よつくら港では5月26日27日の2日間、復興・発展イベント『よかっぺ市』が開催されました。
よかっぺ市では“顔の見える直売所”として地元の生産者が自慢の商品を対面販売されたり、様々な催しが行われます。
26日には小川中学校吹奏楽部による演奏会や平商業高等学校の生徒たちがプロデュースした商品の対面販売を行いました。
残念ながら私が取材に伺ったのが27日でしたので見ることができませんでしたが、
27日もたくさんの方が訪れていて賑わっていました。
ラディッシュ等の野菜や種類豊富な手作りの“漬け物”から“ピリ辛な肉みそ”の加工品や“納豆昆布”などが対面販売されていました。
みなさん、とても気さくな方々で「お兄ちゃん、食べてごらん。」とドンドン試食をさせてもらいました。
どれもすごく美味しくて、白いご飯が欲しくなります。
初めて食べた納豆昆布は、名前の通り納豆のようにネバネバしていて、美味しかったです。
とろろと一緒に食べるのがオススメなのだとか!
納豆昆布に興味をそそられたので改めて取材し、詳しくお伝えしたいと思います。
昨年から何度か伺っている「よつくら港」は昨年の震災時に津波で大きな被害を受け、
現在は仮設の大型テントで、地元の農家さんが作る野菜をはじめ加工品など、
約190件の商品を販売しています。
取材で訪れたこの日も、店内には玉ねぎやじゃがいも、さつまいも、にんにく等、
美味しそうな野菜がたくさん並んでいました。
本来、よつくら港で販売する野菜や商品は地元の農家さんたちが作ったものを扱っていたのですが、
双葉郡からいわき市に避難された方が買い付けてきた商品も置いているそうです。
他にも震災後に会津地方から支援を受けたことがきっかけで、会津地方の商品も扱うようになったり、
以前ご紹介した平商業高等学校の生徒たちがプロデュースした“かつりんとう”や“フラムーネ”などが販売されています。
今年の8月11日には『道の駅よつくら港 交流館』が完成予定。
それまでは引き続き、この大型テントで営業しています。
今後に向けて、白土駅長は
「震災によって多くの支援を受け、生まれた様々な繋がりを大切にしていきたい。」
と話してくださいました。
四倉港には津波で打ち上げられた漁船がまだたくさんありました。
私は学生時代から友人たちと釣りや旅行で頻繁に四倉を訪れていて、たくさん思い出を作ってきた場所なので、
変わってしまった港の様子に衝撃を覚えました。
しかし、町の方々が復興に向けて頑張っている姿を見ることで四倉の魅力を再発見できました。
大好きな四倉が復興していく姿を眺めるだけじゃなく、できる限り役立っていきたいと思います。
道の駅よつくら港
【住所】福島県いわき市四倉町五丁目218-1
【営業時間】午前10時から午後5時まで 【定休日】毎月第3火曜日
【URL】http://www.429-love.jp/
おしまい