
2014年5月23日
いわき市三和町に小さなログハウスのお店「森の茶屋 EMi」さんがあります。
店主の塚原恵美子さんは、お料理が大好き。一緒に住むおばあちゃんの作った新鮮な野菜で作ったお料理を提供したかったこと、多くの方に三和の自然にも触れてほしいという思いをもっていたことから、5年前に自宅の敷地内にお店をオープンしました。
少し奥まった場所にあるお店は、隠れ家のような雰囲気で、口コミからお客様が増えていきました。

この看板を目印に道を曲がると「森の茶屋 EMi」さんがあります。


かわいい建物に、お庭には季節ごとに咲くお花が植えられています。
店内は、木の香りがする落ち着いた雰囲気です。
実は震災以降、自家栽培の野菜を使うことに不安を覚えて、お店を休業していました。
そのような中、だんだんと福島県産の野菜の放射性物質検査体制が整ったことを実感できたことから、今年の4月にお店を再開することに決めました。
塚原さん自身まだ不安はありますが、提供する自家栽培の野菜は全て検査を行い、安全だと確認できたもののみを提供していきたいと考えているそうです。
震災前からの人気メニューで、お店の再開後も変わらず提供しているのが冒頭写真の「豆腐ハンバーグ定食」です。
提供する季節に合ったおいしさをより引き出すために、試行錯誤を続けながら作っているという豆腐ハンバーグ。そして、季節の野菜を中心に作った小鉢、ごはん、お味噌汁が付きます。

今回の豆腐ハンバーグは、「きのこハンバーグ」です。中にはしいたけを刻んだもの、ソースにはまいたけが使われています。ふわふわに焼き上げられたハンバーグは、醤油ベースのソースが良く合いごはんが進みます!
小鉢は、「なすときのこの煮びたし」、「鶏ささみのハーブ巻き」、「ごぼうと糸こんにゃくの煮物」、「タラの芽の天ぷら」です。タラの芽は、三和で採れた物を使っているそうです。どのお料理も素材の味を大切にしたやさしい味付けでした。

タラの芽の天ぷら

最後に、食後のデザートとコーヒーが付きます。
ふかしたさつまいもに甘さ控えめなあんこが乗っているシンプルなデザートです。コーヒーに良く合います。
前出のように、「豆腐ハンバーグ定食」のハンバーグの味付けを始めとして、小鉢やデザートなどは提供する季節によって内容が変わるそうです。四季を楽しめるメニューになっているので、季節に合わせたお料理が出てくることが楽しみです。

塚原さんは、お店を始めて、色々なお客様とお話ができて本当に楽しいそうです。
とても明るい方で、一緒にお話ししていると、ついつい長居したくなってしまいます。
ぜひ、足を運んでみて下さいね。
ごぼうとこんにゃくの煮物
材料:2人分
ごぼう 1本
糸こんにゃく 一袋の半分
にんじん 半分
サラダ油 大さじ1
鷹の爪 少々
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1/2
さとう 大さじ1/2
だしの素 少々

- ごぼうは斜めに約2ミリ幅に切る。にんじんも同じく2ミリ幅に切る。
糸こんにゃくは、よく味が染みるように下ゆでをしておく。 - フライパンにサラダ油、鷹の爪を入れる。風味がついたら、鷹の爪は取り出す。
- 中火でごぼうを少し柔らかくなるまで炒め、醤油、みりん、酒、さとう、だしの素を入れて味を付ける。
- 糸こんにゃくを炒める。
- にんじんを入れ、蓋をして水分がなくなるまで火にかける。
一晩寝かせると、味が染みておいしくなります。

森の茶屋 EMi
【住所】福島県いわき市三和町下三坂字赤坂13-3
【TEL】0246-85-2157・090-7071-3865
【定休日】火曜日(要予約)
【営業時間】ランチタイムがメインですが、ご相談に応じます。ご連絡下さい。
(記事:みっきー情報員)