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2014年7月24日
川内村のいわな釣りができる施設、「いわなの郷(さと)」を訪ねました。
「いわなの郷」は、昔から地元でよく食べられていたいわなを村外の多くの方にも味わってほしいという想いと、川内村を皆さんに知ってもらおうという村おこしから、平成6年にオープンしました。
こちらでは、釣り堀に放流されているいわなを釣り、その場でさばき、焼いて食べることができます。
そのため、ご家族連れはもちろんのこと、お友達同士や釣り好きな方まで多くの方が集まる場所になっています。
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今回は、平成6年の施設オープンからいわなの養殖を行っている渡辺秀朗さんにお話をうかがいました。
平成23年3月の震災直後から、川内村の村民の多くが避難生活を余儀なくされました。「いわなの郷」も、昨年6月まで営業できずにいました。
渡辺さんも、川内村に自宅があったため一時的に県外に避難することになりました。ちょうど養殖のいわなが孵化し、養殖池に移す作業を行わなくてはいけない時期でしたが、震災の混乱の中、そのような作業をしている時間もなく、後ろ髪引かれる思いで川内村を出たそうです。
平成23年4月、一時的に川内村に戻った時に、孵化したいわなを養殖池に移しましたが、残念ながら3割しか生き残りませんでした。
その後、渡辺さんは川内村に戻り、「いわなの郷」の営業を再開するまで、一人で養殖を続けました。
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現在は、震災前と同じように営業を行うことができ、多くの人が川内村の自然の中でいわな釣りを体験しています。
震災後は、いわなの放射性物質モニタリング検査も行っています。
いわなは、キレイで冷たい水のある場所でしか生息することができません。
「いわなの郷」の釣り堀には、木戸川の清流をひいています。このため、お刺身で食べても川魚特有の臭みが無いそうです。
特に、8月までは身がしっかりしているため、いわながとてもおいしい季節なのだそうです。
※いわなのお刺身は施設内にある「幻魚亭」でお召し上がりいただけます。
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震災により長期休業せざるを得なかった「いわなの郷」が現在、通常営業を行うことができるのも、渡辺さんが休業中も施設再開を諦めずに愛情をもっていわなの養殖を続けてきた結果なのだと感じました。
ぜひ、いわなのおいしい時期に遊びに行ってみて下さいね。
なお、7月31日に開催の「第7回 今のふくしまを見に行くモニターツアー “復興のフロントランナー 川内村の挑戦”」でも、「いわなの郷」を訪れます。
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いわなの郷
【住所】川内村大字上川内字炭焼場516
【TEL】0240-38-3511