけしの材料は、「ミズキ」という木が使われる事が多いです。色が白く絵が描きやすいそうです。
わざと濃い色のこけしを作る為に「さくら」の木を使う職人さんもおられます。
今まで知らなかった事がたくさんあり、これからこけしを見る時は違った見方ができるので面白いなあと思いました。

親切に案内してくださった相原聡子さん。
この企画展を目当てに大阪や岡山から訪れるお客さんもおられ、若い女性のお客さんが増えたそうです。
震災後、団体のお客さんが減ってしまいましたが、徐々に戻ってきているそうです。
ここに来ると、こけしの魅力に魅了されるだろうと思います。

さて、アンナガーデン内には「みちのく福島路ビール」さんがあります。

 

吾妻連峰を一望できる絶景でビールを楽しめます。

 

ガラス越しにビールのタンクがずらっと並んでいる様子が見れます。

 
「なつはぜふるーてぃ エール」(左)

私は、なつはぜというフルーツを初めて知りました。
山に自生しているそうで、見た目はブルーベリーのようで食べるとかなり酸っぱいそうです。
震災前は福島産のなつはぜを使用していましたが、様々な事情により現在は秋田産のものを使用しています。

右の写真は「ピーチエール」。どちらもビールの苦手な方にも喜ばれる味になっています。

職人さん手作りのビール、福島の素晴らしい景色を眺めながらビールを楽しんでみてはいかがですか。

 

WE LOVE KOKESHI!展 2012年7月31日(火)まで
【営業時間】午前9時から午後5時まで(最終入館は午後4時30分)
【会場】西田記念館
【住所】〒960-2156 福島県福島市荒井字横塚3−183(アンナガーデン)
【TEL】024-593-0639

みちのく福島路ビール
【住所】〒960-2156 福島県福島市荒井字横塚3−182(アンナガーデン)
【TEL】024-593-5859
【URL】http://www.f-beer.com

絶品!!親バカトマト!!(いわき市)

$
0
0

今回は、いわき市でトマトを生産されている『助川農園』を取材してきました。

東北にある福島県でも最南端にあるいわき市は、
晴れの日が続く冬期の日照時間は全国でも有数な長さで、雪もほとんど降りません。
太陽の光で美味しくなるトマトに適した土地ということもありトマト栽培が盛んな地域です。

お話を伺ったのは、助川農園の助川成光さんと奥様の弥生さん。

助川農園さんで作られているのは『親バカトマト』です。

「親バカですが我が家の自慢のトマトです。」ということで、 略して『親バカトマト』。

トマト自体は以前から作っていたのですが、助川農園さんが所属されている、
いわき市勿来地区のトマト農家で作られた組織『菊田施設園芸研究会』で
オリジナルの出荷箱を作ろうとこのキャッチコピーが生まれたそうです。

親バカトマトは“特別栽培農産物”に認証されています。
特別栽培農産物とは、有機農産物と同じように環境保全型農業による農産物で、
化学肥料の窒素成分量が地域で一般的に使用されている量より50%以上削減して栽培されるなど一定の要件を満たした農産物です。

私は“トマト”といえば夏というイメージがありましたが、
こちらでは11月~7月にかけて栽培されていて夏場の出荷はなく、
冒頭で書いたような、いわき市の気候とハウスでの栽培ということもあり
冬が本番なのだとか!

助川農園さんでは原発事故後、即座に安全を確かめるため土壌からトマトまで徹底的に自主検査を実施。
検出限界まで数字を出してもらい確認したところ、いずれも放射性物質は検出されませんでした。

ただ弥生さんは当時、出産前ということもあり、お子さんと一時県外へ避難していました。
始めは、親として子供に福島県産の野菜を食べさせることに強い抵抗を感じていたそうですが、
セミナーなどで放射性物質に関して学んでいくなかで知識がつき、不安は徐々に解消されていったとのことでした。

「生産者として、栽培するにあたって放射性物質に対し、これからもしっかりと“怖がって”、
細心の注意を払いながら作ります。」と話してくださいました。

 

さて、肝心な『親バカトマト』の味についてお伝えします。
今回は特別にハウスの中に入れていただき、大玉のトマトやミニトマト、
イエローアイコという黄色いトマトも食べさせてもらいました。

口に入れて噛んだ瞬間、旨味と甘さがジュワーッと口の中に広がって、すっごく美味しかったです。
あまりの美味しさに感動しました。お世辞抜きで本当に美味しかったです。

 

助川農園さんの『親バカトマト』は直売所でも購入できますし、
オンラインショップも開設されていますので是非、お試しください。

 

助川農園
【住所】福島県いわき市錦町荒谷72
【電話番号】090-7334-4551
【URL】http://suketoma.com/

 

おしまい

会津の工場生まれのレタスが原宿に進出!!(東京都渋谷区)

$
0
0

JR原宿駅から徒歩1分。表参道から一本裏側の道沿いに、今年5月にオープンした「プレマカレー原宿本店」があります。

プレマカレーのウリは、なんと言っても本格カレーをナンで挟んだ「カレーナンバーガー」。ハンバーガーのように片手で持って、歩きながら食べることもできるというカレーの新スタイルを提案しています。


【インド風の外観。お店は某有名タレントショップの向かいにあります】

このプレマカレー、実は会津若松市に本社を置く「会津富士加工株式会社」の子会社なのです。しかも、カレーナンバーガーに使用されているレタスの一種「フリルアイス」は、会津富士加工の“工場”で水耕栽培されたもの。工場直送の新鮮レタスが使用されているのです。

地元・会津から会津富士加工の東京事務所に赴任し、プレマカレーの店頭にも立っている小川基さんに話を伺いました。

「もともと当社は半導体を製造していたのですが、大胆な業態転換を行い、現在は野菜の水耕栽培をメインにしています。半導体を作っていたクリーンルームをそのまま使用し、菌やホコリがものすごく少ない環境で野菜を育てているのです。さらにそのまま袋詰めしますので、お客さまは野菜を洗わずに食べることも出来るし、雑菌が極端に少ないので冷蔵庫に入れておけば二週間程度は日持ちします。品質については、販売を開始するまでに当社の社長がとにかくこだわりました。かなり自信を持っています。」

同社では現在、この工場産の野菜に「あいづmido菜」というブランドを冠し、販路開拓に取組んでいます。福島県内なら会津地方のヨークベニマル、首都圏ではイトーヨーカ堂葛西店の「ふくしま市場」で購入することができるとのこと。

「工場で栽培するということは、肥料の配合を変えることで味の調整をすることも可能になるんです。野菜にある苦みの正体は硝酸態窒素なのですが、これを少なくすることで、苦みの少ない野菜にすることもできます。他にも、子ども向けや病人向けの野菜を開発しています。もちろんレタス以外の野菜も作れますし、果物の栽培も可能です。われわれは、この水耕栽培のシステムそのものを販売することも考えています。」(小川さん)
あいづmido菜は外食産業からも関心を寄せられています。サラダバーの野菜などは、時間が経つと切り口の色が赤く変色してくるものですが、会津富士加工のレタスは「2時間置いておいても赤くならない」と絶賛されたと言います。


【小川基さん(右)とスタッフの方々】

ところで、その自慢のレタスがなぜ「カレーナンバーガー」になったのでしょうか?

「きっかけはちょっとした偶然から生まれました。去年の12月、有楽町駅前の交通会館マルシェに出店したときに、たまたま来店した五反田にあるインド料理店の女性経営者があいづmido菜を気に入ってくれ、彼女と意気投合したのです。そこから『何か一緒に出来ないか』という話が進み、当店を共同でオープンすることになりました」(小川さん)
五反田のインド料理店と、会津若松の半導体工場――接点のなさそうな両者の仲を取り持ったのは、高品質のレタスでした!

早速、私も噂のカレーナンバーガーを味わってみました。注文したのは「プレーンカレーナンバーガー」。辛さは3段階から選べますが、ここは安全策で真ん中のクラスをチョイス。サイドメニューにジャガイモがたっぷり詰まった春巻き風の「サモサ」と、インドの乳酸飲料「ラッシー」を選びました。

 
プレマカレーのメニュー、もちろんテイクアウトも可【写真左】、プレーンカレーナンバーガーとサモサ、ラッシー【写真右】

さてそのお味は?カレーナンバーガーのカレーは、正に本場の味(インドに行ったことはありませんが)!畳まれたナンの間に、本格カレースパイスで蒸し煮されたジャガイモなどがゴロンゴロンしていています。辛さもちょうどいい。これからの暑い季節にこそピッタリかも。
そして驚くべきは、間に挟まれたフリルアイス。熱い野菜やナンに挟まれてクタッとなっているかと思いきや、「バリバリ!」という歯ごたえを感じさせる元気ぶり。「うちのレタスは“バリ感”が違うんです」という小川さんの言葉の意味を改めて噛みしめました。


【ナンの間から顔をのぞかせるフリルアイス。バリ感が違います!】

ボリュームも十分です。サイドメニューに選んだサモサも加えたら、大抵の男性は満腹になれるでしょう。
「小さな資金で始めた店なので、いまはレタスだけなのですが、もう少し資金的に余裕が出てくれば福島県産の食材をもっと使いたい。やはり福島県人として、福島のために何か役立ちたいんです」
最後にそう故郷への思いを語ってくれた小川さん。近い将来、福島の食材をたっぷり使ったカレーナンバーガーが、原宿発の新名物へと成長する日がやってくるかも知れません。

プレマカレー原宿本店
【住所】〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-13-21
【TEL】03-6804-6169
【営業時間】午前11時から午後8時まで、年中無休

「虹とまと」ってどんなトマト?(福島市)

$
0
0

「虹とまと」
このネーミングに惹かれ、どんなトマトなのか、どんな方が作っているのか気になっていました。

虹とまとを栽培されている須藤満さんのビニールハウスにおじゃましました。
虹とまとは水耕栽培で作られ、5人で作業しています。
水耕栽培を実際見るのは初めてで、近未来っぽいような感じがしました。
土がまったくないというのはちょっと不思議な感覚です。

根っこが真っ白できれいです。

1か月に1回ほど栄養剤が入った水を循環させます。
試験的にグリーンのトマト(これで完熟した状態です)やチョコレート色のトマトも栽培しています。

虹とまとは1パック130gで、4~5種類のトマトが入っています。

品種名や特徴は
赤   ・・・「小鈴」 リコピンが豊富
黄色  ・・・「イエローミミ」 さっぱりした甘さ
ピンク ・・・「キャロルロゼ」 りんごのような香り
オレンジ・・・「ピッコロカナリア」 カロチンが豊富
紫   ・・・「トスカーナバイオレット」 アントシアニンが豊富

色がカラフルでかわいいだけじゃなく、トマトの色によって栄養成分なども違うんです。

虹とまとは須藤さんが名付けました。
色とりどりのトマトがミックスされ、何かインパクトのある名前という事で思い付いたそうです。
夢のある素敵な名前ですね。

元シェフをされてた須藤さんは、お父さんの跡を継いで農業に就き、6年前から水耕栽培を始めました。
全国的にみても早くから水耕栽培を始め、900坪のハウスにトマトの他ねぎ、きゅうりも栽培されています。
難しい事もたくさんありますが、いろんな希望があるので面白いそうです。
震災後、契約が減ってしまいましたが、今は戻ってきています。
東北6県のイオンや東京のイオンにも9店舗、yahooでも取り扱いが始まるそうです。
県内のスーパー、いちい・コープでも取り扱われています。
放射性物質は県で行っているモニタリング検査のほか、
民間の検査機関やスーパーで陳列前にも自主検査するなどこまめに行っています。


【虹のかけ橋を渡り 元通りの福の島へ 帰りましょう】

「福島市内は震災の被害も少なく、おいしいものがたくさんあります。ここでがんばっていきます!!」
とっても気さくな須藤さん、奥様もかわいらしい方でした。

トマトをごちそうになりました。
とーーっても甘くて驚きました。今の時期は暖かいので「青もぎ」といって、青いうちに収穫しないと出荷するまでやわらかくなってしまうそうです。2・3月は完熟してから収穫するので、もっともっと甘くなるそうです。
実が張っていてジューシーで、こんなおいしいトマトを初めて食べました。
いろんな思いが詰まった「虹とまと」ご賞味くださいね♪

Oisix(おいしっくす)
【URL】http://www.oisix.com/ShouhinShousai.ss1-2511.o.htm  ←こちらから購入できます

モニタリング検査の見学会【後編】(会津若松市・郡山市)

$
0
0

モニタリング見学会の後編です。前編はコチラをご覧ください。

 

午前中の予定を終えて、河東町からバスで1時間、郡山市にある「福島県農業総合センター」に到着しました。
バスから降りた途端に「すごいね!立派な建物だ!」と感嘆の声があがりました。
広い敷地に建てられた、センターでは、様々な作物の研究、開発が行われています。
とても開放的な建物は自由に見学することができ、売店では試験栽培データをとった後の野菜や花が
安い値段で売られていました。

昼食をとりながら、参加者同士、自己紹介や見学会へ参加された目的などを話し合いました。

・大丈夫だということはわかっていたが、根拠を確かめたかった。
・県外の友人、知人に対しても安心してもらえるような説明をしたい。
・お客様に安心してもらえるようなきちんとした説明をしたい。(飲食店経営の方)
・とにかく野菜が大好きなので、安心して食べたい。

といったような意見が交わされていました。

昼食後、館内を職員の方に案内していただき、いよいよ、モニタリング検査施設の見学です。
ドアの窓から真剣にお仕事されている場面を覗かせていただく形です。

ゲルマニウム半導体検出器は、撮影が許可されていました。

とてもコンパクトに見えましたが、1台1トンもあるそうです。
設置場所の選択には、土台の強度の問題もあり、大変だったと伺いました。

まずは検査準備室の見学です。
作物の泥を落とし、皮を剥き、口に入る(食べる)状態にしてから測定です。
作物はかなり細かく切り刻まれていました。
どうして、ここまで作物を細かく切り刻むのか疑問に思っていましたが、これもやはり、
正確な測定をするために、隙間ができないようにするのだそうです。

その後、ゲルマニウム半導体検出器に入れられます。検査時間は33分です。
季節によってはかなりの品目を測定しなくてはいけないので、作業は夜中にまで及ぶこともあるそうです。

測定された数値は放射性物質ごと、モニターにグラフで表示されます。
(モニタリング検査の様子は動画でもご覧いただけます。コチラをご覧ください。)

 

モニタリング検査の数字を見て、それがすぐに安心へと繋がらない方も大勢いらっしゃると思いますが、
モニタリング検査がどうのように行われているかを知ることによって、不安は少なくなるのではないかと感じました。

帰りのバスの中では皆さん安心した表情で、「本当に見学会に参加させていただいてよかったです」という声が
多く聞かれました。

秋にも、会津若松市 農政部農政課主催の「モニタリング見学会」を実施するそうですので、
多くの方に参加していただきたいと思いました。

お問い合わせ先
会津若松市 農政部 農政課
【住所】会津若松市東栄町3番46号
【TEL】0242-39-1253

「ふくしま新発売」でも「今の福島を見に行くツアー」を予定していますので、今後のお知らせをお待ちくださいね。
※こちらは東京駅発着です。

猫のシールの新鮮野菜♪(平田村)

$
0
0

以前うかがった「道の駅ひらた」さんに野菜を出荷している、農家の大木さんの所に行ってきました!
大木さんも平田村にお住まいで、震災前は葉タバコを栽培されていましたが、今は野菜や花などを作っています。
葉タバコは禁煙ブームもあり、今後の展望を考えて、そして放射能の影響を懸念して栽培をやめてしまったそうです。

今までは、自宅で家族が食べる程度の野菜を栽培していましたが、
商品として本格的に野菜や花を作り始めたのは震災以降です。

大木さんはご夫婦で栽培をしていらっしゃいますが、
初めて作るものもあり、作り方が分からず戸惑うことも多かったそうです。

その時は、同じ平田村の農家の方に相談して、
苗を植える時期や、収穫の時期などを教えてもらいながら栽培したり、
出荷先である「道の駅ひらた」の駅長さんに作ったものの味をチェックしてもらったりしているとのことでした。

 

今回は畑へお邪魔し、なんと収穫もしちゃいました(*^_^*)

大根、スナップエンドウ、絹さや。
収穫したものはお土産で頂きました♪新鮮でシャキシャキです!

自宅で、お味噌汁にしていただきました。

大木さんご夫婦は、お二人で野菜を作って販売方法もいろいろ工夫されています。
例えば、時間がある時には試食を用意して、お客様とお話をしながら販売をしています。
実際にお客様に食べていただくと、よりおいしさも伝わるのだそうです。

そして、もう一つは商品をパッケージする際、目印にかわいい猫のシールを貼っていることです。
自宅で飼っている猫ちゃんがモデルになっているシールは、家族で作ったものだそうです!

このシールが貼ってあるのが大木さんの作った野菜です♪かわいい~。

 

とっても優しいご主人の大木さん。
ニコニコの笑顔で、お話をして下さいました。

これからは、きゅうり、トマト、カボチャなどが収穫の季節です。
「道の駅ひらた」さんで販売するそうですので、近くに行った際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

猫のシールが目印ですよ~!

お客様に選ばれる直売所を目指して!(二本松市)

$
0
0

7月5日、二本松合同庁舎でアグリビジネス・ネットワークあだちに加盟している直売所のための
「接客マナー研修会」が開催されました。参加者は直売所の方々約25名。

平成19年に組織が発足し、年間を通して様々な研修を行っています。
震災以降、放射性物質の問題により販売数量やお客様の来店数が減少しました。
販売する側も大きな不安の中での営業・接客でしたが、最近になって、
「お客様目線での接客ができていないのでは?」という場面に遭遇することが目立つようになってきました。
そこで震災前に開催した接客マナー研修会を再び開催し、もう一度接客の大切さを見直し、
お客様に満足していただきたいとの思いからです。

まずは、株式会社トレイン代表取締役 千葉彰子さんによる
「もう一度、初心に返る!お客様がまた来たいと思う接客を」の講演が行われました。
接客で大切な事、言葉遣いなどすぐに接客に生かせる講演でした。

講義を受けて実践力をつけるために、それぞれの直売所ごとに震災以降に見られた状況や
通常の接客において注意すべき点の接客の研修を行います。

直売所ごとに見られる問題点によるシナリオ(台本)があり、私はクレームを言うお客さんの役を演じました。
ちょっとドキドキしました。
「アドリブで意地悪な事いっぱい言ってね!」と言われましたが、なかなか難しかったです。

今回は、さくらの郷・白沢直売所・ゆうきの里東和・こらんしょ市(二本松店)・こらんしょ市(本宮店)の代表者が実演しました。
講義を受けた甲斐もあり、とっても丁寧で気持ちの良い接客をされていました。

研修に参加されたゆうきの里東和の大槻さんは
「実践もあり、大変勉強になりました。直売所のみんなにも教えて勉強しないと。」とおっしゃっていました。

 

県北農林事務所安達普及所さんのお話です。

震災直後お客様が急激に減り、直売所の活気がなくなり店員さんもやる気が失せてしまった直売所が多かったそうです。
最近は徐々にお客様が増えて来ています。
直売所ごとに放射線の自主検査もできる体制になりました。
これから夏休みに入り、お客様が増える時期です。
徐々に風評被害も減り、安心して気持ちよく買い物をしてもらい、
また来てもらえるような接客が出来るよう心掛けて欲しいですね。

とのこと。
ふくしまの直売所に是非お越しください。
気持ちの良い接客でお待ちしています♪


矢祭もったいない市場4周年記念イベント(東京都港区)

$
0
0

以前取材したアクアマリンふくしまのイベントの際にお会いした
矢祭もったいない市場の営業担当熊田さんから、矢祭もったいない市場4周年記念イベントを
東横INN品川駅高輪口で開催するとの情報を頂き伺ってきました。

当日はあいにくの天気で小雨も降る中、イベント開催前からたくさんの人で賑わっていました。

  

 

オープニングセレモニーは福島県矢祭町商工会 高信一則 会長のご挨拶で始まり、
今回の目玉、祝いの餅投げが開始!!
拾った餅は後で野菜などに交換できるとのことで、集まっていたお客さんは我を忘れて投げ餅を拾います。
お子供さんからお年寄りまで、とても楽しんでいる様子が写真からも伝わってきますよね。

 

 

その後市場が開店すると皆さんすごい勢いでかごに野菜を入れる入れる!!
大盛況でレジにはあっという間に長蛇の列、、。気づいたら野菜は半分くらい無くなっていました。

 

少し落ち着いたところで、先ほどセレモニーでご挨拶をされた高信会長にお話を伺いました。

矢祭町という場所は福島第一原子力発電所から遠く、風向き的にも影響のない場所。
しかし、震災後は「福島県」という名前を聞くだけで帰ってしまわれるお客様もいたそうです。
こういったイベントについては、種類豊富で大量な野菜を一気に持って来ることができる団体が
全国でも珍しいため、現在では多くの県や地域から呼ばれる事が多くなりましたとおっしゃっていました。

高信会長に今のおすすめを伺ったところ、ちょうど今が出来はじめのトマトを食べさせて頂きました。
フルーツのように甘く、しっかりとした皮の厚みがありとても美味しかったです。

 

次に、農業法人でんぱた 鈴木正美取締役にお話を伺いました。
でんぱたさんでは、地元の農家と契約を結び、矢祭米をはじめ、新鮮な野菜、たまごなどを
仕入れ、お客様にお届けをするという取組みをしているとの事。

鈴木さんにこのイベントについてお話を伺ったところ、
矢祭町は人口が減りつつあったことに併せ、高齢化も進んでいるとの事。
くしくもそういった時期に震災が起こったことにより、今まで以上に地元の皆が手を結び
町を見直す良いきっかけにもなったそうです。

やはり地域の産業が豊かにならなければ地元の商店街は潤わない、とおっしゃいます。
町には、量を作り企画を立てられる足腰の強い農業者ばかりでなく、
むしろそれ以外の農業者が9割を占めています。
その人たちが幸せになれる道を作ると同時に、いろんな年代に合わせた販売方法や場所を、
皆が力を合わせて作ることで町の未来につながるとおっしゃっていました。
そんな中このイベントが4周年を迎えられた事はとても大きな事だということも話してくださいました。

「続ける」という事の単純なようで大変な事を町全体でイベントしている矢祭もったいない市場は
今後も東京都内各所で開催される予定ですので是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

今後のスケジュールは下記URLよりご確認下さい。
【URL】http://blog.mottainai-ichiba.net/

【店頭イベント】ふくしまの夏野菜~安全・安心の取組み開催!(8月2日)

$
0
0

 
福島県では、合同会社西友の協力のもと、
8月2日(木)に、ふくしまの夏野菜~安全・安心の取組みを開催します。
各回先着100名様には素敵なプレゼントをご用意していますので、是非!ご来場ください!
 
日時や場所など、詳しくはコチラをご覧ください!

楽しくなくては農業じゃない!(喜多方市)

$
0
0

喜多方市北塩原にある「佐藤総合農園」さんにお邪魔しました。
驚いたのは、お会いして最初の言葉が「農業は楽しいし、儲かるし、楽な仕事なんだよ」の一言でした。

  

佐藤さんの畑では200種類以上の作物を栽培しています。
イタリアン野菜や、ハーブの数々。
なかには初めて耳にする聞きなれない野菜も。

佐藤さんが栽培、奥様が収穫、おばあちゃんが出荷を担当しています。
これだけの仕事量を3人でこなすには相当効率的に行わなくてなりません。

佐藤さんは、コストも、時間も、労力も最小限しか使わないということを徹底的に実践されています。
仕事は効率的に行えば、1日平均4時間で済むそうです。

例えば、土にしてもきちんと成分分析をし、足りないものだけを補い、余計なものは入れないということによって、
労力と経費削減をするということもその一つです。

さて、ハウスの中へ入っていくと、そこは宝箱のようでした。
「いいだろ~」と佐藤さん。

様々なイタリアンハーブを生でかじってみました。
胡麻の味がするルッコラ、塩味がするアイスプラント、香水をかじったようなフェンネル。
ハウスの真ん中に置いてある、大きな壷の蓋を開けると、あま~い干しブドウの香りに酔いそうになります。
自家製のバルサミコソースを作るのだそうです。

次には雨だったにもかかわらず、雄国山の畑へ案内していただきました。
見下ろす景色の素晴らしさに、言葉が出ないくらい感動しました。

「(この景色を見られることも)ここで農業をやっている理由のひとつだよ」と佐藤さん。

手入れのいき届いた機具は40年も使い続けています。
使用後の機具の汚れを徹底的に落とすことが重要とのこと。
きちんと手入れをすることで、かなりの修理費が浮くそうです。
佐藤さんは、ご自分が持っている知識は、全て伝授していこうという姿勢で、数々の書籍やDVDも出版されています。

しかし、風評被害については、かなり影響があったそうです。
佐藤さんの作物は首都圏のレストラン等に多く出荷していたので、取引停止が相次いだそうです。
「2年間は営業活動はしないって決めたんだよ」とおっしゃいます。
風評被害というのは恐ろしいものだとつくづく感じました。

でも、佐藤さんの野菜の質の良さは地元でも知れわたっています。
最近になって、地元の大手取引先が決まったそうで、本当によかったです。

現在は、むしろ震災前より忙しくなってきたそうです。
「大量に出荷しないとならないんで、誰か農業をやりたい人はいないかな~」
「農業は儲かるよ~」

取材を終えて感じたこと、
佐藤さんは「農業は楽しい、ラクだ、儲かる、」とおっしゃいます。
けれど、それは日々のメンテナンスや経費削減に費やされた知力・労力に裏打ちされたものだということです。

前向きでバイタリティー溢れる姿に元気をいただきました。

佐藤さん、追い風はもう吹いています。

佐藤総合農園
【住所】福島県耶麻郡北塩原村大字北山字村ノ内4164番地
【TEL】0241-24-3660
【URL】http://www16.plala.or.jp/superfarm/

田人のいちご!!(いわき市)

$
0
0

今回は、いわき市の『田人観光いちご園』さんにお邪魔して来ました。

お話を伺ったのは蛭田秀史さん(31歳)

蛭田さんのご両親は以前、“小松菜”や“こんにゃく”を主に作られていましたが
10年ほど前にいちごの栽培を始めて、観光いちご園となりました。

蛭田さんが本格的に家業を手伝い始めたのは5,6年ほど前。
それまでは企業に勤めていましたが、手伝いをしているうちに少しずつ、
食べてもらえるお客様と直接お話できることに喜びを感じて、家業に入られたそうです。

 

そんな蛭田さんが作られた、いちごがこちら

真っ赤に輝いていて美味しそうです。

 

いちごの栽培にはハウス栽培と露地栽培があります。
田人観光いちご園さんのようにハウス栽培では9月上旬に苗を植え始め、12月から6月の間に収穫されます。
いちご狩りは1月3日から行えるそうです。
そして7月初旬には一度、収穫し終えた苗を切り始めるということで
伺うのが少し遅かったら、いちごを撮影できなかったとこです。間に合って良かった!

いちごは気温が30℃以上になってしまうと実がなるのも痛むのも早くなってしまいます。
また8℃以下になってしまってもダメなのだそうです。
冬は暖房を炊くことで8℃以下にならないよう管理できますが、夏は何もしなくても30℃を超えてしまうため栽培に向かないそうです。

 

ここで蛭田さんに昨年のことを伺いました。

昨年は原発事故によって、いちご狩りに来るお客様は例年の10分の1以下に減ってしまい、
事故直後は出荷も出来ない状況になってしまいました。
しかし、生産しなければ東電から補償をもらえないために、いちごと小松菜の生産を続けられました。
補償をもらうために収穫したものを段ボールに詰め、廃棄。
廃棄した証拠を提示しなければならないため、それを撮影するという日々が続いたそうです。

「何のために作っているか分からなかった。
お客様に食べてもらうために一生懸命に栽培した物を、ただ捨てなければならない悔しさを多く味わった。」

と蛭田さんは語られました。
出荷再開後も値が暴落し、今年も値は上がらず苦労が続いています。

しかし、状況を打破するため様々な挑戦もされています。

そのひとつがこちら

『いわき元気すてきドレッシング』

こちらは商工会議所の講演で知り合った5人の仲間と立ち上げ、開発した商品。
ダブルベリードレッシングは酸味と甘みがあって、すごく美味しいです。

 

今のところ6名で製造・販売を行っているため、大量に作ることができず、
販売はイベントなどで手売りで行われているということでした。
とっても貴重な商品です。

田人観光いちご園さんのいちごはいわき市内のスーパーや北茨城で購入できるそうです。
もちろん直売もされています。

いちご栽培がスタートする9月から収穫までにまたお邪魔しますので、お楽しみに!!

 

田人観光いちご園
【住所】福島県いわき市田人町旅人字下平石70
【TEL】0246-69-2448

 

おしまい

全国でも人気者!酪王牛乳(郡山市)

$
0
0

郡山市にある酪王牛乳さんの工場に行ってきました!

福島県内では、「酪王牛乳」と言えば、知らない人はいないと言われるほど有名。
私も、小学校、中学校では学校で毎日飲んでいました。
今でもコンビニでおやつにカフェオレを買って飲んでま~す♪
なので、実は…県外のコンビニやスーパーなどで酪王牛乳の商品が売られていないことを初めて知った時は衝撃でした…

そんなことを酪王乳業さんに話したところ、
「よくお客様から言われるんですよ~」とのこと。
私だけじゃないんですね(*^_^*)

 

牛乳は震災以降、福島県内では大変厳しい状況に立たされた品目の一つです。
酪王乳業さんは、震災後工場生産を再開した昨年の3月18日から約1ヵ月間、
福島県産の原乳が出荷制限となったため、24日に初めて県外から原乳の受け入れをしました。

今まで、福島県産の原乳しか扱っていなかったので、牛乳パッケージの産地名はもちろん「福島県産」と書いてあります。
県外の原乳を初めて使用するため、パッケージの産地表示については、シールを貼るなどで対応し、細心の注意を払ったそうです。

その後、出荷制限が解除され、放射性物質に対する検査は、
現在も続く週に一度の福島県による原乳モニタリング検査に加え、
原乳の自主検査と製品の外部機関検査も行っているとのこと。
今まで放射性物質は未検出(検出限界値以下)だそうです。

 

酪王乳業さんの人気商品といえば、カフェオレ。
なんと、これが今全国で人気が出始めているということなんです!(^^)!

福島県外では、酪王商品がなかなか手に入らないということもあってレア感も高まり、
販売している店などがインターネット上で話題になることもあるんだとか…

最近はついに「福島酪王カフェオレの会」というファンで結成された会もできたんだそうです♪
ツイッターなどで酪王カフェオレのおいしさを語っています(^o^)
ちなみに、コレは酪王乳業さんが作った会ではなく、福島県外で自然発生したらしいのです…。

そんなにも人気なんですよ、酪王カフェオレは!

カフェオレのおいしさの秘密を伺ったところ、
福島県産の新鮮で風味豊かな美味しい生乳とオリジナルコーヒーのブレンド(黄金比)で独特の風味が出るのだそうです。

 

その他、酪王乳業さんにはこんな商品もあります!

サブレや、オムレット、キャラメル…、もちろん酪王牛乳が原材料として使われているお菓子です。
私もいただきましたが、いつも飲んでいる味がしてびっくり!そして、おいしい!
個人的に一番好きなのは、キャラメルでした♪
これらの商品は、福島県内のスーパーや高速道路のサービスエリア、パーキングエリアなどもお買い求めいただけます。

福島県外の方も、見かけたら手に取ってみてくださいね。

 

酪王牛乳株式会社
【URL】http://www.rakuou-milk.co.jp/

Viewing all 945 articles
Browse latest View live