
2014年9月24日
7月にいわき市でオープンしたばかりの「味彩(あじさい)」さんを訪ねました。こちらは野菜たっぷりのランチを食べることができるお店です。
国道49号にある大きな看板を目印に曲がると、田んぼと緑に囲まれた大きな家が見えてきます。「味彩」さんは、この大きな家の一角を利用して営業しています。民家の居間で、ゆっくりといわき市のおいしい野菜を味わってほしいという想いからお店を始められたそうです。


「味彩」の営業を始めた塚原恵美子さんは、ご自身の自宅に隣接しているログハウスでもレストラン「森の茶屋 EMi」を一人で運営していらっしゃいます。以前「森の茶屋 EMi」さんを取材させていただいた記事はこちらです。
http://www.new-fukushima.jp/archives/40046.html
今回は、お客様により足を運んでもらいやすい、国道に近い場所でお店をオープンしました。先ほども民家とお伝えしましたが、こちらは塚原さんのお友達のご自宅なのだそう。お友達の家ということで、「味彩」で提供するメニューを一緒に考えたり、お店の営業について相談したりするそうです。塚原さんは一人でお店を経営するよりも相談相手がいることがとても心強いとおっしゃっいました。
お店一番のオススメメニューは、「森の茶屋 EMi」でも人気メニューの「豆腐ハンバーグセット」です。ふんわりとした食感と焼き目が香ばしい豆腐ハンバーグに、季節のサラダやスープ、小鉢、デザートなどが付くセットです。






今回は、ラタトゥイユのスープ、ムラサキタマネギのマリネ、おくらのおひたし、カボチャの茶巾包み、なすの揚げ浸し、オリーブオイルドレッシングの冷ややっこ…など小鉢が沢山ついてボリューム満点です。なんと、お豆腐に乗せてあるお花は食べることができるんですよ!
見た目にも色鮮やかなこのセットは、油をなるべく使わず、旬の野菜を中心に作っているため、体に優しく、とてもヘルシーだそう。
特に新鮮な野菜はどれもシャキシャキで、柔らかいのに食べ応えのあるものばかりでした。
これら「味彩」さんでお料理に使っている野菜のほとんどは、塚原さんのお義母さんである塚原フミ子さんが栽培しています。
化学肥料をなるべく使わない有機質肥料を中心とした野菜作りを行っており、牛糞や、菜種の油かすなど自然由来のものを使用しています。


私がお邪魔した日は、白菜の苗を植える作業をしていらっしゃいました。
苗と一緒に土の中に肥料を入れ、丁寧に一つずつ植え付けをしていきます。
フミ子さんの白菜は、お鍋で煮ると柔らかくトロトロになるそうです。
「びっくりするくらいおいしいから、収穫の時期にまたおいで!」
と誘っていただきました。冬がとっても楽しみです!
フミ子さんは、現在74歳で50年以上野菜作りを行っています。ずっと有機質肥料を中心とした野菜作りをしていらっしゃるそうです。おいしく安心して食べることができるものを提供したいと考えてきたそうで、おいしいものを家族やお客様に食べてもらえることが、とても嬉しいと話してくださいました。

クワを持つ姿もかっこ良い塚原フミ子さんです。
そして、最後に「味彩」さんの塚原恵美子さん(中央)とスタッフのみなさんです。

「味彩」さんは、旬の野菜をふんだんに楽しむことができるお店です。
ぜひ、季節を感じることができるおいしいランチを食べてくださいね。
味彩
【住所】福島県いわき市三和町中三坂字湯ノ向54
【TEL】080-6046-1313
【営業日】金、土、日曜日
【営業時間】11時30分~15時