
2016年7月5日
白河市表郷地区で高糖度のフルーツトマトを生産している、つのだ農園さんを訪ねました。
オーナーの角田さんは、開口一番「食べてみないとわからないでしょ!」と、早速トマトをごちそうしてくださいました。
口に入れるとプチッとはじけ、瑞々しくて甘いジュースで口の中がいっぱいになりました。酸味や青さを予想していたのですが、それはほとんど無く、とにかく甘みが際立っています。
皮がやわらかく、トマトの果肉だけの食感を味わうことができて、食べやすいです。
農園のオーナー 角田さんにお話を伺いました。
フルーツトマトの栽培を始めて約16年。
元々土耕栽培でトマトを生産していたそうですが、甘党だった角田さんが当時まだ出回っていなかったフルーツトマトの甘さに感動し、水耕栽培の施設を建てられたそうです。
水耕栽培は、維持費、暖房費などがかかりますが、土を使わないので清潔に保ちやすく、甘さの管理が容易で、苗の成長速度も早いそうです。
次の栽培をするために最初に行う、土作り作業が必要ないというメリットもあるのだとか。
栽培の管理が比較的容易とは言うものの、当時は水耕栽培でフルーツトマトを作っている生産者が少なかったため、自ら文献にあたって研究を重ねたそうです。
「自分が納得するトマトになるまで試行錯誤しながら5年はかかりました。」と振り返っていらっしゃいました。
トマトは、水分を与えず、ストレスを与えると甘くなるというのは知られていると思いますが、それだけでは美味しいものは出来ないと角田さん。
1本の枝あたりのトマトの数を抑え、トマトの原産地であるアンデスの環境を再現することで甘さを引き出しているそうです。
角田さんのトマトは糖度が8度以上あり通常のトマトの2倍以上、高いものだと12度を超えるのだとか。
糖度を高くすれば皮も硬くなってしまい、食感が落ちてしまうので、甘さと食べやすさのバランスを上手に保つ事が難しいそうです。
本来はもっと大きくなる中玉トマトですが、味を凝縮させ美味しいトマトにするために小ぶりなサイズで収穫時期を迎えるよう管理されています。





角田さんは農家の跡取りではなかったのですが、高校卒業後農業の道に進みました。
同じ集落の農家で2年間修行し、地域の人達にも助けられながら一から始める事が出来、とても感謝しているそうです。
今では後継者のお婿さんも頼れる存在になり、「全部任せられるようになったら引退したいんだよ。」と笑顔。
角田さんもお婿さんも気さくでとても温かい雰囲気の方々でした。
7月から定植を始め、収穫時期は11月から翌年6月までになります。
角田さんのトマトは、みりょく満点物語(棚倉町)、り菜あん(白河市)、はたけんぼ(須賀川市)などの各直売所、直売カフェ こころや(泉崎村)と、つのだ農園直売所で販売されています。



とっても甘くて病みつきになってしまうようなトマト、是非味わってみてください。
つのだ農園
【住所】〒961-0409 福島県白河市表郷河東田寺平157
【TEL/FAX】0248-32-4383
【Eメール】tomato@toricoco.com
【直売所営業時間】10:00~17:00
【定休日】土曜日